【U-20女子ワールドカップ2018】日本、スペイン下し初優勝で3カテゴリー制覇

先ほどフランスで閉幕した、20歳以下の女子で世界一を争う『U-20女子ワールドカップ2018』。

大会は現地時間24日に、U-20女子日本代表“ヤングなでしこ”とU-20女子スペイン代表による決勝戦が行われた。

試合は日本が押し込まれながらも3-1でスペインに勝利し、見事この大会初の優勝を果たした。

この結果、日本女子サッカーはA代表、U-20、U-17の全カテゴリーで優勝を成し遂げるという初の快挙を果たした。

また、決勝戦の前にはフランス対イングランドによる3位決定戦も行われ、1-1からのPK戦を4-2で制したイングランドが3位を勝ち取った。

スポンサーリンク

日本がスペインとの再戦制し悲願の初優勝

日本はこの大会の出場が今回で6回目。

最高成績は前回2016年大会と2012年大会の3位。

今大会ではここまでグループリーグで初戦アメリカに1-0で勝利。

第2戦ではスペインに0-1で敗れたものの第3戦ではパラグアイに6-0と大勝し、グループ2位で決勝トーナメント進出を決めた。

そして準々決勝ではドイツに3-1で勝利し2大会連続のベスト4入り。

さらに準決勝ではイングランドに2-0で完封勝利を収めて初の決勝進出を決めていた。

そして今回決勝で対戦したのが、グループリーグ第2戦で敗れたスペインだった。

初の優勝をかけた決勝での再戦はリベンジマッチとなった。

 

試合は前半から日本が押し込まれる展開となるが、GKスタンボー華のファインセーブなどでなんとか失点を免れる。

すると前半38分、押し込まれて続けていた日本が一発をものにする。

ペナルティエリア外中央付近でボールを受けた宮澤ひなたが右へ出すと見せかけてボールを持ち直すと、右足を振りぬく。

するとこれが相手GKの頭上を越えてゴールに吸い込まれ、押されていた日本が先制に成功する。

前半はこのまま日本が1-0とリードして終える。

 

後半に入っても序盤からスペインがボールを保持する時間が続くが、日本が2点目を奪うことに成功する。

後半12分、左サイドで植木理子からのパスを受けエリア内に進入した宝田沙織が相手GKとの一対一を制してゴール右に決め、日本が2-0とリードを広げる。

さらに日本は同20分、右サイドでボールをキープした宝田がエリア内に走り込んできた長野風花へパス。

長野はこれをダイレクトでシュートすると、相手GKの頭上を越えて見事ゴールに吸い込まれ、日本が3-0とさらにリードを広げる。

リードを3点に広げた日本だったが同26分、スペインに1点を返される。

右からのクロスにファーサイドでフリーだったカンデラ・アンドゥハルが右足で押し込んだ。

その直後にはシュートがクロスバーに救われるなどし、2失点目は免れた。

日本はその後ボールを回しながらチャンスがあれば4点目を狙うなど落ち着いてプレーをし、このまま試合を終わらせることに成功。

大半の時間で押し込まれながらもしたたかに戦った日本が3-1でスペインに勝利し、この大会初の優勝を成し遂げた。

 

日本はこれにより、年齢制限のないA代表の「女子ワールドカップ」、17歳以下の「U-17女子ワールドカップ」、そして今回優勝した20歳以下の「U-20女子ワールドカップ」の3カテゴリーすべてで優勝したこととなり、これは女子サッカー史上初の快挙である。

 

【決勝】

8/24(金)
キックオフ:日本時間26:30(現地時間19:30)
スタジアム:スタッド・ドゥ・ラ・ラビーヌ(ヴァンヌ)

「スペイン 1-3 日本」

<得点者>
[日本] 前半38分:宮澤ひなた
[日本] 後半12分:宝田沙織
[日本] 後半20分:長野風花
[スペイン] 後半26分:カンデラ・アンドゥハル

 

【サッカー日本女子代表の各カテゴリーW杯優勝年】

A代表(なでしこジャパン):2011年W杯優勝
U-20代表(ヤングなでしこ):2018年W杯優勝
U-17代表(リトルなでしこ):2014年W杯優勝

イングランドが開催国フランスに勝利し過去最高3位

一方、決勝戦の前に行われた3位決定戦では開催国フランスとイングランドが対戦。

フランスはスペインに0-1で、イングランドは日本に0-2でともに準決勝で敗れて3位決定戦へ回ることとなっていた。

 

試合は前半を0-0で折り返すと、後半開始早々の1分にイングランドが先制。

ペナルティライン上中央でボールを受けたジョージア・スタンウェイが振り向きざまにシュートを放つと、これがゴール右に決まった。

対するフランスは同23分、ペナルティーエリア内で倒されてPKを得ると、これをエメリヌ・ローランが相手GKの逆を突いてゴール左に決め1-1の同点とする。

その後は両チーム得点を奪えず、3位決定戦では延長戦を行わないため、PK戦で勝敗を決めることとなった。

PK戦では先攻のイングランドの3人目が失敗したのに対し、後攻のフランスは2人目と4人目が失敗。

最後はイングランドの5人目ジョージア・アレンがゴール右に決め、イングランドがPK戦を4-2で制して初の3位を勝ち取った。

一方のフランスは前回大会準優勝で今大会では自国開催ということもあり優勝を目指していたが、4位という結果となった。

 

【3位決定戦】

8/24(金)
キックオフ:日本時間23:00(現地時間16:00)
スタジアム:スタッド・ドゥ・ラ・ラビーヌ(ヴァンヌ)

「フランス 1-1 (2 PK 4) イングランド」

<得点者>
[イングランド] 後半1分:ジョージア・スタンウェイ
[フランス] 後半23分:エメリヌ・ローラン(PK)

<PK戦> 4-2でイングランドが勝利
[イングランド(1人目)] 〇:ジョージア・スタンウェイ
[ フランス (1人目)] 〇:ジュリー・ティボー
[イングランド(2人目)] 〇:ローレン・ヘンプ
[ フランス (2人目)] ✕:セルマ・バシャ
[イングランド(3人目)] ✕:アレッシア・ルッソ
[ フランス (3人目)] 〇:エメリヌ・ローラン
[イングランド(4人目)] 〇:クロエ・ペプロウ
[ フランス (4人目)] ✕:アメリ・ドゥラブル
[イングランド(5人目)] 〇:ジョージア・アレン

シルバーボール、ブロンズボール賞は日本選手に…大会最終結果

大会の最終結果は以下の通り。

優勝 :日本
準優勝:スペイン
3位 :イングランド
4位 :フランス

ゴールデンボール賞:パトリシア・グティエレス(スペイン)
シルバーボール賞 :宝田沙織(日本)
ブロンズボール賞 :南萌華(日本)

<得点王>
6ゴール:パトリシア・グティエレス(スペイン)
6ゴール:ジョージア・スタンウェイ(イングランド)

5ゴール:宝田沙織(日本)
5ゴール:植木理子(日本)

<最優秀GK>
サンディ・マクアイヴァー(イングランド)

<フェアプレー賞>
日本

 

優勝は初の快挙の日本。

準優勝~4位まではスペイン、イングランド、フランスと、ヨーロッパ勢が並んだ。

ゴールデンボール賞(大会最優秀選手)には大会得点王となったスペインのパトリシア・グティエレスが選ばれたが、シルバーボール賞には日本から大会5ゴールで得点ランクで植木と並び2位の宝田沙織が、ブロンズボール賞にも同じく日本からDFである南萌華が選出された。

そして優勝した日本はフェアプレー賞にも選出された。

 

次回のU-20女子ワールドカップは2年後の2020年に行われる予定。

開催国は未定だが、現在ではインドが名乗りを上げている。

 

 

*参照*
U-20女子ワールドカップ2018

スポンサーリンク