各大陸でW杯予選が再開、日本は13日にイラク戦

公開日 2017年6月11日 最終更新日 2017年6月13日

現在世界各地で2018年ロシアワールドカップの予選が行われている。

2018年にロシアで開催される「2018年FIFAワールドカップ ロシア大会」の出場権獲得を目指し、世界各国がしのぎを削っている。

そして日本代表もアジア予選を戦っており、現在最終予選の残り3試合という佳境を迎えている。

 

まずはその日本代表から。

7日にホームの味の素スタジアム(東京スタジアム)で行われた強化試合シリア戦の結果は1-1ドロー。

FIFAランク77位の格下シリア相手に引き分けに終わった同45位の日本。

だが私はそれほど悲観していない。

この試合はイラク戦に向けての調整の試合であり、選手のコンディションなどを見極めることが重要であった。

それに、今回のシリアという相手は今予選の2次予選でも2度対戦し、アウェー(中立地)で3-0、ホームでは5-0で勝っているが、最終予選では日本と別のグループAで現在4位と、まだワールドカップを狙える位置におり、思ったより健闘しているという感じである。

そのシリアの最終予選の成績はここまで7試合で2勝2分け3敗であり、注目すべきはそのスコア。

勝利はすべて1-0、引き分けはすべて0-0、負けはすべて0-1である。

得点も少ないが失点も少ないというチームである。

今回の日本との対戦でも思ってたよりは強かったという印象ではあった。

因みに13日に対戦するイラクもこの期間、親善試合を2試合行っている。

6月1日にヨルダンと対戦し1-0で勝利。

さらに6月7日には韓国と対戦し0-0ドロー。

韓国との試合も含め2試合無失点と、そこそこの出来であるようだ。

なので今回のシリアという相手は、強化試合を組むことが可能だった相手の中では、仮想イラクとしてはいい相手であったと私は思っている。

 

さて、日本の所属するグループBだが、13日の日本の試合の前に8日にオーストラリア対サウジアラビアの試合が既に行われている。

これは、FIFAコンフェデレーションズカップ(6月17日開幕、ロシア開催)にオーストラリアが参加するため、日程が前倒しとなったからである。

その一戦ではシーソーゲームの末にホームのオーストラリアが3-2で勝利した。

この結果を受けて、グループBは日本、サウジアラビア、オーストラリアが勝ち点16で並ぶという大混戦となっている。

(得失点差で日本が首位、サウジアラビアが2位、オーストラリアが3位となっている)

オーストラリアとサウジアラビアが今回既に試合を終え両チームとも残り2試合。

そして日本は13日にイラク戦を行うため、そのイラク戦を含め残りの試合は3試合。

つまり、現在勝ち点では並んでいるものの、イラク戦で勝利すれば勝ち点を19まで伸ばすことができ、混戦から一歩抜け出すことができる。

なのでイラク戦は何がなんでも勝利し勝ち点3がほしい試合である。

最悪でも引き分けで勝ち点1を手にしなければならない。

もし負けるようなことがあると勝ち点16のままサウジアラビア、オーストラリアと並んだ状態で残り2試合を迎えなければならない。

これだけは絶対に避けなければならない。

と言うのも、日本のその残り2試合がオーストラリアとサウジアラビアなのだ。

オーストラリアとはホームで戦うが、ここ近年のワールドカップ予選で日本は勝てていない。

さらにサウジアラビア戦はアウェーで戦う。

中東の暑い気温の中、この強敵とアウェーで戦わなければならないのはとても厳しい試合になる。

この試合で勝たなければいけない若しくは最低でも引き分けで終えないと出場できないような状況にだけはしてはいけない。

日本の残り2試合の対戦相手はオーストラリア、サウジアラビアだが、その両国の対戦相手はどうだろうか。

サウジアラビアはアウェーでUAE、ホームで日本という対戦。

オーストラリアはアウェーで日本、ホームでタイという対戦。

つまり、残り2戦で同じ勝ち点16の2チームと対戦するのは日本のみ。

サウジアラビアはアウェーでUAE戦だが、ホームでは3-0で勝っているため、この試合でも勝ち点を手にする可能性は高い方である。

一方のオーストラリアも最終戦で対戦するのは最下位のタイ。

アウェー戦では2-2の引き分けに終わったものの、ホームでの試合で勝ち点を落とすとは考えにくい。

それだけイラク戦は重要な試合なのである。

オーストラリアはこのイラクとのアウェー戦(中立地であるテヘラン)では1-1のドローに終わっている。

そう簡単に勝てる相手ではないだろう。

実際、日本もホームで対戦した時は後半アディショナルタイムの山口蛍の劇的ゴールで2-1と勝利した相手でもある。

勝利できれば一番良いが、状況次第では“負けない戦い方”も必要となる。

負けだけは絶対に許してはダメだ。

果たしてどんな試合になるのか、とてもドキドキワクワクする。

 

続いてグループAの方だが、こちらも混戦状態が続いている。

首位はここまで無失点で負けなしのイランで勝ち点17。

2位は既にここまで2敗を喫している韓国で勝ち点13。

3位はウズベキスタンで勝ち点12。

以降はシリアが勝ち点8、中国が勝ち点5、カタールが勝ち点4となっている。

来週の試合では、イランがホームでウズベキスタンと、韓国はアウェーでカタールと、日本と強化試合を行ったシリアは中立地で中国と対戦する。

首位のイランは勝利すればワールドカップ出場が決定する。

2位の韓国も勝利すれば、ウズベキスタンの結果によっては出場に一歩近づくが、負けるようなことがあるとウズベキスタンに抜かれ3位に転落する可能性もある。

日本と対戦したシリアも勝利すればまだまだ可能性はある。
中国とカタールの予選突破は絶望的となっている。

アジア最終予選の現在の順位は以下となっている。(6月10日時点)

*右側が勝ち点で( )内は得失点差。

<グループA>

イラン 17 (+6)
韓国 13 (+2)
ウズベキスタン 12 (+2)
シリア 8 (-1)
中国 5 (-4)
カタール 4 (-5)

<グループB>

日本 16 (+9)
サウジアラビア 16 (+7)
オーストラリア 16 (+6)
UAE 9 (-3)
イラク 4 (-3)
タイ 1 (-16)

 

また、ヨーロッパ予選も今日までに複数の試合が行われた。
結果は以下の通り。

<グループA>

スウェーデン 2-1 フランス

オランダ 5-0 ルクセンブルク

ベラルーシ 2-1 ブルガリア

<グループB>

ラトビア 0-3 ポルトガル

フェロー諸島 0-2 スイス

アンドラ 1-0 ハンガリー

<グループC>

ドイツ 7-0 サンマリノ

ノルウェー 1-1 チェコ

アゼルバイジャン 0-1 北アイルランド

<グループE>

ポーランド 3-1 ルーマニア

カザフスタン 1-3 デンマーク

モンテネグロ 4-1 アルメニア

<グループF>

スコットランド 2-2 イングランド

スロベニア 2-0 マルタ

リトアニア 1-2 スロバキア

<グループH>

エストニア 0-2 ベルギー

ボスニア・ヘルツェゴビナ 0-0 ギリシャ

ジブラルタル 1-2 キプロス

 

フランス、オランダ、スウェーデンなど強豪揃いの死の組グループAは、フランスが敵地でスウェーデンに1-2で逆転負け。

フランスは後半アディショナルタイムにGKロリスがまさかのキックミスで無人のゴールに決められた。

前回ブルガリアに完敗し監督が替わったオランダはホームでルクセンブルクに5得点快勝。

グループAは首位が入れ替わりスウェーデンが1位。

2位にフランス、3位オランダと混戦模様である。

 

グループBはスイスが全勝で首位キープ。

C・ロナウドの2ゴールなどで勝利したポルトガルは2位キープ。

ハンガリーは超格下のアンドラにまさかの敗戦で2位との差が広がってしまった。

 

グループCではドイツがサンマリノに7-0で圧勝し全勝で首位を独走。

北アイルランドは後半アディショナルタイムの得点でアゼルバイジャンに1-0で勝利しプレーオフ圏内の2位死守。

 

グループDではセルビアとアイルランドが勝ち点12で並び、得失点差でセルビアが首位、アイルランドが2位。

EURO2016で躍進したウェールズは勝ち点8で3位と厳しい戦いが続く。

 

グループEではポーランドがレヴァンドフスキのハットトリックでルーマニアに3-1で勝利し首位を快走。

2位がモンテネグロで勝ち点10、同じ勝ち点10で得失点差でデンマークが3位。

 

グループFではイングランドがスコットランドと2-2ドロー。

イングランドは終盤に直接FK2発で逆転されたがその直後の後半アディショナルタイムにハリー・ケインのゴールで同点に追いついた。

イングランドは勝ち点14で首位、2位に同12でスロバキア、同11にスロベニア、スコットランドは同8で4位に沈んでいる。

 

グループHではベルギーが首位キープ。

ボスニアとギリシャは0-0スコアレスでボスニアが2位、ギリシャが1差で3位と混戦である。

 

残りのグループの試合は今日11日に行われる。

また、北中米カリブ海予選も今節最終予選の3試合が行われ、結果は以下の通りとなっている。

メキシコ 3-0 ホンジュラス

コスタリカ 0-0 パナマ

アメリカ 2-0 トリニダード・トハゴ

メキシコはホームでホンジュラス相手に快勝し首位を独走中。

コスタリカ対パナマは得点入らずスコアレスドロー。

アメリカはドルトムント所属のプリシッチの2ゴールでトリニダード・トハゴに勝利した。

順位は以下の通り。

メキシコ 14 (+7)
コスタリカ 8 (+4)
アメリカ 8 (+3)
パナマ 6 (0)
ホンジュラス 4 (-8)
トリニダード・トバゴ 3 (-6)

*グループ上位3ヵ国が無条件でW杯出場権獲得。4位の国がアジア間との大陸プレーオフを戦い、勝者がW杯出場権獲得。

 

各大陸のW杯予選の途中経過は以上の様になっているが、順位や試合日程などの詳細をもっと詳しく今後お伝えしていければと思っている。

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