U-20W杯、イングランドが初優勝!

韓国で開催されていた『U-20ワールドカップ2017 韓国大会』の決勝が日本時間(現地時間も同様)11日19時キックオフで行われ、イングランドが初優勝を果たした。

この大会は2年に一度行われる20歳以下によるワールドカップであり、各大陸予選を勝ち抜いた24ヵ国が参加していた。

そして5月20日に開幕し、約3週間にわたって行われた今大会も遂に幕を閉じた。

 

試合だが、まずは決勝戦の前に行われた「ウルグアイ対イタリア」の3位決定戦。

この両国は今大会のグループリーグで一緒だったため、既に初戦で一度対戦している。

その時はウルグアイが1-0でイタリアを下していた。

因みにこのウルグアイ、イタリアと同じ組に日本も所属していた。

2回目の対戦となったウルグアイ対イタリアの試合だが、両チームともに決め手を欠き90分で0-0。

ウルグアイはシュート数24本と、イタリアのシュート数6本の4倍のシュートを放つが得点は生まれず。

そしてこの3位決定戦では延長戦は行わないため、PK戦へ突入した。

ウルグアイは3試合連続のPK戦。

準々決勝のポルトガル戦では2-2からのPK戦を5-4で制した。

準決勝のベネズエラ戦では1-1からのPK戦を3-4で落としての3位決定戦だった。

一方のイタリアは今大会初のPK戦。

因みに前々回の記事では、今大会導入されている新たなPK戦の方式について説明した。

先攻はウルグアイ、後攻はイタリア。

1人目は両チームともに成功。

そして1人目に続いて連続で蹴ったイタリアの2人目も成功。

そして次はウルグアイは2人目、3人目と連続で蹴ったがどちらも失敗。

次のイタリアの4人目が決めれば勝利という状況で、これをきっちり決めて勝負あり。

今大会2回目の対戦ではイタリアがPK戦の末に勝利し3位を勝ち取った。

 

そしてその後に行われたファイナル。

決勝は「ベネズエラ対イングランド」。

決勝までの両チームの勝ち上がりは以下の通り。

<ベネズエラ>

グループリーグ第1戦 ドイツ ○ 2-0
グループリーグ第2戦 バヌアツ ○ 7-0
グループリーグ第3戦 メキシコ ○ 1-0
ベスト16 日本 ○ 1-0(延長)
準々決勝 アメリカ ○ 2-1(延長)
準決勝 ウルグアイ ○ 1-1(延長) 4-3(PK)

<イングランド>

グループリーグ第1戦 アルゼンチン ○ 3-0
グループリーグ第2戦 ギニア △ 1-1
グループリーグ第3戦 韓国 ○ 1-0
ベスト16 コスタリカ ○ 2-1
準々決勝 メキシコ ○ 1-0
準決勝 イタリア ○ 3-1

 

ベネズエラはグループリーグ3戦全勝。

ドイツやメキシコといった強豪にも勝利。

さらにベスト16の日本戦まで無失点で勝ち上がっている。

南米では最弱国と言われてきたが、このアンダー世代の大会では一気に優勝候補に躍り出た。

ただ、ベスト16から3試合連続で延長戦を戦っており、コンディション面が心配ではあった。

 

一方のイングランドはグループリーグ初戦のアルゼンチン戦に快勝するも2戦目のギニア戦ではミスもありドロー。

それでも3戦目では開催国韓国を下して1位突破。

決勝トーナメントではメキシコ、イタリアといった強豪を退けて勝ち上がってきた。

ベネズエラとは違って延長戦を一度も戦っておらず、コンディション面では有利だったか。

そしてどちらが優勝しても初優勝であった。

 

試合は前半24分にベネズエラがFKを獲得する。

ゴールまでかなり距離のある位置だったが、ロナルド・ルセナがこれを直接狙うと惜しくも左ポスト直撃でゴールならず。

すると前半35分、今度はイングランドが遠目からのFKを獲得すると、これを前線のドミニク・カルヴァート・ルーウィンへ。

ルーウィンが競り合いこぼれ球を自らシュート。

これはGKに阻まれたがこぼれ球を再びルーウィンが押し込み先制。

後半に入るとベネズエラが反撃に出るがチャンスで決めきれず。

それでもベネズエラは後半29分、ペナルティーエリア内でエースのアダルベルト・ペニャランダが倒されPKを獲得。

これをペニャランダ自ら蹴るが、ほぼ正面を狙ったシュートはイングランドGKフレディ・ウッドマンがストップ。

その後もベネズエラが攻める時間が多かったが最後までゴールを奪えず。

結局前半の1点を守り切ったイングランドが1-0でベネズエラを下し、U-20ワールドカップ初優勝を果たした。

イングランドのすべてのカテゴリーで国際大会での優勝は50年ぶりだとか。

サッカーの聖地でもあるイングランドだがここ近年でも主要大会中々上位に食い込めないでいた。

今大会の最優秀選手にも選ばれたドミニク・ソランケなど、将来楽しみな選手が多いイングランドでもあった。

近い将来、イングランドの黄金期がやってくるのだろうか、注目である。

 

そしてこの大会の最終結果では、2位ベネズエラ、3位イタリア、4位ウルグアイと、いずれも日本と対戦したチームである。

ベネズエラ戦にしてもイタリア戦にしても、どの試合でも日本は勝てるだけのチャンスはあった。

あそこで決めていれば…、あそこを防いでいればという様なシーンもあった。

チャンスで決めるか決めないか、ワンプレーで勝敗が決してしまう。

日本はいくらチャンスがあっても決めきれない。

相手はワンチャンスでもモノにしてくる。

そういうとこで勝負強さを見せたチームが勝ち上がってこれる。

A代表でワールドカップベスト4、そして優勝を狙うのは今の日本代表の実力では到底不可能であるように思える。

しかしこのアンダー世代ではどの国が上位進出、そして優勝してもおかしくない大会である。

日本の方が攻めていたあのベネズエラが準優勝したのなら、日本がベネズエラに勝ってその先に進んでいれば…と思ってしまったりもする。

しかし、A代表より可能性があるこの大会だが、結局そういう小さな差が埋まらないからこそ、そこに世界と大きな差があると私は感じた。

小さく思えるような差が大きな差であると以前もお伝えした。

ゴール前での決定力、状況に応じたプレー、試合の中でのしたたかさなどすべて日本は劣っているように思える。

そのようなプレーを見てしまうと一体どうしたら良くなるのだろうと考えてしまう。

ひたすらシュートがうまくなるように練習をするのか。

いや、それも大事だがシュートを打つ時の落ち着き・心理面で日本人は劣っているのではないか。

そうなると育成や練習の環境面も大事ということか。

いや、気持ちも大事だろう。

海外の選手はチャンスの時にこれを絶対に決める、これを絶対外さないぞ、このボールを絶対ゴールに入れるぞというワンシーンでの気持ちが違うのか。

でも日本人は逆にそう思うと緊張して逆効果になってしまうのではないだろうか。

メンタル面でも、海外の選手は生い立ちから磨き上げられているのではないだろうか。

このようなことを色々と考えてしまう。

はっきりとした答えを出すのは難しいが、日本人は世界より劣っている点が多いのは確かだから、このままではいけない。

ただ、そんな中でも今回日本代表に飛び級で招集された現在16歳の久保建英選手は本当に期待してしまう。

プレーはもちろんだがメンタル面も強そうに見える。

そしてインタビューなどのコメントも本当に上手だなと、私もこの前驚いた。

フィジカル面では今大会を見ててもまだ倒されるシーンが多かったのでこれからだと思うが、本当に楽しみな選手である。

 

それでは、3位決定戦と決勝の結果。(ショートハイライト動画あり、FIFATVより)

<3位決定戦>

ウルグアイ 0-0、1-4(PK) イタリア

ショートハイライト動画

<決勝>

ベネズエラ 0-1 イングランド

《 ショートハイライト動画

 

そして今年の10月にはインドでU-17ワールドカップも開催される。(日本出場)

そしてちょうど一年後の今日6月14日には2018年FIFAワールドカップ ロシア大会が開幕する。

それまでには当ホームページも試合日程や結果などを掲載できればと思う。

さらに今週末からはFIFAコンフェデレーションズカップが開幕する。

こちらもまたとても楽しみな大会である。

このFIFAコンフェデレーションズカップについては別の記事でお伝えできればと思う。

 

 

 

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