公開日 2017年6月17日 最終更新日 2017年6月19日
今夜、『FIFAコンフェデレーションズカップ2017 ロシア大会』が開幕する。
この大会は各大陸王者6ヵ国に加え、前回のワールドカップ王者、開催国の計8ヵ国が参加する大会である。
ワールドカップ開催国で本大会ちょうど1年前に開かれることもあり、ワールドカップ前哨戦とも言われている。
残念ながら日本代表は2015年アジアカップでベスト8で敗退し優勝できなかったため、この大会には参加しない。
因みに前回の大会(2013年ブラジル大会)には、日本は2011年アジアカップで優勝したため参加した。
日本はグループリーグで敗退したものの、イタリアと3-4という激闘を繰り広げたことで記憶されている。
それでは概要を見てみる。
<日程>
2017年6月17日(土) ~ 7月2日(日) *現地時間
<スタジアム(4都市)>
ゼニト・アリーナ(サンクトペテルブルク) 収容人数68,134人
オリンピック・スタジアム(ソチ) 収容人数47,659人
カザン・アリーナ(カザン) 収容人数45,379人
スパルタク・スタジアム(モスクワ) 収容人数45,360人
<出場国>
ロシア(開催国)
ドイツ(2014年FIFAワールドカップ王者)
オーストラリア(アジア王者)
ニュージーランド(オセアニア王者)
カメルーン(アフリカ王者)
ポルトガル(ヨーロッパ王者)
メキシコ(北中米カリブ海王者)
チリ(南米王者)
<グループリーグ>
グループA | グループB |
ロシア | カメルーン |
ニュージーランド | チリ |
ポルトガル | オーストラリア |
メキシコ | ドイツ |
<試合日程> *キックオフ時間の( )内は日本時間のキックオフ。
[ グループリーグ ]
6/17(土)18:00(24:00) グループA「ロシア - ニュージーランド」 サンクトペテルブルク
6/18(日)18:00(24:00) グループA「ポルトガル - メキシコ」 カザン
6/18(日)21:00(27:00) グループB「カメルーン - チリ」 モスクワ
6/19(月)18:00(24:00) グループB「オーストラリア - ドイツ」 ソチ
6/21(水)18:00(24:00) グループA「ロシア - ポルトガル」 モスクワ
6/21(水)21:00(27:00) グループA「メキシコ - ニュージーランド」 ソチ
6/22(木)18:00(24:00) グループB「カメルーン - オーストラリア」 サンクトペテルブルク
6/22(木)21:00(27:00) グループB「ドイツ - チリ」 カザン
6/24(土)18:00(24:00) グループA「メキシコ - ロシア」 カザン
6/24(土)18:00(24:00) グループA「ニュージーランド - ポルトガル」サンクトペテルブルク
6/25(日)18:00(24:00) グループB「ドイツ - カメルーン」 ソチ
6/25(日)18:00(24:00) グループB「チリ - オーストラリア」 モスクワ
[ 準決勝 ]
6/28(水)21:00(27:00) 「グループA 1位 - グループB 2位」 カザン
6/29(木)21:00(27:00) 「グループB 1位 - グループA 2位」 ソチ
[ 3位決定戦 ]
7/2(日)15:00(21:00) 「準決勝第1戦 敗者 - 準決勝第2戦 敗者」 モスクワ
[ 決勝 ]
7/2(日)21:00(27:00) 「準決勝第1戦 勝者 - 準決勝第2戦 勝者」 サンクトペテルブルク
<レフェリー>
ファハド・アルミルダシ(サウジアラビア)
アリレザ・ファガニ(イラン)
バカリー・ガッサマ(ガンビア)
ミロラド・マジッチ(セルビア)
ジャンルカ・ロッキ(イタリア)
ダミル・スコミナ(スロベニア)
マーク・ガイガー(アメリカ)
ネストル・ピターナ(アルゼンチン)
ウィルマール・ロルダン(コロンビア)
本大会は約2週間に渡って行われる。
出場国は計8ヵ国。
4ヵ国ずつ2つのグループに分かれてそれぞれの国と計3試合を戦い、各グループ上位2ヵ国が準決勝へ進出。
グループA1位はグループB2位と、グループA2位はグループB1位とそれぞれ準決勝を戦い、勝者が決勝戦を戦う。
なお、準決勝で負けた国同士が戦う3位決定戦も行われる。
スタジアムは4会場と少なめとなっている。
ロシアは国土が世界一であるため、できるだけ移動の負担を少なくする配慮もある。
モスクワにあるロシア最大のスタジアム「ルジニキ・スタジアム」は今大会では使用されない。
2018年ワールドカップ本大会ではこちらのスタジアムがメイン会場となり、決勝戦なども行われる予定である。
優勝候補は順当ならやはりドイツ、ポルトガル、そしてチリ辺りだろうか。
また、メキシコもワールドカップ予選では好調を維持しており、十分可能性がある。
ドイツは今回若手主体のメンバー構成となっており、どのような戦いを見せるか楽しみである。
ポルトガルはレアル電撃退団が噂される絶対的エースのC・ロナウドも選出されている。
ロナウドの活躍がカギとなるのは間違いないだろう。
そして選手全員がハードワークするチリもとても楽しみなチームである。
激しく戦うこのチリのプレースタイルを好むファンも多い。
開催国ロシアは2018年ワールドカップの開催国であるため予選としての試合は行っていない。
ここ数年やや停滞気味のロシアだが、久々の公式戦、地元国民が見守る中良い結果を残せるか注目である。
また、アジア代表として参戦するオーストラリアも注目である。
特に日本としては、次戦ワールドカップ出場権がかかった大一番で対戦するので目が離せない。
アフリカ王者のカメルーンは大会前の親善試合でコロンビアに0-4で大敗しており、不安を抱えたまま本大会を迎える。
オセアニア王者のニュージーランドは出場国の中で一番格下と見られているが、前評判を覆すことはできるだろうか。
また、レフェリーは9名が主審としてエントリーされている。
アジアではイランのアリレザ・ファガニ主審はお馴染みである。
ヨーロッパからは大舞台での経験も豊富なセルビアのミロラド・マジッチ主審やスロベニアのダミル・スコミナ主審が選ばれている。
また今大会ではビデオアシスタントレフェリーも導入される。
微妙なシーンではこのシステムが使用され正当なジャッジが下されることが期待される。
以上、コンフェデレーションズカップの概要と見所をまとめてみた。
この大会を見てると点の取り合いになる試合も多くあり、今大会でも観てて面白い試合展開を期待している。
ワールドカップ本大会開幕まであと一年切ったが、この開催国ロシアの地でどのような戦いが繰り広げられるのか、非常に楽しみである。