天国か地獄か、運命のオーストラリア戦まで一週間

運命のオーストラリア戦まで一週間

約一週間後の8月31日(木)、日本代表にとって運命の決戦が行われる。

2018年FIFAワールドカップロシア大会のアジア最終予選、グループB所属の日本はホームの埼玉スタジアムにオーストラリア代表を迎える。

この一戦にタイトルをつけるならば、“勝てば天国、負ければ地獄” だろうか。

というのも、現在グループ首位の日本は勝てば6大会連続のワールドカップ出場が決定するが、負ければ一気に3位に転落する可能性があり、3位となれば厳しいプレーオフを勝ち抜かなければ出場権を得ることはできないのである。

引き分けでも厳しい状況になる可能性が高い。

それでは、ここでもう一度日本の所属するグループBの状況を整理しておく。

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上位3ヵ国が勝ち点1差の大混戦

現在の順位と今後の日程は以下の通り。

詳細はこちら⇒2018年FIFAW杯アジア最終予選グループB

順位 グループB 試合 勝ち 分け 負け 得点 失点 勝点
1 日本 8 5 2 1 15 6 +9 17
2 サウジアラビア 8 5 1 2 15 8 +7 16
3 オーストラリア 8 4 4 0 14 8 +6 16
4 UAE 8 3 1 4 8 11 -3 10
5 イラク 8 1 2 5 8 11 -3 5
6 タイ 8 0 2 6 4 20 -16 2

*1位と2位が無条件で出場権獲得。3位の国はプレーオフへ進出し勝ち抜けば出場権獲得。

 

【残りの試合日程】

<第9節>
2017/08/29(火)現地時間20:30キックオフ(日本時間25:30) 会場:アル・アイン
UAE - サウジアラビア

2017/08/31(木)現地時間19:35キックオフ(日本時間19:35) 会場:さいたま
日本 - オーストラリア

2017/08/31(木)現地時間19:00キックオフ(日本時間21:00) 会場:バンコク
タイ - イラク

<第10節>
2017/09/05(火)現地時間20:00キックオフ(日本時間18:00) 会場:メルボルン
オーストラリア - タイ

2017/09/05(火)キックオフ時間未定(*8月23日時点) 会場:アンマン(ヨルダン)
イラク - UAE

2017/09/05(火)現地時間20:30キックオフ(日本時間26:30) 会場:ジッダ
サウジアラビア - 日本

まず、順位表を見てのとおり、日本は現在首位にいる。

2位にサウジアラビア、3位にオーストラリア、そして4位UAE、5位イラク、6位タイと続く。

日本は既に3位以上が確定しており、最悪の場合でもプレーオフ進出となる。

1位の日本~3位のオーストラリアまでが、それぞれ1位と2位に与えられる自動出場権と、3位のプレーオフ進出を争っている。

4位のUAEもまだ数字上可能性はあるが、事実上1位~3位までに日本、サウジアラビア、オーストラリアが入る可能性が高い。

オーストラリア戦は勝てば天国、負ければ地獄

今後は上記の残り2試合。

日本は次節31日のオーストラリア戦に勝てば2位以内が決まり出場権獲得。

勝てなくても、つまり引き分けか負けても、最終節のサウジアラビアに勝てば出場権獲得。

つまり、日本は残り2試合のうちどちらか1試合で勝つことができれば2位以内が確定し出場権を獲得することができる。

順位表を見ても、日本は現在首位なのだから一見、一番有利に見えるかもしれない。

しかしそれは大きな間違いである。

残りの2試合で、上位3ヵ国のうち自分たちのチーム以外の2ヵ国と直接対戦するのは日本のみ。

日本はホームでオーストラリア戦、アウェイでサウジアラビア戦。

2位のサウジアラビアはアウェイでUAE戦のあとホームで日本戦。

3位のオーストラリアはアウェイ日本戦のあとホームでタイ戦。

日本はオーストラリア戦に勝てばその時点で出場が決まるわけだが、もし勝てなかった場合はどうなるのだろうか。

注目すべきポイントは、オーストラリアが最終戦で最下位のタイと戦うことである。

オーストラリアはアウェイでのタイ戦こそ2-2の引き分けに終わったものの、アウェイ戦全敗中の最下位タイ相手にホームでは勝つ可能性が高い。

そしてオーストラリアは日本戦に引き分けで終わっても、最終戦のタイに勝てば出場が決まる。

このことから、オーストラリアはアウェイでの試合となる日本戦で引き分け狙いの戦い方をしてくる可能性がある。

失点しても1-1、あるいは0-0でもOKという戦い方でくるかもしれない。

ただその裏をかいて前からプレッシャーをかけ攻撃的に出てくる可能性もある。

このアジア予選では日本はボールを保持しても得点まで結びつかないケースが多いが、前から来られる方が日本としては嫌だろう。

一方のサウジアラビアは、ホームでのUAE戦は3-0で快勝したものの、まだプレーオフ進出の可能性があるUAE相手にアウェイで勝つことは簡単ではない。

それでも最終戦の日本戦を前に勝利で勝ち点3を得て有利な状況に立ちたいため、モチベーションはかなり高いはず。

そして日程を見てのとおり、UAE対サウジアラビアは日本対オーストラリアの試合の2日前に行われる。

ここでサウジアラビアが勝利していればその結果を知ってのオーストラリア戦はかなりプレッシャーがかかる。

そして日本はサウジアラビア戦が中4日で、それもアウェイに移動しての試合になるが、サウジアラビアは中6日で、それも同じ中東UAEからの少ない移動で日本戦を迎えることができる。

もし日本がオーストラリア相手に勝てなかったとする。
すると最終戦でオーストラリアはタイに勝つ可能性が高く、そうなると日本はサウジアラビア戦を迎える時点でオーストラリアより勝ち点で下回る。

そうなると最終戦のサウジアラビア戦に日本のワールドカップ出場がかかることになる。

つまり、日本とサウジアラビアのどちらかが無条件で出場権を獲得できるが、どちらかはプレーオフへ回ることとなる。

もしそうなった場合、サウジアラビアが日本戦の前のUAE戦で勝利していた場合は日本が絶対にサウジアラビアに勝たないとプレーオフ行きとなってしまうのだ。

サウジアラビアがUAE戦に引き分けか、もしくは敗れていても、日本は直接対決でサウジアラビアに敗れてしまうと順位で逆転されプレーオフ行きになってしまう。

とにかく、オーストラリア戦で勝てなく最終戦のサウジアラビア戦にもつれることだけは絶対に避けたいのである。

もちろん、そうなってもサウジアラビアに勝てばいい若しくは負けなければいいのだが、アウェイ中東の猛烈な暑さ、そして相当なプレッシャーの中、今の日本代表がそのミッションを達成するのはとても困難に思える。

つまり、何としても日本はオーストラリア戦に勝利しなければ、プレーオフ行きで4試合を追加で戦うこととなり、その長いプレーオフを勝ち抜かないとワールドカップの出場権は得られないという状況になる可能性が十分にあるのだ。

プレーオフではまず、同じアジア最終予選もう一方のグループAの3位の国とホーム&アウェイで対戦。

それに勝ち進めば今度は大陸間プレーオフで北中米カリブ海最終予選4位の国とホーム&アウェイで対戦。

それに勝てばようやく出場権を得られる。

もしプレーオフへ回ってしまったら日本のワールドカップ出場の可能性は五分五分か、それより低いかもしれない。

以上からして、次のオーストラリア戦は勝てば天国、負けか引き分ければ地獄となるのだ。

順位表を見ても日本が一番有利に見えるが、実は日本が一番危ういともいえる状況である。

オーストラリアに勝つか勝たないかがとても大きい。

オーストラリア戦は31日19時35分キックオフ!

ここ最近のワールドカップ予選では一番危ない状況だと思うが、運命のオーストラリア戦は一週間後の31日木曜日19時35分、埼玉スタジアム2002でキックオフ。

ハラハラドキドキの手に汗握る試合になることは間違いないが、どのような結果になるだろうか。

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