W杯アジア最終予選はいよいよ最終戦、各国の突破条件を確認

来年ロシアで開催される2018年FIFAワールドカップ。

その本大会に出場するための予選も各大陸で行われており、アジアでは最終予選の最終戦が今日9月5日(各現地時間)に行われる。

先日のオーストラリア戦で勝利を収め、最終戦を待たずにワールドカップ出場を決めた日本代表も、その最終戦ではサウジアラビアとアウェイで対戦する。

それでは各グループの状況とそれぞれの国の突破条件を確認してみる。



まず、現在のグループA、Bのそれぞれの順位表は以下の通り。

順位 グループA 試合 勝ち 分け 負け 得点 失点 勝点
1 イラン 10 6 4 0 10 2 +8 22
2 韓国 10 4 3 3 11 10 +1 15
3 シリア 10 3 4 3 9 8 +1 13
4 ウズベキスタン 10 4 1 5 6 7 -1 13
5 中国 10 3 3 4 8 10 -2 12
6 カタール 10 2 1 7 8 15 -7 7
順位 グループB 試合 勝ち 分け 負け 得点 失点 勝点
1 日本 10 6 2 2 17 7 +10 20
2 サウジアラビア 10 6 1 3 17 10 +7 19
3 オーストラリア 10 5 4 1 16 11 +5 19
4 UAE 10 4 1 5 10 13 -3 13
5 イラク 10 3 2 5 11 12 -1 11
6 タイ 10 0 2 8 6 24 -18 2

*予選の詳細はこちら⇒2018年FIFAワールドカップアジア最終予選

 

最終戦の対戦日程は以下の通り。
(キックオフ時間は9月5日、日本時間)

<グループA>
24:00 ウズベキスタン - 韓国(タシュケント)
24:00 イラン - シリア(テヘラン)
24:00 カタール - 中国(ドーハ)
<グループB>
19:00 オーストラリア - タイ(メルボルン)
23:00 イラク - UAE(アンマン)
26:30 サウジアラビア - 日本(ジッダ)



最終予選は12ヵ国を6ヵ国ずつ2つのグループに分け、

それぞれ各5ヵ国とホームとアウェイで対戦。

ホームで5試合、アウェイで5試合の計10試合を戦う。

それぞれのグループ上位2ヵ国(1位と2位)が出場権獲得。

3位の国はプレーオフで対戦。
(グループA3位とグループB3位がホームとアウェイで対戦し2戦合計の勝者が大陸間プレーオフ進出。)

大陸間プレーオフでは北中米カリブ海最終予選の4位の国と対戦。
(ホームとアウェイで対戦し2戦合計の勝者がワールドカップ出場権獲得。)

 

順位表で背景がピンク色の国、イランと日本は既に出場が決定。

イランも日本も最終戦の結果にかかわらず1位は確定。

注目はグループA、Bそれぞれ2位の国がどこになるか。

2位になればその時点で出場決定。

3位になった場合は前述の通り、プレーオフを勝ち抜けば出場決定。

4位以下はノーチャンスである。

なんと言っても最終戦での注目はそれぞれのグループ、どの国が2位と3位に入るか。

 

まずはグループAから。

2位の可能性があるのは韓国、シリア、ウズベキスタン。

3位の可能性があるのは韓国、シリア、ウズベキスタン、中国。

カタールは敗退確定。

【韓国】ウズベキスタン戦
勝ち⇒出場決定
分け⇒シリアが引き分けか負けで出場決定、シリアが勝利でプレーオフ
負け⇒シリアが引き分けか負けでプレーオフ、シリアが勝利で敗退

【シリア】イラン戦
勝ち⇒韓国対ウズベキスタンが引き分けもしくはウズベキスタンが勝利しなおかつ得失点差でウズベキスタンを上回るで出場決定
分け⇒ウズベキスタンが引き分けは負けでプレーオフ
負け⇒ウズベキスタンが負けなおかつ得失点差で上回るでプレーオフ

【ウズベキスタン】韓国戦
勝ち⇒シリアが引き分けか負けもしくはシリアが勝利しなおかつ得失点差でシリアを上回るで出場決定
分け⇒シリアが負けでプレーオフ
負け⇒シリアが負け得失点差でシリアを上回るでプレーオフ

【中国】カタール戦
勝ち⇒シリアとウズベキスタンがともに負けなおかつ両者を得失点差で上回るでプレーオフ
分け⇒敗退
負け⇒敗退

続いてはグループB。

2位、3位ともに可能性があるのはサウジアラビア、オーストラリア、UAE。

イラクとタイは敗退確定。

【サウジアラビア】日本戦
勝ち⇒オーストラリアが引き分けか負けもしくはオーストラリアが勝利し得失点差で上回るで出場決定、それ以外でプレーオフ
分け⇒オーストラリアが引き分けか負けで出場決定、オーストラリア勝利でプレーオフ
負け⇒オーストラリアが負けオーストラリアを得失点差で上回るで出場決定、それ以外でUAEが引き分けか負けもしくはUAEが勝利しUAEを得失点差で上回るでプレーオフ

【オーストラリア】タイ戦
勝ち⇒サウジアラビアが引き分けか負けもしくはサウジアラビアが勝利し得失点差で上回るで出場決定、それ以外でプレーオフ
分け⇒サウジアラビアが負けで出場決定、それ以外でプレーオフ
負け⇒サウジアラビアが負けサウジアラビアを得失点差で上回るで出場決定、それ以外でUAEが引き分けか負けもしくはUAEが勝利しUAEを得失点差で上回るでプレーオフ

【UAE】イラク戦
勝ち⇒サウジアラビアとオーストラリアがともに敗れなおかつ両者より得失点差で上回るで出場決定、両者または一方が敗れそのうち一方と得失点差で上回るでプレーオフ
分け⇒敗退
負け⇒敗退

このように条件をすべて整理してみると非常にややこしくわかりづらくなってしまうが、

グループAでは事実上韓国、シリア、ウズベキスタンの3ヵ国が2位と3位を争っている。

韓国は勝てば文句なしで出場決定。

引き分けだとウズベキスタンに越されることはないが、

シリアがイランに勝利した時点で得失点差で上回られ3位でプレーオフとなる。

敗れた場合はウズベキスタンに越され、

さらにシリアが勝利した時点で一気に4位に転落し敗退となる。

監督交代後の初戦であった先日のホームでのイラン戦は攻め込みながらも得点奪えず0-0。

アウェイのウズベキスタンでの天国か地獄かの試合。

果たしてどっちに転ぶだろうか。

ウズベキスタンは韓国に勝てば初のW杯出場がかなり見えてくる。

前回予選はあともう少しのところで韓国を上回れず敗退したウズベキスタン。

直接対決で勝利し悲願の初出場は叶うだろうか。

シリアは最初勝ち抜くことは厳しいとみられていたがここにきて3位まで順位を上げ、

イラン戦に勝てば出場の可能性が十分にある。

内戦に苦しむ母国に悲願のW杯出場をもたらすことはできるだろうか。

一方のグループBではサウジアラビアとオーストラリアが2位争いをしている。

UAEもまだ可能性があるが数字上この2ヵ国に絞られたと言ってよい。

サウジアラビアとオーストラリアの勝ち点はともに16。

得失点差でサウジアラビアが2点上回っている。

そして最終戦ではサウジアラビアがホームで日本と、

オーストラリアがホームでタイと対戦する。

サウジアラビアが+2得失点差で上回っているが、厳しいのはサウジアラビアのほうという見方が強い。

オーストラリアはホームで最下位のタイが相手なので勝利する可能性が高い。

そうなるとサウジアラビアは日本に勝利することが最低条件になってくるだろう。

そして日本に勝利した場合でも、オーストラリアとの得失点差で上回らなければならない。

例えばオーストラリアがタイに3-0で勝利するとする。

そうするとオーストラリアの勝ち点は16 (+7)となる。

そうなるとサウジアラビアは日本に2点差での勝利もしくは

1点差でも2点以上を奪っての勝利(2-1、3-2など)が必要になる。

もし勝ち点と得失点差の両方が同じ場合は、

当該チーム間での総得点⇒勝点⇒得失点差…という順によって決まる。

サウジアラビアとオーストラリアの直接対決では、

2-2引き分けと3-2オーストラリア勝利という結果であったため、オーストラリアが上回る。

なのでサウジアラビアは勝ち点、得失点差、総得点数がオーストラリアと並んだ場合は負けることとなる。

とてもややこしい条件ではあるが、とにかくサウジアラビアは日本に勝利しないことには

オーストラリアを上回り2位にはなれないだろう。

そんな本気のサウジアラビアと対戦することになる日本。

日本は既にW杯出場は決めたが最終戦も勝利を飾って予選を締めくくってほしい。

 

以上、アジア最終予選においての各国の状況を細かく記してみたが、

どのような結末が待ち構えているだろうか。

近年のW杯常連国である韓国とオーストラリアが、

最終戦でここまでギリギリの戦いを強いられているのは久々である。

最終的に両者とも出場できるのか、それとも出場を逃すことになるのだろうか。

因みに「ウズベキスタン - 韓国」の試合はNHK BS1にて23時45分~生中継される。



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