公開日 2017年10月30日 最終更新日 2017年11月7日
2018年FIFAW杯ロシア大会の予選も大詰めを迎えており、出場国全32ヵ国中23ヵ国が現在出場を決めている。
残りの9ヵ国は来月11月に決定し、すべての出場国が出揃う予定である。
それではここで、現時点で出場が決定している国と来月行われる予選の日程を確認してみる。
<現時点での出場決定国>
イラン、韓国、日本、サウジアラビア
ロシア(開催国)、フランス、ポルトガル、ドイツ、セルビア、ポーランド、イングランド、スペイン、ベルギー、アイスランド
ブラジル、ウルグアイ、アルゼンチン、コロンビア
メキシコ、コスタリカ、パナマ
ナイジェリア、エジプト
<来月(11月)の予選試合日程>
【アジア&北中米カリブ海(大陸間プレーオフ)】
11月10日16:00(日本時間11日07:00)キックオフ
ホンジュラス - オーストラリア
11月15日20:00(日本時間18:00)キックオフ
オーストラリア - ホンジュラス
【南米&オセアニア(大陸間プレーオフ)】
11月11日16:15(日本時間12:15)キックオフ
ニュージーランド - ペルー
11月15日21:15(日本時間16日11:15)キックオフ
ペルー - ニュージーランド
【ヨーロッパ】
11月9日19:45(日本時間28:45)キックオフ
北アイルランド - スイス
11月12日18:00(日本時間26:00)キックオフ
スイス - 北アイルランド
11月9日20:45(日本時間28:45)キックオフ
クロアチア - ギリシャ
11月12日21:45(日本時間28:45)キックオフ
ギリシャ - クロアチア
11月10日20:45(日本時間28:45)キックオフ
スウェーデン - イタリア
11月13日20:45(日本時間28:45)キックオフ
イタリア - スウェーデン
11月11日20:45(日本時間28:45)キックオフ
デンマーク - アイルランド
11月14日19:45(日本時間28:45)キックオフ
アイルランド - デンマーク
【アフリカ】
[グループA]
11月11日18:30(日本時間26:30)キックオフ
チュニジア - リビア
コンゴ民主共和国 - ギニア
[グループB]
11月10日20:30(日本時間28:30)キックオフ
アルジェリア - ナイジェリア
11月11日15:00(日本時間22:00)キックオフ
ザンビア - カメルーン
[グループC]
11月11日15:30(日本時間23:30)キックオフ
ガボン - マリ
11月11日17:30(日本時間26:30)キックオフ
コートジボワール - モロッコ
[グループD]
11月10日19:00(日本時間26:00)キックオフ
南アフリカ - セネガル
11月14日19:30(日本時間28:30)キックオフ
セネガル - 南アフリカ
ブルキナファソ - カーポベルデ
[グループE]
11月12日15:30(日本時間23:30)キックオフ
コンゴ - ウガンダ
11月12日15:30(日本時間24:30)キックオフ
ガーナ - エジプト
アジアからは既に日本を含めイラン、韓国、サウジアラビアが出場を決めている。
最終予選日本と同じグループでW杯出場を争っていたオーストラリアは最終戦の結果により3位に転落し、プレーオフへ回ることとなった。
アジアプレーオフではそのオーストラリアともう一つのグループで劇的に3位に滑り込んだシリアが対戦。
アウェイとホームでの対戦いずれも90分1-1で決着がつかず延長を戦い、その延長戦でオーストラリアはベテランFWティム・ケーヒルが決勝ゴールを挙げなんとか勝利した。
オーストラリアは大陸間プレーオフで北中米カリブ海最終予選4位のホンジュラスとホーム&アウェイ方式で対戦し、2試合合計で勝利すればようやく本大会の出場権を獲得できる。
そしてそのホンジュラスが属する北中米カリブ海予選ではメキシコ、コスタリカ、パナマが出場権を獲得。
パナマは最終戦でコスタリカに劇的勝利し、初のW杯出場を決めた。
一方アメリカは最終戦で最下位のトリニダード・トバゴに敗れまさかの予選敗退。
他会場の試合で疑惑の判定があるなどアメリカとしては納得のいかない結果となったが、近年躍進していた大国が本大会に出られない事態となった。
そしてもう一つの大陸間プレーオフでは南米予選5位のペルーとオセアニア予選1位のニュージーランドが対戦する。
ペルーはこのプレーオフに勝利すれば36年ぶりのW杯出場が決定する。
ニュージーランドにとっては厳しい戦いが予想される。
南米からは既にブラジル、ウルグアイ、アルゼンチン、コロンビアが出場を決めている。
ブラジルは予選途中で監督が交代し、その後圧倒的な強さで早々W杯出場一番乗りを決めた。
2位以下は大混戦となっていたが、最終戦でメッシがハットトリックを決めて逆転勝利を収めたアルゼンチンや前回躍進したコロンビア、近年安定した戦いを見せているスアレスやカバーニ擁するウルグアイが出場を決めた。
一方で南米王者となりコンフェデレーションズ杯にも出場したチリは6位でプレーオフ圏内の5位にも入れずまさかの予選敗退となった。
注目のヨーロッパからは厳しいグループを突破したフランス、スイスとの2強対決を制したC・ロナウド擁するポルトガル、全勝で圧倒的な強さを見せつけた前回王者ドイツ、混戦のグループを突破したセルビア、レヴァンドフスキを擁し復活を遂げたポーランド、現在絶好調ハリー・ケイン擁するイングランド、そしてイタリアを退け突破したスペインと欧州一番乗りを決めたベルギー、そして前回ユーロでも躍進したアイスランドが初のW杯出場を果たした。
一方で前回3位&前々回準優勝のオランダは昨年のユーロに続いて予選敗退。
またビッグクラブで活躍する選手擁するウェールズやボスニア・ヘルツェゴビナなども敗退。
チェコ、ウクライナ、トルコなど一時期躍進した国も今回また予選を突破できなかった。
そして2位中成績上位8ヵ国が進出するプレーオフでは、グループF2位のスロバキアが脱落。
その他の2位の国が残りの4枠を争う。
注目のプレーオフ組み合わせではイタリアとスウェーデンがまさかの対戦。
強豪クラブの主力選手多数擁するクロアチアは前回大会でも粘り強く劇的にグループリーグと突破したギリシャと対戦。
9勝1敗ながらプレーオフへ回ったスイスは北アイルランドと、ベイル擁するウェールズを抑えてプレーオフへ進出したアイルランドはデンマークと対戦する。
アフリカ予選ではナイジェリアとエジプトが既に出場を決めている。
ナイジェリアは死の組とも呼ばれたグループで1試合を残し出場決定。
エジプトは実に28年ぶりとなるW杯出場を決めた。
一方で前回W杯に出場し王者のドイツを苦しめたアルジェリアや強豪国のガーナ、カメルーン、近年成長しているザンビアなどは予選敗退。
残りでは、グループAではチュニジアとコンゴ民主共和国が、グループCではモロッコとコートジボワールが出場権を争っており、グループDではすべての国が勝ち点4差の中にひしめき合っており、また南アフリカ対セネガルの試合は再試合も行われるためどこが突破するかとても興味深い。
いずれにしても、アフリカからは出場国が近年と顔ぶれが多少は変わりそうである。
出場が決定している23ヵ国とまだ決定していない9ヵ国。
日本時間で11月16日の午後に全32ヵ国が出揃う予定となっている。
チリ、オランダ、アメリカなど楽しみなチームが予選敗退となってしまったが、残りの9ヵ国もどのような顔ぶれになるのか注目である。
とくにヨーロッパのプレーオフでは、イタリアかスウェーデン、クロアチアかギリシャなど、いずれもどちらかが敗退してしまう。
ヨーロッパ予選はとても厳しいと感じてしまう。
そして全出場国32ヵ国が決定し、12月1日には早くも本大会のグループステージ組み合わせ抽選会が行われる。
今回の抽選ではFIFAランク順にポット1~4まで振り分ける方法となるが、これによりどのような組み合わせになるのか、こちらも注目である。