2018年W杯予選データ(アジア&北中米カリブ海予選プレーオフ編)

来年にロシアで開催される2018年ワールドカップの予選も大詰めを迎えており、いよいよ明日9日~来週15日(現地時間)にかけて行われる試合ですべての予選が終了し、W杯出場国の全32ヵ国が出揃う予定である。

前回の記事では、ヨーロッパ予選残り4試合のプレーオフについて、対戦成績など確認してみた。

今回は、アジア-北中米カリブ海間プレーオフについて確認してみる。



まず、各大陸間プレーオフの組み合わせ抽選で、アジアと北中米カリブ海が対戦することは既に決まっていた。

アジアからは、最終予選グループAグループBでそれぞれ3位だったチーム同士がアジア地区プレーオフを戦い、その勝者が大陸間プレーオフを戦う。

(最終予選グループそれぞれ上位2ヵ国は自動的に出場権獲得)

北中米カリブ海からは、最終予選で4位の国が大陸間プレーオフを戦う。

(最終予選上位3ヵ国は自動的に出場権獲得)

そして、アジア地区プレーオフを勝ち抜いたのはオーストラリア。

北中米カリブ海最終予選4位に入ったのはホンジュラス。

この両国がホーム&アウェイ方式で対戦する。

それではこの両国の予選ここまでの結果を確認してみる。

 

【ホンジュラス】

<4次予選(グループA)>

[負] 0-1(A)カナダ

[負] 0-2(H)メキシコ

[分] 2-2(A)エルサルバドル

[勝] 2-0(H)エルサルバドル

[勝] 2-1(H)カナダ

[分] 0-0(A)メキシコ

*グループ2位で突破。

<最終予選>

[負] 0-1(H)パナマ

[勝] 3-1(H)トリニダード・トバゴ

[負] 0-6(A)アメリカ

[分] 1-1(H)コスタリカ

[負] 0-3(A)メキシコ

[分] 2-2(A)パナマ

[勝] 2-1(A)トリニダード・トバゴ

[分] 1-1(H)アメリカ

[分] 1-1(A)コスタリカ

[勝] 3-2(H)メキシコ

*グループ4位で大陸間プレーオフへ。

【オーストラリア】

<2次予選(グループB)>

[勝] 2-1(A)キルギスタン

[勝] 5-0(H)バングラデシュ

[勝] 3-0(A)タジキスタン

[負] 0-2(A)ヨルダン

[勝] 3-0(H)キルギスタン

[勝] 4-0(A)バングラデシュ

[勝] 7-0(H)タジキスタン

[勝] 5-1(H)ヨルダン

*グループ1位で突破。

<最終予選(グループB)>

[勝] 2-0(H)イラク

[勝] 1-0(A)UAE

[分] 2-2(A)サウジアラビア

[分] 1-1(H)日本

[分] 2-2(A)タイ

[分] 1-1(A)イラク

[勝] 2-0(H)UAE

[勝] 3-2(H)サウジアラビア

[負] 0-2(A)日本

[勝] 2-1(H)タイ

*グループ3位でアジア地区プレーオフへ。



ホンジュラスは4次予選から登場、グループAでメキシコ、カナダ、エルサルバドルと同組だった。

上位2ヵ国が最終予選へ突破できるが、グループにおいてメキシコの突破は固く、もう1ヵ国もホンジュラスになるであろう、もしくはそこにエルサルバドルやカナダが食い込めるかという見方が強かった。

ところがホンジュラスは初戦のアウェイでのカナダ戦に0-1で敗れると、続くホームでのメキシコ戦でも0-2で敗戦。

まさかの無得点での2連敗スタートでグループ最下位となり、最終予選進出へいきなり崖っぷちに立たされた。

続く3戦目のアウェイでのエルサルバドル戦でも2度のリードを守り切れず2-2で引き分け。

ようやく勝ち点1は獲得したが、最下位に変わりはなかった。

それでもリターンマッチであるホームでのエルサルバドル戦に2-0で勝利すると、続くホームでのカナダ戦に2-1で競り勝ち2連勝。

そして最終戦はアウェイでのメキシコ戦。

厳しい戦いが予想されたが0-0で引き分けに持ち込み、2位争いをしていたカナダをかわして最終的に2位で最終予選進出を決めた。

前半戦1分け2敗だったがそこから巻き返し後半戦で2勝1分けという結果を残せたのが大きかった。

そして最終予選ではメキシコ、コスタリカ、アメリカ、パナマ、トリニダード・トバゴらの5ヵ国と1グループ6ヵ国で、上位3ヵ国に与えられる自動出場権と4位の大陸間プレーオフ進出権を争った。

その最終予選、ホンジュラスは4次予選と同じくまたも初戦でつまづく。

ホームでのパナマ戦だったがこれを0-1で落とし、最終予選も黒星発進。

それでも続く2戦目のトリニダード・トバゴ戦は3-1で勝利し勝ち点3を手にする。

この勢いに乗り3戦目でも勝ち点3を手にしたかったが、アウェイでのアメリカ戦に0-6とまさかの大敗を喫してしまい予選突破に黄信号がともる。

続くホームでのコスタリカ戦でも厳しい戦いが予想されたが1-1で引き分け勝ち点1は手にした。

ところがアウェイでのメキシコ戦に0-3と完敗し、その5日後のアウェイでのパナマ戦でも終了間際に追いつかれ2-2で引き分け。

このままだと予選突破が難しくなる中、続くアウェイ連続3戦目に当たるトリニダード・トバゴ戦では両チーム退場者を出す展開の中2-1で競り勝つ。

それでも残り3戦がアメリカ、コスタリカ、メキシコと上位陣が続くだけに厳しい戦いが予想されていた。

しかしアメリカ戦、コスタリカ戦と、共に1-1で引き分け、最終戦の首位メキシコ戦では3-2と逆転勝ち。

最終戦トリニダード・トバゴに敗れたアメリカをかわして4位に滑り込んだ。

 

一方のオーストラリアは、それぞれ1グループを5ヵ国で戦い、1位のチームと2位のうち成績上位4ヵ国が最終予選へ進出できる2次予選から登場。

オーストラリアはグループBでヨルダン、キルギスタン、タジキスタン、バングラデシュと同組だった。

アジアの2次予選では各国の実力に大きく差があるため、オーストラリアの2次予選突破はほぼ間違いないという見方が強かった。

ライバルとなるのは前回2014年W杯の最終予選でオーストラリア、そして日本にも勝利したヨルダンだった。

まず初戦アウェイでのキルギスタン戦、苦しんだものの2-1で勝利。

その後はバングラデシュに5-0、タジキスタンに3-0と快勝。

しかし4戦目のアウェイでのヨルダン戦、前回W杯予選のアウェイでの対戦同様苦しみ、0-2で敗戦。

それでもヨルダン以外のチームとは明らかに差があり、続くキルギスタン戦に3-0、バングラデシュ戦に4-0、そしてタジキスタン戦には7-0で大勝。

そして2次予選最終戦、アウェイで敗れたヨルダンとホームで対戦し、今度は5-1で見事勝利を収めた。

オーストラリアは最終的に8戦7勝1敗で2次予選を首位突破。

そして6ヵ国でグループを戦う最終予選では、日本の他にサウジアラビア、UAE、イラク、タイと同組に入った。

グループ上位2ヵ国が自動出場権を獲得するが、前回のW杯予選同様日本とオーストラリアが上位2ヵ国に入るのではないかという予想が多かった。

ただ、最近ではアジアのレベルも縮まってきており、サウジアラビアやUAE、イラクらと接戦になるという予想も多かった。

実際、その予想通り、オーストラリアとそして日本も苦しむこととなった。

オーストラリアはまず初戦ホームでイラクと戦い、ここは2-0で勝利。

その裏で日本がホームでUAEに敗れるという事態があった。

日本を破ったそのUAEと、オーストラリアは2戦目アウェイで対戦し1-0で見事に勝利。

2連勝無失点というスタートを切ったオーストラリアだが、その後は失速していく。

3戦目では同じく2連勝というスタートを切っていたサウジアラビアとアウェイで対戦。

開始早々に先制されその後逆転するが再び失点し2-2引き分け。

続くホームでの日本戦でも開始早々に先制されるが後半PKで追いつき1-1引き分け。

そして勝利濃厚と思われていた5戦目のアウェイでのタイ戦では苦しみ、PK2発でなんとか2-2で引き分けた。

続く最終予選折り返しとなったアウェイでのイラク戦でも1-1引き分け。

2連勝というスタートの後4連続引き分けとなってしまった。

この時点で日本、オーストラリア、サウジアラビアの3ヵ国による三つ巴という構図になっていた。

そしてホームで上位直接対決のサウジアラビア戦では点の取り合いになりながらも3-2で勝利。

次のアウェイ日本戦で勝利すればW杯出場に大きく前進したが、0-2で敗れ最終予選初黒星。

逆に勝利した日本はW杯出場を決めた。

残り1つのイスをサウジアラビアと争うことになったオーストラリア。

最終戦を前に2位がサウジアラビア、3位がオーストラリアとなっていた。

両チームとも勝ち点16、得失点差で2点サウジアラビアが上回っていた。

最終戦でオーストラリアはホームでの最下位タイ戦、対するサウジアラビアはホームで日本戦。

オーストラリアはタイ戦に勝利さえすれば、サウジアラビアは日本に勝利しないといけなくなるため、オーストラリアはそれほど悲観的ではなかったようだ。

それに、タイ戦でできるだけ多く得点を取ることができれば、例えサウジアラビアが日本に勝利しても、サウジアラビアを得失点差でかわすことができると考えていた。

しかし最終戦ホームでのタイ戦、アウェイでの対戦同様予想以上に苦戦し、2-1で勝利はしたものの、得失点差を+1しか加えることができなかった。

この時点で勝ち点ではサウジアラビアを上回ったものの、得失点差では上回ることができなかったため、サウジアラビアが日本に勝利した時点でスコアに関係なくオーストラリアが3位となりプレーオフへ回ることとなってしまった。

そしてオーストラリア戦の数時間後に行われたサウジアラビア対日本の試合。

既に出場を決めていた日本にサウジアラビアは見事1-0で勝利を収め、3大会ぶりの出場を決めた。

この結果によりオーストラリアは3位でプレーオフへ回ることとなった。

そしてアジア地区プレーオフではグループA3位のシリアと対戦。

劇的な展開でグループAの3位を勝ち取ったシリア相手に、最終予選で勝ち切れない試合が続いたオーストラリアは予想通り苦戦。

アウェイでの1戦目とホームでの2戦目ともに1-1、2戦合計2-2のイーブンで延長戦へ突入。

そして延長終盤にベテランのティム・ケーヒルが決勝点を決めて何とか大陸間プレーオフへ進出した。

 

ホンジュラスとオーストラリア、両国とも予選ここまで苦戦してきたが、最後にW杯出場を手にし笑うのはどちらになるだろうか。

最新のFIFAランク、ホンジュラスは69位、オーストラリアは43位。

ファーストレグはホンジュラスのホーム、サン・ペドロ・スーラで現地時間11月10日16時(日本時間翌11日7時)キックオフ。

セカンドレグはオーストラリアのホーム、シドニーで現地時間11月15日20時(日本時間同18時)キックオフ。

*詳細はこちら⇒2018年FIFAW杯アジア&北中米カリブ海プレーオフ

 

 

 

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