公開日 2017年11月10日 最終更新日 2017年11月13日
大詰めを迎えている2018年ワールドカップ予選。
各大陸で行われている予選も今週~来週にかけてすべて終了する予定である。
そこで今回はアフリカ予選について、各国の突破条件を確認してみる。
各グループ残り1試合~2試合となったアフリカ最終予選では、全4ヵ国ずつの5グループで戦っており、各グループ首位のみが出場権を獲得できる。
そしてアフリカの出場枠全5ヵ国のうち、ナイジェリアとエジプトの2ヵ国が既にワールドカップ出場を決めている。
それではグループAから順番に確認してみる。
順位 | グループA | 試合 | 勝ち | 分け | 負け | 得点 | 失点 | 差 | 勝点 |
1 | ![]() |
5 | 4 | 1 | 0 | 11 | 4 | +7 | 13 |
2 | ![]() |
5 | 3 | 1 | 1 | 11 | 6 | +5 | 10 |
3 | ![]() |
5 | 1 | 0 | 4 | 5 | 11 | -6 | 3 |
4 | ![]() |
5 | 1 | 0 | 4 | 4 | 10 | -6 | 3 |
11月11日 現地時間18時30分(日本時間26時30分)キックオフ *2試合同時刻キックオフ
チュニジア - リビア
コンゴ民主共和国 - ギニア
グループAでは現在首位のチュニジアと2位コンゴ民主共和国の2ヵ国に出場の可能性は絞られている。
3位ギニアと4位リビアは既に予選敗退が決まっている。
最終戦ではチュニジアがホームでリビアと、コンゴ民主共和国がホームでギニアとそれぞれ対戦する。
首位チュニジアは引き分け以上でW杯出場が決定。
2位コンゴ民主共和国が出場するためには、自チームが勝利した上でチュニジアが敗れ、さらにチュニジアを得失点差で上回る必要がある。
もし勝点、得失点差も同じ場合は、総得点数⇒当該チーム間の勝点⇒当該チーム間の得失点差⇒当該チーム間の得点数⇒当該チーム間のアウェイゴール数⇒中立地での試合(FIFAの判断による)、の順に比較して順位を決定することとなる。
チュニジアとコンゴ民主共和国とで勝ち点が3開きがあるため、チュニジアの突破が濃厚となっている状況である。
続いてはグループB。
順位 | グループB | 試合 | 勝ち | 分け | 負け | 得点 | 失点 | 差 | 勝点 |
1 | ![]() |
5 | 4 | 1 | 0 | 11 | 3 | +8 | 13 |
2 | ![]() |
5 | 2 | 1 | 2 | 6 | 5 | +1 | 7 |
3 | ![]() |
5 | 1 | 3 | 1 | 5 | 7 | -2 | 6 |
4 | ![]() |
5 | 0 | 1 | 4 | 3 | 10 | -7 | 1 |
11月10日 現地時間20時30分(日本時間28時30分)キックオフ
アルジェリア - ナイジェリア
11月11日 現地時間15時(日本時間22時)キックオフ
ザンビア - カメルーン
グループBではご覧の通り、ナイジェリアが既に出場権を獲得している。
前回W杯に出場したナイジェリア、アルジェリア、カメルーンに加え2012年にアフリカ王者に輝いたザンビアが同組というまさに“死の組”と言われていたグループだが、ナイジェリアが5戦4勝1分けと他国を寄せつけず、最終節を待たずして突破を決めた。
前回W杯において、現日本代表率いるハリルホジッチ監督が監督でグループリーグを突破し、ベスト16では最終的に優勝したドイツを延長まで苦しめたアルジェリア代表は5戦1分け4敗と最悪の結果で、既にグループ最下位での敗退が決まっている。
また、見事アフリカ王者に輝き今年のコンフェデレーションズ杯にも出場したカメルーン代表も現在3位で既に敗退決定。
近年成長著しいザンビアも現在2位とW杯常連国らに健闘したが、既に敗退が決まっている。
最終戦ではアルジェリアがナイジェリアと、ザンビアがカメルーンとそれぞれ対戦するが、消化試合となってしまった。
続いてはグループc。
順位 | グループC | 試合 | 勝ち | 分け | 負け | 得点 | 失点 | 差 | 勝点 |
1 | ![]() |
5 | 2 | 3 | 0 | 9 | 0 | +9 | 9 |
2 | ![]() |
5 | 2 | 2 | 1 | 7 | 3 | +4 | 8 |
3 | ![]() |
5 | 1 | 2 | 2 | 2 | 7 | -5 | 5 |
4 | ![]() |
5 | 0 | 3 | 2 | 1 | 9 | -8 | 3 |
11月11日 現地時間15時30分(日本時間23時30分)キックオフ
ガボン - マリ
11月11日 現地時間17時30分(日本時間26時30分)キックオフ
コートジボワール - モロッコ
首位に立っているのはモロッコ、2位には3大会連続W杯出場中のコートジボワール。
このモロッコとコートジボワールの2ヵ国に出場の可能性は残されている。
ドルトムント所属のオーバメヤン擁する3位ガボンと若い世代の大会で結果を残しつつある4位のマリは既に予選敗退が決まっている。
最終戦では首位モロッコと2位コートジボワールの直接対決となっている。
モロッコが勝ち点9、コートジボワールが勝ち点8となっているため、モロッコは最終戦負けさえしなければ5大会ぶりのW杯出場が決まる。
逆にコートジボワールはモロッコに勝利した場合のみ4大会連続のW杯出場が決まる。
モロッコのホームで行われた試合では0-0の引き分けに終わっている。
コートジボワールとしては絶対に得点が必要となる試合だが、モロッコは最終予選ここまで無失点と守備陣が好調を維持している。
今回はコートジボワールのホームで行われるが、両チームにとってしびれる戦いになりそうだ。
続いてグループD。
順位 | グループD | 試合 | 勝ち | 分け | 負け | 得点 | 失点 | 差 | 勝点 |
1 | ![]() |
4 | 2 | 2 | 0 | 6 | 2 | +4 | 8 |
2 | ![]() |
5 | 1 | 3 | 1 | 6 | 6 | 0 | 6 |
3 | ![]() |
5 | 2 | 0 | 3 | 4 | 8 | -4 | 6 |
4 | ![]() |
4 | 1 | 1 | 2 | 6 | 6 | 0 | 4 |
11月10日 現地時間19時(日本時間26時)キックオフ
南アフリカ - セネガル
11月14日 現地時間19時30分(日本時間28時30分)キックオフ *2試合同時刻キックオフ
ブルキナファソ - カーポベルデ
セネガル - 南アフリカ
グループDでは全4チームに出場の可能性が残っている。
セネガルと南アフリカだけ残り2試合となっているが、これは去年11月12日に行われた南アフリカ対セネガルの試合において、南アフリカに与えられたPKが主審による明らかなミスで、試合操作を行ったのではないかという疑いがかけられ、再試合が行われることとなったからである。
その南アフリカ対セネガルの再試合が最終戦の4日前に行われる。
無効試合となった去年11月の対戦では、前述の疑惑のPK弾を含めた2得点で南アフリカがセネガルに2-1で勝利していた。
再戦ではどのような戦いになるだろうか。
なお、その4日後に今度はセネガルのホームで同じく南アフリカとの試合が行われる。
現在首位のセネガルは南アフリカとの2連戦のうち1勝すれば、もしくは2分けの場合でも、首位が決まり出場権を獲得することができる。
1分け1敗以下だった場合はブルキナファソ対カーポベルデの結果次第となる。
セネガルが1分け1敗だった場合、ブルキナファソもしくはカーポベルデどちらかが勝利した上で、その勝者と得失点差の争いとなる。
ただ、カーポベルデは得失点差で大きく差があるため厳しい戦いが予想される。
ブルキナファソ対カーポベルデが引き分けに終わったらセネガルの出場が決まる。
南アフリカはセネガルとの2戦に連勝すれば出場権を獲得できる。
いずれにしても、セネガルが有利な状況である。
最後はグループE。
順位 | グループE | 試合 | 勝ち | 分け | 負け | 得点 | 失点 | 差 | 勝点 |
1 | ![]() |
5 | 4 | 0 | 1 | 7 | 3 | +4 | 12 |
2 | ![]() |
5 | 2 | 2 | 1 | 2 | 1 | +1 | 8 |
3 | ![]() |
5 | 1 | 3 | 1 | 6 | 4 | +2 | 6 |
4 | ![]() |
5 | 0 | 1 | 4 | 4 | 11 | -7 | 1 |
11月12日 現地時間15時30分(日本時間23時30分)キックオフ
コンゴ - ウガンダ
11月12日 現地時間15時30分(日本時間24時30分)キックオフ
ガーナ - エジプト
グループEではご覧の通り、首位エジプトが28年ぶりのW杯出場を既に決めている。
エジプトはウガンダとのアウェイ戦では敗れたものの、その他の4試合ではすべて勝利しW杯出場を決めた。
3大会連続W杯出場中で2010年にはベスト8に進出したガーナだが、今回は予選敗退が決定している。
また、ここまで健闘してきた現在2位のウガンダもW杯初出場とはならなかった。
最終戦は消化試合となってしまったが、コンゴがウガンダと、ガーナはエジプトと対戦する。
2018年のW杯では少なからず近年のW杯とは違った顔ぶれになりそうなアフリカの出場国。
既にナイジェリアとエジプトが出場を決めているが、残りの出場国はどこになるのか注目である。