【2018年W杯】組み合わせ抽選方法の詳細をシミュレーションを用いて確認

公開日 2017年11月26日 最終更新日 2018年1月26日

いよいよ現地時間で5日後に迫った2018年FIFAワールドカップのグループリーグ組み合わせ抽選会。

今回はその組み合わせ抽選会の方法について詳しく確認してみる。

まず、2018年ワールドカップに出場できるのは各大陸予選を勝ち抜いた全32チーム。

*参照
2018年FIFAW杯予選

2018年FIFAW杯出場国一覧

それでは、既に確定している組み合わせ抽選会に用いられるポット分けを確認してみる。

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強豪スペインなどがポット1からもれる

ポット1 ポット2 ポット3 ポット4
ロシア スペイン デンマーク セルビア
ドイツ ペルー アイスランド ナイジェリア
ブラジル スイス コスタリカ オーストラリア
ポルトガル イングランド スウェーデン 日本
アルゼンチン コロンビア チュニジア モロッコ
ベルギー メキシコ エジプト パナマ
ポーランド ウルグアイ セネガル 韓国
フランス クロアチア イラン サウジアラビア

ポット分けについては、2017年10月16日発表のFIFAランキングを基準に振り分けられた。

*FIFAランキング一覧⇒FIFA Ranking(FIFA.com)

前回大会までは各大陸ごとにまとめてポット分けする方法を基本としていたが、今回はワールドカップ出場国をランキング上位の国から、ポット1⇒ポット2⇒ポット3⇒ポット4の順に組み込んでいく方法がとられた。

開催国ロシアは既にポット1に入ることが決まっていたたため、ロシア+ランキング1位~7位の国がポット1、ランキング8位~15位の国がポット2、ランキング16位~23位の国がポット3、ランキング24位~31位の国がポット4へ振り分けられた。(ランキングはロシアを除く31ヵ国による)

ポット1にはドイツやブラジルなどの優勝候補が入った一方、スペインやイングランドなどの強豪国はポット1から漏れた。

日本は出場国のランキングで27位(ロシアを除く)となったため、ポット4に入った。

同じアジアではイランがポット3入りし、他のオーストラリア、韓国、サウジアラビアは日本と同じポット4。

*ただし、ヨーロッパを除く大陸では同じ大陸のチームが同じグループに入らない措置がとられるため、日本やオーストラリア、韓国、サウジアラビアがイランと同じグループに入ることはない。(詳細後述)

ヨーロッパ所属のチームは1グループに2ヵ国まで

次に、抽選会のレギュレーションを確認してみる。

抽選会では上記のポット分けを元に、ポット1~4までのチームをグループA~Hまでの各グループに振り分けていく。


【抽選における原則】
・開催国のロシアはグループAのA1の位置に組み込まれる。
・ヨーロッパ大陸所属のチームについては各グループ2ヵ国までとし、それ以外の大陸については各グループ1ヵ国のみとし、同じ大陸のチームが同じグループに入らないようにする。
・ポット1のチームは各グループの番号1の位置に組み込まれることとし、ポット2~4のチームについては各グループの番号2~4のどの位置に組み込まれるかを抽選により決定する。


*各グループの番号1~4のどこに組み込まれるかによって、対戦順や試合が行われるスタジアムや日程、その他の要素が決定する。
*各グループリーグの表はこちら⇒2018年FIFAW杯グループリーグ

まず最初に、ポット1の8ヵ国それぞれの国名が書かれている8つのボールが入ったポットの中からボールを1つずつ引いていき、引いた順にグループA~Hの順に振り分けていく。

最初に引かれるのは、既にグループAに入ることが決まっているためポット1の他の7ヵ国とはボールの色を変えて区別されている開催国ロシア。

このロシアが最初にグループAのA1という位置に組み込まれる。

次にポット1の残り7つのボールを引いていき、引いた順にグループB~Hまで振り分けていく。

上記【抽選における原則】の通り、ポット1の国はすべて各グループの1番(B1、C1、D1…)という位置に組み込まれる。

抽選シミュレーターを用いて抽選方法を確認

それでは抽選シミュレーションを用いてポット1の抽選をシミュレーションしてみる。

ロシアはグループAのA1、その他のチームも順に各グループの番号1の位置(B1~H1)となる。

シミュレーションでは以下の通りとなった。

グループA グループB グループC グループD
ロシア A1 ドイツ B1 ベルギー C1 ブラジル D1
               
               
               
グループE グループF グループG グループH
ポーランド E1 アルゼンチン F1 ポルトガル G1 フランス H1
               
               
               

ポット1の抽選が終了したら、次にポット2の抽選を開始する。

【抽選における原則】の通り、南米のペルー、コロンビア、ウルグアイは同じ南米のブラジルとアルゼンチンとは同組にならないよう措置がとられる。

そしてポット2からは、各チームのグループ決定直後に毎回番号2~4のどの位置に組み込まれるかの抽選も行う。

シミュレーションでは以下の通りとなった。

(例としてグループAの場合:ポット2のうち最初に引かれたコロンビアがグループAに入ることとなり、そして番号の抽選(A1、A2、A3の3つのうちから1つを引く)でA3となった。これによりロシアとコロンビアの試合は2戦目ということが決まる。)

グループA グループB グループC グループD
ロシア A1 ドイツ B1 ベルギー C1 ブラジル D1
  A2 クロアチア B2   C2   D2
コロンビア A3   B3 イングランド C3   D3
  A4   B4   C4 メキシコ D4
グループE グループF グループG グループH
ポーランド E1 アルゼンチン F1 ポルトガル G1 フランス H1
  E2 スペイン F2   G2   H2
  E3   F3   G3 ウルグアイ H3
スイス E4   F4 ペルー G4   H4

続いてポット3の抽選を同じように行う。

ここでは、既にヨーロッパのチームが2ヵ国同組となることが決まっているグループ(上のシミュレーションの場合グループB、C、E)にヨーロッパのチームが入らないよう措置がとられる。

もしヨーロッパのチームが既に2ヵ国入っているグループの抽選でヨーロッパのチームが引かれた場合、ヨーロッパのチームが2ヵ国入っていない次のグループに組み込まれることになる。

例えば、シミュレーションで既にヨーロッパのチームが2ヵ国入っているグループBの抽選でデンマーク、アイスランド、スウェーデンが引かれた場合、次のグループであるグループCに組み込まれることとなる。

しかしシミュレーションの場合、グループCもヨーロッパ2ヵ国のため、さらにその次のグループDに組み込まれることとなる。
(これはポット4の抽選時も同様)

グループA グループB グループC グループD
ロシア A1 ドイツ B1 ベルギー C1 ブラジル D1
  A2 クロアチア B2 コスタリカ C2   D2
コロンビア A3   B3 イングランド C3 デンマーク D3
アイスランド A4 イラン B4   C4 メキシコ D4
グループE グループF グループG グループH
ポーランド E1 アルゼンチン F1 ポルトガル G1 フランス H1
  E2 スペイン F2 エジプト G2   H2
セネガル E3   F3   G3 ウルグアイ H3
スイス E4 チュニジア F4 ペルー G4 スウェーデン H4

そして最後にポット4の抽選も同じように行う。

ポット4ではグループが決定すると同時に番号も確定するが、抽選は最後まで行われる。

グループA グループB グループC グループD
ロシア A1 ドイツ B1 ベルギー C1 ブラジル D1
ナイジェリア A2 クロアチア B2 コスタリカ C2 モロッコ D2
コロンビア A3 パナマ B3 イングランド C3 デンマーク D3
アイスランド A4 イラン B4 韓国 C4 メキシコ D4
グループE グループF グループG グループH
ポーランド E1 アルゼンチン F1 ポルトガル G1 フランス H1
オーストラリア E2 スペイン F2 エジプト G2 サウジアラビア H2
セネガル E3 セルビア F3 日本 G3 ウルグアイ H3
スイス E4 チュニジア F4 ペルー G4 スウェーデン H4

以上、組み合わせ抽選のシミュレーションでは上の表の様になった。

組み合わせ決定で試合日程や会場なども決定

A1~A4、B1~B4のように組み込まれる位置が確定することで、各グループの対戦順も決まる。

対戦順としては、全グループ共通で第1戦が1対2と3対4、第2戦が1対3と4対2、第3戦が4対1と2対3となっている。

グループAを例とすると、

第1戦がロシア(A1)対ナイジェリア(A2)、コロンビア(A3)対アイスランド(A4)
第2戦がロシア(A1)対コロンビア(A3)、アイスランド(A4)対ナイジェリア(A2)
第3戦がアイスランド(A4)対ロシア(A1)、ナイジェリア(A2)対コロンビア(A3)

となる。

そして各グループ上位2ヵ国が決勝トーナメントへ進出するが、決勝トーナメント1回戦ではグループAはグループBと、グループCはグループDと…という形になる。(各試合グループ1位対2位の対決となる)

決勝トーナメントの日程については2018年FIFAW杯決勝トーナメントに掲載。

そしてご覧の通り、ポット2には優勝候補スペインなどの強豪国が属しているため、ブラジル、スペインが同組、ドイツ、スペインが同組になる可能性がある。

シミュレーションでもアルゼンチンとスペインが同組になったが、今回のワールドカップの組み合わせでもいわゆる“死の組”が誕生する可能性が高い。

そしてポット4に入った日本代表も、ランキングで格上3ヵ国と対戦することが決まり、今までのワールドカップよりも厳しい組み合わせになる可能性が高いと思われる。

どの組み合わせになってもグループリーグを突破するのは困難なミッションになるが、実際どの国と当たるか組み合わせ次第で結果が大きく変わるのも事実である。

強豪ひしめく中でも、まだ悪くはない組み合わせに入れるかが日本代表にとって大きなポイントとなるはず。

果たしてどのような組み合わせになるのだろうか。

組み合わせ抽選会は現地時間12月1日18時、日本時間12月1日24時(12月2日午前0時)にロシアの首都モスクワにあるクレムリン宮殿で開催される。

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