『2018年アフリカネイションズ・チャンピオンシップ』が3週間後の来年1月13日(現地時間)に開幕する。
この大会はアフリカ大陸(アフリカサッカー連盟所属)の国や地域が参加する、アフリカNo.1を決める大会であるが、海外組の参加は認められておらず、「大会が行われるシーズンに自国内の大会でプレーした選手」に限られている。
つまり、同じアフリカでも別の国でプレーしている選手の参加も認められないということであり、自国でプレーする選手のみによる完全国内組の大会となっている。
日本で先日開催されていた『東アジアE-1サッカー選手権(旧東アジアカップ)』も国内組のみで構成されていたが、こちらは海外組の参加を認めないというルール自体はない。
ただ、大会期間が国際Aマッチデーではなく海外クラブ所属の選手を呼ぶのが困難なため、基本的に国内組で挑む大会として位置づけられている。
一方、この『アフリカネイションズ・チャンピオンシップ』はルール上完全に国内組のみで挑まなければならない大会となっている。
ルール上海外組を含め全選手を呼ぶことが可能なのは『アフリカネイションズカップ』である。
(アジアで言えば4年に一度の『アジアカップ』)
『アフリカネイションズカップ』と『アフリカネイションズ・チャンピオンシップ』はどちらも基本的に2年に一度の開催となっており、毎年この両大会が交互に開催されている。
今回は3週間後に開幕する『2018年アフリカネイションズ・チャンピオンシップ』の過去の大会結果やグループリーグ組み合わせなどを確認してみる。
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この『アフリカネイションズ・チャンピオンシップ』は2009年に第1回大会が行われ、今回の2018年大会が5回目の開催となる。
これまでの大会結果は以下の通り。
大会 | 開催国 | 優勝 | 準優勝 | 3位 |
2009年 | ![]() |
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2011年 | ![]() |
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2014年 | ![]() |
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2016年 | ![]() |
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ご覧の通り、2009年大会と2016年大会で優勝しているコンゴ民主共和国が優勝2回で最多優勝となっているが、今回の2018年大会では予選で敗退となっている。
この大会の予選はアフリカ大陸を6つのゾーンに分けて行い、それぞれのゾーンで予選を行い各ゾーン2~3ヵ国が出場権を獲得できる。
出場国数は16ヵ国、2018年大会はモロッコで開催される。
当初はケニアでの開催予定となっていたが、政情不安や開催準備の遅れなどからアフリカサッカー連盟が開催権を剥奪。
これにより急遽代わりとなる開催国を探していたが、受け入れが可能なモロッコに決定した。
グループリーグの組み合わせは以下の通り。
順位 | グループA | 試合 | 勝ち | 分け | 負け | 得点 | 失点 | 差 | 勝点 |
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順位 | グループB | 試合 | 勝ち | 分け | 負け | 得点 | 失点 | 差 | 勝点 |
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順位 | グループC | 試合 | 勝ち | 分け | 負け | 得点 | 失点 | 差 | 勝点 |
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順位 | グループD | 試合 | 勝ち | 分け | 負け | 得点 | 失点 | 差 | 勝点 |
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各グループ詳細はこちら⇒2018年アフリカネイションズ・チャンピオンシップ
大会は1月13日(現地時間)にグループAの開催国モロッコ対モーリタニアの試合で開幕。
各グループそれぞれ3試合を戦い、各グループ上位2ヵ国が決勝トーナメントへ進出。
その後準々決勝、準決勝と行い3位決定戦、決勝を行う。
国内組のみの大会ではあるが、各国自国籍のリーグ選抜による戦いになるため、各選手のモチベーションは高いはず。
また、出場国のうち来年のワールドカップにも出場するモロッコ、ナイジェリアは今大会のメンバーから来年のワールドカップにも出場する選手が何人か出てくるはずなので、そこも注目である。
因みに来年のワールドカップで日本と同組になったセネガルは予選で敗退している。