公開日 2018年1月23日 最終更新日 2018年5月5日
ベトナムが決勝進出の大躍進
現在中国で行われている、23歳以下の代表でアジアNo.1を争う『U-23アジア選手権2018』。
大会は現在ベスト4まで進み、先ほど準決勝の一試合「カタール対ベトナム」の試合が行われ、試合は2-2からの延長戦でも決着がつかず、PK戦を4-3で制したベトナムが初の決勝進出を果たした。
試合結果は以下の通り。
【準決勝】
1/23(火)日本時間17:00キックオフ
会場:常州
カタール 2-2(3 PK 4) ベトナム
〖得点〗
[カタール]
前半39分:アクラム・アフィーフ(PK)
後半42分:アルムーズ・アリ
[ベトナム]
後半25分:グエン・クアンハイ
後半44分:グエン・クアンハイ
〖PK戦〗
[カタール] 1人目:◯(アクラム・アフィーフ)
[ベトナム] 1人目:✖(グエン・クアンハイ)
[カタール] 2人目:✖(アハメド・モイン)
[ベトナム] 2人目:◯(ルアン・スアン・チュオン)
[カタール] 3人目:◯(メシャール・アル・シャマリ)
[ベトナム] 3人目:◯(ハー・ドゥック・チン)
[カタール] 4人目:◯(アルムーズ・アリ)
[ベトナム] 4人目:◯(ファン・ヴァン・ドゥック)
[カタール] 5人目:✖(スルタン・アル・ブラケ)
[ベトナム] 5人目:◯(ヴー・ヴァン・タン)
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2度追いつきPK戦を制したベトナム
カタールはグループリーグを3戦全勝で突破し、準々決勝でもパレスチナを3-2で破ってここまで4戦全勝。
メンバーにはA代表の選手も揃えている。
一方のベトナムは韓国、オーストラリア、シリアのいるグループDを1勝1分け1敗の2位で突破。
初戦の韓国戦には1-2で敗れたが、第2戦ではオーストラリア相手に1-0で勝利。
第3戦ではシリアとの試合を0-0で終え準々決勝へ進むことに成功した。
そして準々決勝では優勝候補の一角イラクと対戦。
厳しい戦いが予想されたが、延長戦までもつれ込み3-3の点の取り合いとなった試合をPK戦で制して準決勝へ進んできた。
試合は前半39分、カタールのFKでゴール前にボールを入れると、ベトナムがペナルティーエリア内でカタールの選手を倒してしまいカタールにPKが与えられると、これをアクラム・アフィーフが決めカタールが先制。
ベトナムにとっては厳しい展開になると思われたが、後半24分に同点ゴールを決める。
左サイドからのクロスにグエン・クアンハイが反応し、最後は足元にこぼれてきたボールを押し込み1-1。
しかし終了間際の後半42分、カタールはCKの流れから最後はゴール前のこぼれ球にアルムーズ・アリが押し込み再び勝ち越し。
アルムーズ・アリは今大会4得点目となった。
これでベトナムは万事休すかと思われたが、失点直後の後半44分、ベトナムはFKの流れから、最後はグエン・クアンハイがペナルティーエリア中央外から左足で狙いすましてシュート。
これがゴール左隅に決まり、またしてもグエン・クアンハイのゴールで再び追いつく。
このまま試合は2-2のまま延長戦へ突入し、延長戦では両チーム得点は生まれず勝負の行方はPK戦へ。
ベトナムは準々決勝のイラク戦に続き2試合連続でのPK戦となった。
PK戦ではベトナムの1人目、この試合2得点を挙げたグエン・クアンハイの左を狙ったシュートはカタールGKアル・バカリがストップ。
しかしカタールも2人目、アハメド・モインの右を狙ったシュートはベトナムGKブイ・ティエン・ズンがストップ。
その後は両チームとも4人目まで成功し迎えた5人目、先攻カタールのスルタン・アル・ブラケの左を狙ったキックをブイ・ティエン・ズンが再びストップ。
そして決めれば勝利のベトナム5人目ではヴー・ヴァン・タンが左下に蹴り込み成功。
2試合連続でPK戦を制したベトナムが初の決勝進出を成し遂げ、ベトナム国民が歓喜に沸いた。
ベトナムの決勝相手はウズベキスタン対韓国の勝者
見事初の決勝進出を果たしたベトナムは、27日の決勝戦でこの後行われるウズベキスタン対韓国の勝者と対戦する。
どちらが来てもベトナムにとっては難しい試合になることは間違いないだろうが、初優勝という大快挙を成し遂げることはできるだろうか。
決勝戦は4日後の27日日本時間17:00キックオフ。
中国江蘇省常州市にある常州オリンピック・スポーツ・センターで行われる。
グループリーグではオーストラリアを破り準々決勝、準決勝と2試合連続PK戦でイラクとカタールを破ったベトナムの快進撃は決勝でも見られるだろうか、注目が集まる。
*大会日程・結果参照
U-23アジア選手権2018