開催国モロッコがナイジェリアとのW杯出場国対決を制し初優勝
現在モロッコで開催されている、国内組のみでアフリカNo.1を争う『アフリカネイションズ・チャンピオンシップ2018』。
最終盤を迎えている大会は先ほど決勝が行われ、開催国モロッコがナイジェリアに4-0で快勝し初優勝を果たした。
試合結果は以下の通り。
【決勝】
2/4(日)日本時間28:00キックオフ
会場:カサブランカ
「モロッコ 4-0 ナイジェリア」
〖得点〗
[モロッコ]
前半45分:ザカリア・ハドラフ
後半16分:ワリド・エル・カルティ
後半19分:ザカリア・ハドラフ
後半28分:アユブ・エル・カービ
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退場者を出したナイジェリア相手にモロッコがゴールラッシュ
決勝戦を戦ったのはモロッコとナイジェリア。
モロッコはこの大会の開催国で、グループAを2勝1分けの1位で突破。
準々決勝ではナミビアに2-0で勝利し、続く準決勝では延長戦の末リビアを3-1で下し決勝進出を決めていた。
一方のナイジェリアはグループCをこちらも2勝1分けの1位で突破。
準々決勝では延長戦の末アンゴラに2-1で勝利し、続く準決勝ではスーダンを1-0で下して決勝進出を決めていた。
両チームとも今年のロシアW杯に出場するチームであり、この大会の出場国の中でロシアW杯に出場する国もこのモロッコとナイジェリアの2ヵ国のみであった。
そんな2ヵ国が勝ち上がって対戦することとなった決勝戦。
試合は前半終了間際の45分、左サイドからのマイナスのクロスにザカリア・ハドラフが合わせモロッコが先制。
前半を1-0とモロッコがリードして折り返すと、後半開始早々の4分にナイジェリアのピーター・エネジ・モーゼスが退場処分となる。
するとここから流れは完全にモロッコに。
後半16分、モロッコは左サイドからのクロスにアユブ・エル・カービがオーバーヘッドで合わせるがこれは左ポストに嫌われる。
それでもこぼれ球を拾い味方選手がシュートを放つと、相手GKがはじいたボールをワリド・エル・カルティが頭で押し込み2-0とする。
さらにその3分後の同19分、左サイドを抜け出したイスマイル・エル・ハダドがゴール前へクロスを入れると、相手GKがはじいたボールをザカリア・ハドラフがゴールへ流し込み3-0とする。
そしてさらに同28分にはアユブ・エル・カービが左からクロスを入れると、相手選手のクリアミスがファーサイドのモハメド・ナヒリに渡る。
ナヒリがゴール前へ再びクロスを入れるとエル・カービが合わせて4-0とする。
エル・カービはこれで今大会9ゴール目となり、大会得点王を確実なものとした。
結局、その後も余裕の試合運びを見せたモロッコが4-0でナイジェリアに勝利し、自国開催で初優勝を飾った。
大会最終結果は以下の通り。
優勝 :モロッコ
準優勝:ナイジェリア
3位 :スーダン
4位 :リビア
次回は2020年、エチオピアで開催予定
次回の『アフリカネイションズ・チャンピオンシップ』は2年後の2020年にエチオピアで開催予定となっている。
この『アフリカネイションズ・チャンピオンシップ』はシーズン中に自国内でプレーした選手による完全国内組の大会だが、海外組も含めすべての選手が出場可能な『アフリカネイションズカップ』は来年2019年にカメルーンで開催予定となっている。
そして、国内組のみのメンバーでこの大会の決勝を戦ったモロッコとナイジェリアがロシアW杯でどのような戦いを見せてくれるかも注目である。
ロシアW杯、優勝したモロッコはグループBでイラン、ポルトガル、スペインと対戦する。
一方のナイジェリアはグループDでクロアチア、アイスランド、アルゼンチンと対戦する。
*参照
2018年FIFAワールドカップ グループB
2018年FIFAワールドカップ グループD
*大会日程・結果参照
アフリカネイションズ・チャンピオンシップ2018