『女子アジアカップ2018』が、一週間後の4月7日(土)にヨルダンで開幕する。
この『女子アジアカップ2018』は、サッカー女子代表チームでアジアNo.1を決める大会で、本大会の出場国は8ヵ国。
そしてこの大会は、来年にフランスで開催される女子のワールドカップ『2019年FIFA女子ワールドカップ』の予選も兼ねており、この大会の成績上位5ヵ国に出場権が与えられる。
女子日本代表なでしこジャパンもこの『女子アジアカップ2018』への出場が決まっており、上位5ヵ国に入りワールドカップの出場権を獲得することは最低限の目標とされており、さらには優勝を目指して戦うことになる。
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前回大会優勝のなでしこジャパンは予選免除
今大会では前回大会の成績上位3ヵ国が予選免除となっている。
前回2014年大会で優勝しているなでしこジャパンも予選が免除された。
なでしこジャパンはベトナムで開催された前回2014年大会でオーストラリア、ベトナム、ヨルダンと同じグループに入り、初戦のオーストラリア戦で引き分け、第2戦のベトナム戦と第3戦のヨルダン戦では勝利し、2勝1分けの勝ち点7でグループを1位で突破。
準決勝では延長戦の末、終了間際の岩清水梓選手の劇的ゴールにより中国を2-1で下して決勝進出。
そして決勝では再びオーストラリアと対戦し、またしても岩清水梓選手の決勝点により1-0で競り勝ち初優勝を果たした。
【女子アジアカップ2014 なでしこジャパン成績】
グループリーグ第1戦
2-2 オーストラリア
グループリーグ第2戦
4-0 ベトナム
グループリーグ第3戦
7-0 ヨルダン
準決勝
2-1(延長) 中国
決勝
1-0 オーストラリア
前回大会で優勝した日本に加え、準優勝したオーストラリア、3位の中国は予選免除。
今大会開催国のヨルダンは予選を戦ったものの、本大会への出場は決定していた。
予選各グループ順位表の結果は以下の通り。
順位 | グループA | 試合 | 勝ち | 分け | 負け | 得点 | 失点 | 差 | 勝点 |
1 | ![]() |
5 | 5 | 0 | 0 | 37 | 3 | +34 | 15 |
2 | ![]() |
5 | 3 | 1 | 1 | 18 | 6 | +12 | 10 |
3 | ![]() |
5 | 2 | 2 | 1 | 10 | 8 | +2 | 8 |
4 | ![]() |
5 | 2 | 1 | 2 | 5 | 11 | -6 | 7 |
5 | ![]() |
5 | 1 | 0 | 4 | 3 | 23 | -20 | 3 |
6 | ![]() |
5 | 0 | 0 | 5 | 0 | 22 | -22 | 0 |
順位 | グループB | 試合 | 勝ち | 分け | 負け | 得点 | 失点 | 差 | 勝点 |
1 | ![]() |
4 | 3 | 1 | 0 | 21 | 1 | +20 | 10 |
2 | ![]() |
4 | 3 | 1 | 0 | 18 | 1 | +17 | 10 |
3 | ![]() |
4 | 2 | 0 | 2 | 9 | 10 | -1 | 6 |
4 | ![]() |
4 | 1 | 0 | 3 | 3 | 25 | -22 | 3 |
5 | ![]() |
4 | 0 | 0 | 4 | 1 | 15 | -14 | 0 |
順位 | グループC | 試合 | 勝ち | 分け | 負け | 得点 | 失点 | 差 | 勝点 |
1 | ![]() |
2 | 2 | 0 | 0 | 7 | 0 | +7 | 6 |
2 | ![]() |
2 | 1 | 0 | 1 | 5 | 1 | +4 | 3 |
3 | ![]() |
2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 11 | -11 | 0 |
4 | ![]() |
– | – | – | – | – | – | – | – |
5 | ![]() |
– | – | – | – | – | – | – | – |
順位 | グループD | 試合 | 勝ち | 分け | 負け | 得点 | 失点 | 差 | 勝点 |
1 | ![]() |
4 | 4 | 0 | 0 | 27 | 1 | +26 | 12 |
2 | ![]() |
4 | 3 | 0 | 1 | 22 | 2 | +20 | 9 |
3 | ![]() |
4 | 2 | 0 | 2 | 19 | 8 | +11 | 6 |
4 | ![]() |
4 | 1 | 0 | 3 | 1 | 20 | -19 | 3 |
5 | ![]() |
4 | 0 | 0 | 4 | 0 | 38 | -38 | 0 |
グループAではヨルダンが1位となったものの、ヨルダンは本大会開催国として既に出場が決定しているため、2位のフィリピンも予選突破。
グループBでは韓国と北朝鮮が同グループになったため両国が1位の座を争う形となり、直接対決では引き分けたため、最終的に得失点差で+3上回った韓国が1位で予選突破。
女子サッカーでアジア最強と言われてきた北朝鮮はまさかの予選敗退となった。
グループCではレバノンとグアムが出場を辞退したため3ヵ国のみで予選を戦い、タイが2連勝で突破した。
グループDでは大方の予想通り、ベトナムが全勝で危なげなく予選突破した。
なでしこジャパンは韓国、オーストラリア、ベトナムと同居の激戦組に
そして本大会なでしこジャパンは、前回大会同グループだったオーストラリアとベトナムに加え韓国が同居する激戦組に入った。
本大会のグループ分けは以下の通り。
順位 | グループA | 試合 | 勝ち | 分け | 負け | 得点 | 失点 | 差 | 勝点 |
![]() |
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![]() |
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![]() |
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順位 | グループB | 試合 | 勝ち | 分け | 負け | 得点 | 失点 | 差 | 勝点 |
![]() |
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![]() |
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![]() |
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![]() |
グループAは開催国のヨルダン、前回大会3位の中国に加え、東南アジアのタイとフィリピンが入った。
そしてグループBには前回大会王者の日本、同準優勝のオーストラリア、同4位の韓国に加え現在成長遂げるベトナムという激戦組となった。
グループリーグでは各グループ上位2ヵ国の計4ヵ国が準決勝へ進出するとともに、2019年FIFA女子ワールドカップの出場権を獲得。
また、グループで上位2ヵ国に入れなくても、グループ3位同士による5位決定戦に勝利すれば、2019年FIFA女子ワールドカップの出場権を獲得できる。
出場8ヵ国中半分以上の5ヵ国が女子ワールドカップの出場権を獲得することができるが、2016年リオデジャネイロオリンピック予選ではまさかの予選敗退となりオリンピック出場を逃したなでしこジャパン。
昨年12月に国内で行われた東アジアE-1サッカー選手権でも優勝を逃したため、厳しい戦いが予想されている。
最新の女子FIFAランキングでなでしこジャパンは11位。
オーストラリアはなでしこジャパンより上の6位で、韓国はわずか下の16位でベトナムは35位。
グループリーグ3試合のキックオフはすべて日本時間22時45分
なでしこジャパンのグループリーグ3試合のキックオフ時間はすべて日本時間22時45分(現地時間16時45分)となっている。
準決勝へ進出した場合、グループ1位通過の場合は17日(火)グループリーグの3試合同様日本時間22時45分キックオフ。
グループ2位通過の場合は日本時間17日(火)26時キックオフ。
(5位決定戦は日本時間16日(月)26時キックオフ。)
3位決定戦は日本時間20日(金)22時45分キックオフ。
決勝は日本時間20日(金)26時キックオフ。
【グループリーグ第1戦】
ベトナム戦
4/7(土)日本時間22:45キックオフ
【グループリーグ第2戦】
韓国戦
4/10(火)日本時間22:45キックオフ
【グループリーグ第3戦】
オーストラリア戦
4/13(金)日本時間22:45キックオフ
【5位決定戦】
*日本がグループ3位の場合
グループA 3位と対戦
4/16(月)日本時間26:00キックオフ
【準決勝】
*日本がグループ1位通過の場合
グループA 2位と対戦
4/17(火)日本時間22:45キックオフ
*日本がグループ2位通過の場合
グループA 1位と対戦
4/17(火)日本時間26:00キックオフ
【3位決定戦】
4/20(金)日本時間22:45キックオフ
【決勝】
4/20(金)日本時間26:00キックオフ
なお、なでしこジャパンはMS&ADカップとして、明日4月1日(日)に長崎のトランスコスモススタジアム長崎でガーナ女子代表と対戦し、その後ヨルダンへ移動する予定。
MS&ADカップ及びアジアカップに挑むなでしこジャパンのメンバーは以下の通り。
▼GK
1 池田咲紀子(浦和レッズレディース)
18 山下杏也加(日テレ・ベレーザ)
21 平尾知佳(アルビレックス新潟レディース)▼DF
3 鮫島彩(INAC神戸レオネッサ)
6 有吉佐織(日テレ・ベレーザ)
2 宇津木瑠美(シアトル・レインFC/アメリカ)
4 熊谷紗希(オリンピック・リヨン/フランス)
17 高木ひかり(ノジマステラ神奈川相模原)
23 三宅史織(INAC神戸レオネッサ)
22 清水梨紗(日テレ・ベレーザ)
5 市瀬菜々(マイナビベガルタ仙台レディース)▼MF
10 阪口夢穂(日テレ・ベレーザ)
7 中島依美(INAC神戸レオネッサ)
12 猶本光(浦和レッズレディース)
15 中里優(日テレ・ベレーザ)
19 増矢理花(INAC神戸レオネッサ)
16 隅田凜(日テレ・ベレーザ)
14 長谷川唯(日テレ・ベレーザ)▼FW
9 川澄奈穂美(シアトル・レインFC/アメリカ)
13 菅澤優衣香(浦和レッズレディース)
8 岩渕真奈(INAC神戸レオネッサ)
20 横山久美(1.FFCフランクフルト/ドイツ)
11 田中美南(日テレ・ベレーザ)
*参照*
女子アジアカップ2018
女子アジアカップ2018 予選