現在フランスで開催されている、20歳以下の女子で世界一を決める『U-20女子ワールドカップ2018』。
大会は各グループ第2戦を終え、今日12日と明日13日にグループ最終戦となる第3戦が行われる。
U-20女子日本代表も今大会に出場しており、日本は2戦を終えて1勝1敗で3位と、グループリーグ突破圏外へ沈んでいる。
そこで今回は、最終戦を前に各チームのグループリーグ突破条件を確認してみる。
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オランダとドイツは既に突破確定、日本は最終戦4点差以上の勝利で自力突破
まずはグループAから。
第2戦を終えての順位表及び第3戦の試合日程は以下の通り。
順位 | グループA | 試合 | 勝ち | 分け | 負け | 得点 | 失点 | 差 | 勝点 |
1 | ![]() |
2 | 2 | 0 | 0 | 6 | 1 | +5 | 6 |
2 | ![]() |
2 | 1 | 1 | 0 | 4 | 1 | +3 | 4 |
3 | ![]() |
2 | 0 | 1 | 1 | 1 | 2 | -1 | 1 |
4 | ![]() |
2 | 0 | 0 | 2 | 1 | 8 | -7 | 0 |
【グループA第3戦 試合日程】
8月12日(日)
日本時間23時30分キックオフ(2試合同時刻)
オランダ - フランス
ガーナ - ニュージーランド
グループAでは2戦を終えて2勝のオランダが首位となっており、第3戦を待たずに突破が決定。
逆に2戦2敗のガーナは最下位となっており、既にグループリーグ敗退が決定。
グループリーグ突破残り一枠を開催国のフランスとニュージーランドが争う形となっている。
フランスは第3戦のオランダ戦引き分け以上で突破が決定。
敗れた場合でも、ニュージーランドがガーナに引き分け以下なら突破決定。
ニュージーランドが勝利しフランスが敗れた場合は得失点差の争いとなり、上回ったほうが突破となる。
もし得失点差も同じだった場合は、総得点数の多いほうが突破となる。
そして総得点数も同じだった場合は、両チーム間の直接対決の結果で上回ったほうが突破となる。
続いて、グループBの順位表及び第3戦の試合日程は以下の通り。
順位 | グループB | 試合 | 勝ち | 分け | 負け | 得点 | 失点 | 差 | 勝点 |
1 | ![]() |
2 | 1 | 1 | 0 | 4 | 2 | +2 | 4 |
2 | ![]() |
2 | 1 | 0 | 1 | 4 | 4 | 0 | 3 |
3 | ![]() |
2 | 1 | 0 | 1 | 3 | 4 | -1 | 3 |
4 | ![]() |
2 | 0 | 1 | 1 | 3 | 4 | -1 | 1 |
【グループB第3戦 試合日程】
8月12日(日)
日本時間20時30分キックオフ(2試合同時刻)
ブラジル - 北朝鮮
イングランド - メキシコ
グループBでは2戦を終えて1勝1分けのイングランドが首位となっており、イングランドは第3戦のメキシコ戦引き分け以上で自力での突破が決定する。
もしメキシコに敗れた場合はブラジル対北朝鮮の結果次第となり、引き分けかブラジルの勝利なら得失点差での争いとなり、北朝鮮が勝利した場合はその時点で敗退が決定する。
2位のメキシコはイングランドに勝利すれば突破が決定。
引き分けた場合はブラジル対北朝鮮の結果次第となり、敗れた場合は敗退となる。
3位の北朝鮮もブラジルに勝利すれば突破が決定。
引き分けた場合はイングランド対メキシコでイングランドが勝利すれば突破が決定。
メキシコが勝利した場合はイングランドと得失点差の争いとなり、イングランド対メキシコも引き分けに終わった場合は敗退となる。
最下位のブラジルは北朝鮮に勝利することが絶対条件となっており、勝利した上でイングランド対メキシコでイングランドが勝利すれば突破が決定。
メキシコが勝利した場合はイングランドと得失点差の争いとなり、引き分けた場合はメキシコと得失点差の争いとなる。
続いてグループC。
順位 | グループC | 試合 | 勝ち | 分け | 負け | 得点 | 失点 | 差 | 勝点 |
1 | ![]() |
2 | 2 | 0 | 0 | 5 | 1 | +4 | 6 |
2 | ![]() |
2 | 1 | 0 | 1 | 6 | 1 | +5 | 3 |
3 | ![]() |
2 | 1 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 3 |
4 | ![]() |
2 | 0 | 0 | 2 | 1 | 10 | -9 | 0 |
【グループC第3戦 試合日程】
8月13日(月)
日本時間20時30分キックオフ(2試合同時刻)
スペイン - アメリカ
日本 - パラグアイ
首位のスペインは第3戦のアメリカ戦引き分け以上で突破が決定。
アメリカに敗れた場合は日本対パラグアイの結果次第となり、日本が引き分け以下なら突破が決定。
日本が勝利した場合は日本と得失点差の争いとなる。
2位のアメリカはスペインに勝利した時点で突破が決定。
引き分けた場合は日本対パラグアイで日本が引き分け以下なら突破が決定。
スペインに敗れた場合は日本対パラグアイで日本も敗れ得失点差で上回れば突破が決定。
日本が引き分け以上なら敗退となる。
そして2戦を終えて3位に位置する日本だが、日本は第3戦のパラグアイ戦4点差以上の勝利で突破が決定。
日本がパラグアイに3点差以下で勝利しアメリカがスペインに勝利した場合は、スペイン、アメリカ、日本の3チームが勝ち点6で並ぶこととなるが、この場合アメリカを上回ることはできたいため、スペインと得失点差の争いで最後の一枠を争う。
日本がパラグアイと引き分けた場合は、アメリカがスペインに敗れないと敗退となってしまう。
そして日本がパラグアイに敗れた場合は、アメリカもスペインに敗れた上で得失点差でアメリカを上回らなければならないため、この場合日本のグループ突破は非常に厳しくなる。
最後に2連敗で最下位のパラグアイだが、こちらもまだ突破の可能性は限りなく低いが残っている。
パラグアイはまず日本に5点差以上での勝利が絶対条件となり、これをクリアした上でスペイン対アメリカでアメリカがスペインに大量失点で大敗し得失点差でアメリカを上回らなければならない。
つまり、パラグアイのグループ突破は絶望的であり大きな奇跡を起こす必要がある。
最後にグループD
順位 | グループD | 試合 | 勝ち | 分け | 負け | 得点 | 失点 | 差 | 勝点 |
1 | ![]() |
2 | 2 | 0 | 0 | 3 | 0 | +3 | 6 |
2 | ![]() |
2 | 1 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 3 |
3 | ![]() |
2 | 1 | 0 | 1 | 2 | 3 | -1 | 3 |
4 | ![]() |
2 | 0 | 0 | 2 | 1 | 3 | -2 | 0 |
【グループD第3戦 試合日程】
8月13日(月)
日本時間23時30分キックオフ(2試合同時刻)
ドイツ - ハイチ
中国 - ナイジェリア
グループDではドイツが2連勝で第3戦を待たずにグループ突破が決定している。
一方の2連敗ハイチは第3戦を待たずにグループ敗退が決定している。
残りの一枠をナイジェリアと中国が争う形となるが、第3戦ではこの両チームが直接対決する。
第2戦を終えて両チームとも勝ち点3だが得失点差1の差でナイジェリアが上回っている。
このため、中国対ナイジェリアではナイジェリアは引き分け以上で突破、中国は勝利した場合のみ突破ということになる。
*勝ち点が並んだ場合は得失点差で順位を決定するが、得失点差でも並んだ場合は総得点数⇒該当チーム間での成績⇒フェアプレーポイント⇒抽選の順に順位を決定する。
パラグアイ戦4点差以上の勝利で自力突破を決めたい日本
日本のグループリーグ突破条件を再度整理しておく。
日本は初戦でアメリカに1-0で勝利も第2戦ではスペインに0-1で敗戦。
1勝1敗の勝ち点3、アメリカと勝ち点で並んだが得失点差で下回り(アメリカが+5、日本が0)、日本はグループ突破圏外の3位へ転落。
第3戦は日本対パラグアイ、スペイン対アメリカという組み合わせとなっている。
日本はパラグアイに4点差以上で勝利すれば自力での突破が決まる。
これはアメリカがスペインに勝利し日本とアメリカ、スペインの3チームが勝ち点6で並んだ場合でも、アメリカの突破が決まり、日本とスペインの得失点差での勝負となるが、スペインは最高でも得失点差+3となるからである。
(日本は4点差以上の勝利だと+4以上になるためスペインを上回る)
3点差以下でパラグアイに勝利しアメリカがスペインに勝利した場合は、スペインと得失点差で争う。
日本がパラグアイに勝利しアメリカが引き分け以下に終われば、その時点で日本は突破決定となる。
仮に日本がパラグアイと引き分けてしまった場合でも、アメリカがスペインに敗れれば日本の突破が決定。
日本がパラグアイに敗れるようなことがあると、スペイン対アメリカの結果次第では突破の可能性は残るが非常に厳しいものとなる。
パラグアイは初戦でスペインに1-4、第2戦でアメリカに0-6とそれぞれ大敗しているため、日本としては4点差以上で勝利し自力で突破を決めたいとこである。
*参照*
U-20女子ワールドカップ2018