四年に一度アジアNo.1を決める大会『AFCアジアカップ』。
その次回大会である『AFCアジアカップ2019』が、来月5日にUAE(アラブ首長国連邦)で開幕します。
9大会連続9回目の出場を決めている日本代表は、2大会ぶりの優勝を目指して戦います。
今回はその日本代表について、グループリーグ3試合の試合日程、また決勝トーナメントへ勝ち進んだ場合の試合日程と、日本代表がどのチームとどの段階で対戦する可能性があるのか。
そして日本代表が試合を行う各スタジアム間の移動距離についても確認してみます。
♢目次♢
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日本代表の大会試合日程
まず最初に、日本代表の試合日程を確認していきます。
大会は現地時間5日に開幕しますが、日本は各グループA~Fの中でも一番最後のグループとなる「グループF」に属しているため、初戦は開幕から4日後の9日となります。
9日の初戦でトルクメニスタン代表と対戦したのち、中3日で13日に第2戦でオマーン代表と、同じく中3日で17日に第3戦でウズベキスタン代表と対戦。
グループリーグの日程
日本のグループリーグ3試合の試合日程は以下のとおりです。
【グループリーグ第1戦】
1/9(水)
<キックオフ>
日本時間20:00(現地時間15:00)
<スタジアム>
アル・ナヒヤーン・スタジアム
(アブダビ)
トルクメニスタン戦
(最新FIFAランク:127位)
【グループリーグ第2戦】
1/13(日)
<キックオフ>
日本時間22:30(現地時間17:30)
<スタジアム>
ザイード・スポーツシティ・スタジアム
(アブダビ)
オマーン戦
(最新FIFAランク:82位)
【グループリーグ第3戦】
1/17(木)
<キックオフ>
日本時間22:30(現地時間17:30)
<スタジアム>
シェイク・ハリーファ国際スタジアム
(アル・アイン)
ウズベキスタン戦
(最新FIFAランク:95位)
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決勝トーナメントの日程
続いて、日本が決勝トーナメントへ進出した場合の試合日程です。
今大会では出場国数が24ヵ国に増えたこともあり、グループで3位となったチームにも突破の可能性があります。
決勝トーナメントへ進出できるのは各グループ1位と2位のチーム、そして3位のうち成績上位4チームの合計16チーム。
ここでは、日本代表がグループを1位通過した場合、2位通過した場合、3位通過した場合の、3つすべてのパターンの試合日程と対戦する可能性のあるチームを確認してみます。
日本がグループ1位通過の場合
【決勝トーナメント1回戦】
1/21(月)
<キックオフ>
日本時間20:00(現地15:00)
<スタジアム>
シャルジャ・スタジアム
(シャルジャ)
グループE 2位 と対戦
【準々決勝】
1/24(木)
<キックオフ>
日本時間22:00(現地17:00)
<スタジアム>
アル=マクトゥーム・スタジアム
(ドバイ)
「B1位 対 ACD3位」の勝者と対戦
【準決勝】
1/28(月)
<キックオフ>
日本時間23:00(現地18:00)
<スタジアム>
ハッザーア・ビン・ザイード・スタジアム
(アル・アイン)
『A2位 対 C2位 勝者』対『D1位 対 BEF3位 勝者』の勝者と対戦
日本がグループ2位通過の場合
【決勝トーナメント1回戦】
1/21(月)
<キックオフ>
日本時間23:00(現地18:00)
<スタジアム>
シェイク・ハリーファ国際スタジアム
(アル・アイン)
グループB 2位 と対戦
【準々決勝】
1/25(金)
<キックオフ>
日本時間25:00(現地20:00)
<スタジアム>
ハッザーア・ビン・ザイード・スタジアム
(アル・アイン)
「A1位 対 CDE3位」の勝者と対戦
【準決勝】
1/29(火)
<キックオフ>
日本時間23:00(現地18:00)
<スタジアム>
アル・ジャジーラ・ムハンマド・ビン・ザイード・スタジアム
(アブダビ)
『C1位 対 ABF3位 勝者』対『E1位 対 D2位 勝者』の勝者と対戦
日本がグループ3位通過の場合
*日本がグループを3位通過した場合は2つのトーナメントパターンがあり、どちらに組み込まれるかは、3位突破チームがすべて出揃った時点で決定します。
*パターン①
【決勝トーナメント1回戦】
1/20(日)
<キックオフ>
日本時間26:00(現地21:00)
<スタジアム>
アル・ジャジーラ・ムハンマド・ビン・ザイード・スタジアム
(アブダビ)
グループD 1位 と対戦
【準々決勝】
1/24(木)
<キックオフ>
日本時間25:00(現地20:00)
<スタジアム>
アル・ジャジーラ・ムハンマド・ビン・ザイード・スタジアム
(アブダビ)
「A2位 対 C2位」の勝者と対戦
【準決勝】
1/28(月)
<キックオフ>
日本時間23:00(現地18:00)
<スタジアム>
ハッザーア・ビン・ザイード・スタジアム
(アル・アイン)
『B1位 対 ACD3位 勝者』対『F1位 対 E2位 勝者』の勝者と対戦
*パターン②
【決勝トーナメント1回戦】
1/22(火)
<キックオフ>
日本時間22:00(現地17:00)
<スタジアム>
アル=マクトゥーム・スタジアム
(ドバイ)
グループC 1位 と対戦
【準々決勝】
1/25(金)
<キックオフ>
日本時間22:00(現地17:00)
<スタジアム>
ザイード・スポーツシティ・スタジアム
(アブダビ)
「E1位 対 D2位」の勝者と対戦
【準決勝】
1/29(火)
<キックオフ>
日本時間23:00(現地18:00)
<スタジアム>
アル・ジャジーラ・ムハンマド・ビン・ザイード・スタジアム
(アブダビ)
『A1位 対 CDE3位 勝者』対『B2位 対 F2位 勝者』の勝者と対戦
因みに、決勝戦の試合日程は以下のとおりです。
【決勝戦】
2/1(金)
<キックオフ>
日本時間23:00(現地18:00)
<スタジアム>
ザイード・スポーツシティ・スタジアム
(アブダビ)
準決勝勝者同士が対戦
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日本代表が勝ち進んだ場合の対戦国
続いて、日本代表が決勝トーナメントへ勝ち進んだ場合、どのラウンドでどのチームと対戦する可能性があるのかを確認していきます。
まず今大会で優勝候補に挙げられるチームですが、やはり今年のロシアワールドカップに出場した5チームの、日本、韓国、オーストラリア、イラン、サウジアラビア辺りが有力です。
直近のワールドカップでもアジアからの出場国はこれらのチームが占めており、総合的に実力で勝るこの5チームの中から優勝国が誕生する可能性は高いとみられています。
しかし長期開催のワールドカップ予選とは違いアジアカップは短期決戦で、しかも決勝トーナメントでは負けたらその時点で敗退の一発勝負となるため、思わぬチームが勝ち進んで優勝する可能性もあります。
上記の優勝候補5チーム以外から優勝国が誕生するとすれば、開催国のUAE、次回ワールドカップ開催国のカタール、アジアカップ2007優勝国のイラク、日本と同グループのウズベキスタン辺り。
それでも、優勝候補筆頭は先に記した5チームとなるでしょう。
各グループ順当な結果となった場合、決勝トーナメントの組み合わせは以下のようになるでしょう。
*3位突破チームは予測が難しいため空欄
まずグループFの日本ですが、一番可能性が高いのがグループ1位突破です。
仮に1位突破を逃したとしても、2位突破はできるでしょう。
日本が1位突破を果たし、韓国、オーストラリア、イランらも1位突破すると仮定した場合、トーナメント表の左側に日本、オーストラリア、イランが、右側に韓国、サウジアラビアらが組み込まれる形になります。
そうなると、日本とそれらのチームがすべて順当に勝ち進んだ場合、日本は準々決勝でオーストラリアと、準決勝でイランと、決勝で韓国と対戦することになります。
そしてグループEのカタール代表ですが、先月の国際親善試合で欧州遠征を行いスイス代表に1-0で勝利、アイスランド代表とは2-2で引き分け好調をキープ。
アジアカップではサウジアラビアらを抑えカタールが1位突破する可能性も十分にあります。
*グループEはタフなグループのため、レバノン・北朝鮮が2位となる可能性もあります
そうなると日本は決勝トーナメント、一回戦でサウジアラビアと、準々決勝でオーストラリアと、準決勝でイランと、決勝で韓国と対戦するという、先に挙げた優勝候補5チームとすべて対戦する可能性もあるため、この場合は非常に厳しいトーナメントとなります。
もちろん、カタールと決勝トーナメント一回戦で当たった場合も、同国は前述のように好調をキープしているため、日本は決勝トーナメント一回戦から厳しい戦いを強いられることになるでしょう。
そう考えると仮に上のトーナメント表のようになった場合、日本は2位突破して右側の「F2」に組み込まれたほうが、先の優勝候補5チームとは準決勝まで当たらない可能性があります。
それでも、優勝候補すべてのチームに勝利し完全優勝を成し遂げる日本代表を見てみたいという方が多いのではないでしょうか。
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日本代表の移動距離
最後に、日本代表が大会で強いられる移動距離についてです。
今大会のアジアカップ開催国であるUAEは国土総面積が約83,000㎢と、日本の北海道とほぼ同じ大きさです。
つまり、大会で移動する距離は各チーム、日本でいえば北海道内でのみの移動距離となるわけです。
さらに言えば開催都市間の距離で一番長いのが、アブダビ~シャルジャ間の約170km。
これは日本でいえば東京~長野間とあまり変わらない距離です。
今年のロシアワールドカップでの各開催都市間の平均距離が約600kmだったことを考えると、移動は比較的少なめです。
それでは、日本代表の移動距離を見ていきます。
*移動距離の計算は各都市間の距離
【グループリーグ】
第1戦 トルクメニスタン戦(アブダビ)
↓ ほぼなし
第2戦 オマーン戦(アブダビ)
↓ 約160km
第3戦 ウズベキスタン戦(アル・アイン)
【決勝トーナメント】
*日本がグループ1位突破の場合
グループリーグ第3戦(アル・アイン)
↓ 約160km
決勝トーナメント一回戦(シャルジャ)
↓ 約10km
準々決勝(ドバイ)
↓ 約150km
準決勝(アル・アイン)
↓ 約160km
決勝(アブダビ)
*日本がグループ2位突破の場合
グループリーグ第3戦(アル・アイン)
↓ ほぼなし
決勝トーナメント一回戦(アル・アイン)
↓ ほぼなし
準々決勝(アル・アイン)
↓ 約160km
準決勝(アブダビ)
↓ ほぼなし
決勝(アブダビ)
まずグループリーグ3試合ですが、日本はアブダビで初戦と第2戦を行い、アル・アインで第3戦を行います。
初戦と第2戦のアブダビでの会場はそれぞれ違いますが、実質グループリーグでの移動距離はアブダビ~アル・アイン間の約160km。
そして注目すべきは決勝トーナメントでの移動距離です。
日本が1位突破した場合と2位突破した場合とでは移動距離にかなりの差が出てきます。
それも、2位突破したほうが移動距離は圧倒的に短縮。
ご覧の通り仮に決勝まで勝ち進んだ場合、1位突破ではグループリーグ第3戦終了後~決勝まで合計約480kmの移動を強いられますが、2位突破ではその3分の1の合計約160kmの移動で済みます。
開催都市を見ても、1位突破では各試合ごとに都市を移動しますが、2位突破の場合はアル・アインで3試合連続戦い、その後アブダビに移動するのみで準決勝・決勝と戦うことができます。
はなから2位突破を狙ってグループリーグを戦うことはないと思いますが、これだけ移動距離の差があり、また前述のように1位突破だと次々と優勝候補と当たる可能性があることを考えると、1位突破のほうがタフな戦いを強いられる可能性が高くなるとも言えます。
これらを踏まえて、決勝トーナメントの組み合わせや移動距離、日本代表がどの道を歩むことになるのか、注目です。
*参照ページ*
アジアカップ2019