ヨーロッパ地域の代表チームでNo.1を争う大会、『UEFA EURO (ユーロ) 』。
その2020年大会が来年6月に開幕しますが、今大会は “欧州各地での分散開催” となっているため、開催国は12ヵ国あります。
そこでこの記事では、ユーロ2020の開催国12ヵ国 (開催都市12都市) と会場などを一覧で確認してみます。
目次
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【ユーロ2020の開催国一覧】全12都市12会場を確認
2020年大会は “欧州各地の分散開催” であるため、様々な国 (会場) が名乗りを上げていましたが、その中から最終的に選ばれた12の国 (会場) が、以下です。
開催国 | 開催都市 | 会場 | 開催ステージ |
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ロンドン | ウェンブリー・スタジアム (収容人数:90,000人) |
・グループリーグ ・ラウンド16 ・準決勝 ・決勝 |
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ミュンヘン | アリアンツ・アレーナ (収容人数:75,000人) |
・グループリーグ ・準々決勝 |
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ローマ | スタディオ・オリンピコ (収容人数:72,698人) |
・グループリーグ ・準々決勝 |
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バクー | バクー・オリンピック・スタジアム (収容人数:68,700人) |
・グループリーグ ・準々決勝 |
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サンクトペテルブルク | クレストフスキー・スタジアム (収容人数:68,134人) |
・グループリーグ ・準々決勝 |
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ブダペスト | プスカシュ・アレーナ (収容人数:67,889人) |
・グループリーグ ・ラウンド16 |
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ブカレスト | アレーナ・ナツィオナラ (収容人数:55,600人) |
・グループリーグ ・ラウンド16 |
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アムステルダム | ヨハン・クライフ・アレナ (収容人数:54,990人) |
・グループリーグ ・ラウンド16 |
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ビルバオ | サン・マメス (収容人数:53,332人) |
・グループリーグ ・ラウンド16 |
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グラスゴー | ハンプデン・パーク (収容人数:52,063人) |
・グループリーグ ・ラウンド16 |
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ダブリン | アヴィヴァ・スタジアム (収容人数:51,700人) |
・グループリーグ ・ラウンド16 |
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コペンハーゲン | テリア・パルケン (収容人数:38,065人) |
・グループリーグ ・ラウンド16 |
以上の12ヵ国 (12会場) は、すでに開催する試合が割り当てられています。
『ハンガリー、ルーマニア、オランダ、スペイン、スコットランド、アイルランド、デンマーク』で開催する7会場はグループリーグとラウンド16まで。
『ドイツ、イタリア、アゼルバイジャン、ロシア』で開催する4会場は、グループリーグと準々決勝を開催。
グループリーグとラウンド16、そして準決勝と決勝を開催するのは、イングランドのロンドンにある「ウェンブリー・スタジアム」です。
「ウェンブリー・スタジアム」は、大会が行われる会場の中で最も観客の入るスタジアムで、9万人を収容できます。
逆に、最も収容人数の少ないスタジアムは、コペンハーゲン (デンマーク) の「テリア・パルケン」で、こちらは3万8千人ほどと、4万人に満たない規模となっています。
準決勝からはサッカーの聖地「ウェンブリー」での開催ということで、イングランド代表がベスト4に残った場合、同代表はラウンド16と準々決勝以外の試合をホームで戦えることになります。
全グループの開催都市一覧【各グループ2つの会場がセット】
続いて、各グループごとの開催国 (会場) 一覧です。
ユーロ2020では12の会場が選ばれていますが、これらすべてを6グループに割り当て、各グループ2会場がセットとなっています。
グループA
- ローマ (イタリア)
- バクー (アゼルバイジャン)
グループB
- コペンハーゲン (デンマーク)
- サンクトペテルブルク (ロシア)
グループC
- アムステルダム (オランダ)
- ブカレスト (ルーマニア)
グループD
- ロンドン (イングランド)
- グラスゴー (スコットランド)
グループE
- ビルバオ (スペイン)
- ダブリン (アイルランド)
グループF
- ミュンヘン (ドイツ)
- ブダペスト (ハンガリー)
(H) = ホーム開催のチームは各グループ1チーム or 2チーム組み込まれており、それらのチームはグループリーグの試合を最低2試合、自国で戦うことができます。
※イタリア、デンマーク、オランダ、イングランド、スペイン、ドイツの6チームはグループリーグの全3試合をホームで戦うことができる
※ロシアはグループリーグ2試合をホームで戦うことができる
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移動距離が最も多いグループ&少ないグループは?
上記の「各グループごとの開催都市」を地図上で表すと、以下のようになります。
※アルファベット「A」~「F」=各グループ名
見てのとおり、グループによって各開催都市間の距離に、大きな差があることがわかります。
開催都市間の距離が最も長いのは、ローマとバクーのグループA。
ローマとバクーは直線距離で約3,100km離れており、他のグループと比べても距離感は一目瞭然です。
一方、開催都市間の距離が最も短いのは、同じイギリス内のロンドンとグラスゴーのグループD。
ロンドンとグラスゴーの直線距離は、約556kmです。
次に短いのが、ミュンヘンとブダペストのグループF。
直線距離は約562kmなので、ロンドン~グラスゴー間とほぼ変わらない距離です。
つまり、開催都市間の距離が最も長いグループAと最も短いグループDとでは、約5.6倍も差があるということになります。
【全グループの開催都市間の距離 (長い順) 】
組 | 開催都市 | 距離 |
A | ローマ & バクー | 約3,100km |
C | アムステルダム & ブカレスト | 約1,790km |
B | コペンハーゲン & サンクトペテルブルク | 約1,150km |
E | ビルバオ & ダブリン | 約1,150km |
F | ミュンヘン & ブダペスト | 約562km |
D | ロンドン & グラスゴー | 約556km |
グループAは全グループの中で最も早く試合を行うグループなので、グループリーグ終了 → 決勝トーナメントまでは最低でも6日間の空きがありますが、グループAの中で「バクー → ローマ → バクー」と移動を強いられるスイス代表は、グループリーグにおける最も移動距離の多いチームということになりそうです。
そしてグループAの場合、イタリア代表はグループリーグ全3試合を自国のローマで開催できるので、“移動による負担がない”という面では、他のチームより有利と言えそうです。
※他のグループの開催国も同じことが言えます
【まとめ】チームによって移動距離の差がかなり大きい
最後に、この記事の要点をまとめました。
- ユーロ2020の開催国は12ヵ国ある
- 各国1会場が選ばれており、12都市の12会場で開催される
- 準決勝・決勝はロンドンのウェンブリー・スタジアムで開催
- 開催国のチームはグループリーグを自国で最低2試合戦える
- 各グループの開催国のセットの中で、最も距離が離れているのはグループA、最も距離が近いのはグループD
- グループリーグにおいて最も移動距離が多いのはスイス代表
大会史上初の「ヨーロッパ12ヵ国の“分散開催”」となるユーロ2020。
ヨーロッパ各地の広い範囲で試合が行われるとあって、“各チームの移動距離には大きな差が出る” という大会になります。
その移動距離による各チームの差が、結果に影響してくるのかどうか。
また、グループリーグをホームで戦えるチーム、とくに全3試合がホーム開催のチームは、移動がない上にホームの大声援の中プレーすることができます。
そのホーム開催のチームとそうでないチームとの差が、結果にどう影響するのかにも注目の大会となりそうです。