ユーロ2020本大会のレギュレーションまとめ【グループの順位決定方式など】

公開日 2020年1月10日 最終更新日 2021年5月22日

 

欧州サッカーの代表チームで王者を決める大会『UEFA EURO (ユーロ) 2020』の開幕まで、いよいよ残り数週間。

 

1年延期となり、大会の様々な内容も変更が生じたりしました。

 

そこでこの記事では、変更となった点もふまえて、ユーロ2020本大会に関して気になる「大会レギュレーション」について、各分野ごとにまとめました。

 

グループステージでの順位の決定方式、決勝トーナメントでのルールなどを確認してみます

 

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ユーロ2020本大会のレギュレーションまとめ

ユーロ2020の開催は2021年6月11日~7月11日の、ちょうど1ヶ月間にわたって開催されます。

前回大会から出場国数が増えましたが、今大会も同じ24チーム制で実施。

今大会は史上初となる「欧州11ヵ国の分散開催」で、準決勝と決勝戦はロンドンの「ウェンブリー・スタジアム」で行われます。

 

グループリーグや決勝トーナメントのレギュレーションについては、それぞれ項目ごとにまとめています。

 

 

グループリーグについて【順位決定方式など】

グループリーグでの勝ち点は従来通り、

となります。

 

決勝トーナメントへ進出できるのは、

の、合計16チームです。

 

これは言うまでもありませんが、グループリーグでは「全3試合を終えた時点での勝ち点が多いチーム」が順位で上となります。

 

複雑となるのは、「グループリーグの全3試合を終えた時点で、勝ち点の同じチームが2チーム以上ある場合」です。

この場合は、以下の順番により比較し順位を決定します。

 

勝ち点が並んだ場合は上記の順に比べていきますが、すべて理解するのは大変です。

重要なポイントとしては、勝ち点が並んだ場合は「グループ全試合での成績よりも直接対決での成績が優先される」という点です。

 

これは、FIFAワールドカップとは優先順位が逆です。

 

よりわかりやすくするために、例をあげて確認してみます。

グループリーグ3試合の結果がそれぞれ上記になった場合、順位は以下のようになります。

順位   試合 勝ち 分け 負け 得点 失点 勝点
1 チームA 3 1 2 0 4 3 +1 5
2 チームB 3 1 1 1 1 4 -3 4
3 チームC 3 1 1 1 5 3 +2 4
4 チームD 3 1 0 2 5 5 0 3

勝ち点で並んだチームBとチームCを比較するわけですが、直接対決での成績 (当該チーム間の試合による勝ち点) により、チームBがチームCより順位で上となります。

チームCのほうがチームBより全体の得失点差で「5差」も上回っており、なおかつ、3試合通じてチームCは5得点取ったのに対しチームBは1得点しか取れてませんが、直接対決で勝利しているチームBが順位で勝る、という状況になるわけです。

 

もしこれがワールドカップだった場合、勝ち点で並んだ場合は直接対決での成績よりグループ全試合での成績が重要視されるため、チームCが2位となります。

 

このように欧州のコンペティションでは、ユーロ予選もそうでしたが、「直接対決での成績」というのがかなり重要です。

 

3位チームのグループ突破決定方式

続いて、3位チームの突破を決めるレギュレーションについてです。

 

前述したとおり、「各グループ3位となった合計6チームのうち、成績上位4チーム」は決勝トーナメントへ進出できます

成績下位2チームは脱落です。

 

各グループ3位は、以下の順に比較します。

 

3位で決勝トーナメントへ進むためには、一般的に「勝ち点4」が目安と言われています。

過去の例からも、勝ち点4を獲得して得失点差でもプラスを維持できれば、グループ突破の可能性は高まります。

 

3位突破チームの決勝トーナメントでのポジション

続いては、3位突破チームの決勝トーナメントでの組み合わせです。

 

3位で突破した全4チームが「どのグループから突破したのか」の組み合わせによって、トーナメント表に入るポジションが変わってきます

以下が、15パターンすべてです。

3位突破チームの組み合わせ B組1位
と対戦
C組1位
と対戦
E組1位
と対戦
F組1位
と対戦
A、B、C、D A D B C
A、B、C、E A E B C
A、B、C、F A F B C
A、B、D、E D E A B
A、B、D、F D F A B
A、B、E、F E F B A
A、C、D、E E D C A
A、C、D、F F D C A
A、C、E、F E F C A
A、D、E、F E F D A
B、C、D、E E D B C
B、C、D、F F D C B
B、C、E、F F E C B
B、D、E、F F E D B
C、D、E、F F E D C

 

⇒ ユーロ2020のグループリーグ日程・結果はこちら

 

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決勝トーナメントについて【延長PKあり、3決は行わず】

 

ユーロ2020決勝トーナメント表

決勝トーナメントの戦いは、ベスト16から始まります。

「ベスト16 ⇒ 準々決勝 ⇒ 準決勝 ⇒ 決勝」と行われます。

 

決勝トーナメントの要点は以下のとおりです。

 

⇒ ユーロ2020の決勝トーナメント日程・結果はこちら

 

その他のレギュレーション

メンバー登録は26人、うち3人はキーパー

メンバーの登録枠は26人となっており、そのうち3選手はゴールキーパーでなければなりません。

 

各チーム、大会の開幕10日前までに選手登録を行う必要があります。

また、離脱を余儀なくされるほどの重傷者や病人が出た場合、チームの初戦の開幕前であれば、メンバーの交代が可能となっています。

 

ビデオ・アシスタント・レフェリーも導入

また、近年のサッカー界でも注目となっている「VAR (ビデオ・アシスタント・レフェリー) 」の導入も決定しています。

 

ユーロでの導入は今大会が初ということで、VARによってどのようなドラマが生まれるのかにも注目です。

 

1年延期となったことやパンデミックによる変更点

ここでは、パンデミックによってユーロ2020が1年延期となったことによる変更点をまとめています。

おもな変更点は以下のとおり。

 

本大会メンバー登録は26名に拡大

ユーロ2020本大会のメンバー登録枠が26名に拡大されています。

(本来であれば、23名でした。)

GK枠は通常通り3名。

 

ただし、試合登録のメンバーはこれまで通り23名となります。

つまり、試合ごとにベンチ入りできない選手が3人います。

 

選手交代枠は5人まで可能に【延長戦では6人目OK】

1試合における選手交代枠も5人までに拡大。

(本来であれば3人まででした。)

延長戦に突入した場合(決勝トーナメント以降)は、6人目の交代が許可されます。

 

ただし、交代の機会は3回までです。

(延長戦で4回目の機会が許可される。)

つまり、交代選手5人を全員1人ずつ投入することはできないということです。

※ハーフタイムや延長戦の開始前など、試合中以外での機会は除かれます。

 

各会場の観客動員の人数制限あり【会場も一部変更に】

各会場ごとに、観客動員の収容人数に制限が設けられます。

(無観客で行う開催地はない予定)

ハンガリーのブダペストの会場では100%収容で行うと発表されています。

サンクトペテルブルクやバクーは50%を目指し、ローマやアムステルダムは最低25%、ミュンヘンは最低20%の予定。

また、開催地も一部変更され、アイルランドのダブリン開催がなくなり、スペインの開催地はビルバオからセヴィージャへ変更に。

 

大会中に感染者が出た場合、13人登録で試合可能

もし大会中に感染者が出て隔離となった場合、陰性となってメンバー登録可能な選手が13名いれば試合は行えます。

(うち1人はGKをふくむ)

 

もし12名以下となり試合を行えない場合、48時間前であればルール上、試合日程を変更することが可能。

変更についてはUEFAが協議し、会場の変更などもふくめて結論を出します。

 

日程を変更して開催することが不可能とUEFAが判断した場合は、責任のあるチーム(この場合は感染者を出したチーム)が0-3の敗戦扱いとなります。

 

【まとめ】勝ち点が並んだ場合は直接対決での成績を重要視

最後に、ユーロ2020のレギュレーションについてのまとめです。

 

今大会も3位までグループ突破の可能性があるということで、最終戦のラストまでもつれる試合も多く出てきそうです。

勝ち点で並ぶと「直接対決での成績」が優先となるので、最後までこのレギュレーションの部分は重要になります。

 

また、延期となったことにより選手の負担軽減のため交代枠も増えるため、これはかなり結果に影響してきそうです。

 

⇒ ユーロ2020予選 専用ページ

⇒ ユーロ2020本大会 専用ページ

 

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