※2021年1月更新
2021年の夏へ丸々1年延期となった、代表チームで欧州王者を決める大会『UEFA EURO 2020』。
参加全24チームが出そろった今、各ブックメーカーなどで優勝予想・勝敗予想が始まっています。
そこでこの記事では、ユーロ2020の大会を予想。
「優勝予想」はもちろん、「各グループの突破予想」や「ダークホース候補」、さらに「各ブックメーカーのオッズ」も確認していきます。
また、トーナメント表なども掲載してますので、ダウンロードなどして皆さんも予想して楽しんでみてください!
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ユーロ2020を予想!【グループステージ編】
グループA | グループB | グループC |
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グループD | グループE | グループF |
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大会の順を追って予想していきます。
まずはグループステージからです。
【予想するにあたって、主に考慮した点】
- 予選での成績
- 開催国のアドバンテージ
(無観客となった場合、アドバンテージがあまりなくなる) - 移動距離
- 過去の対戦成績
- 2021年へ延期になったことによる影響
(現時点ではまだ予想できるものが少ない)
今大会は各グループに開催国が存在するので、それらの国々は大きなアドバンテージを手にすると考えています。
予選での戦いのように、試合ごとにホーム戦・アウェイ戦と入れ替わったりするので、ホームチームとアウェイチームとの試合結果の差が如実に表れるのではないかと予想。
※この項目は、あくまで個人的な予想コーナー
グループA 予想
予想順位 | 国名 |
1位 | ![]() |
2位 | ![]() |
3位 | ![]() |
4位 | ![]() |
ロシアW杯の予選で敗退し60年ぶりにW杯出場を逃したイタリア代表ですが、ユーロ予選では10戦全勝・37得点4失点という圧倒的な強さで本大会の出場を決めました。
予選全チームの総合順位でもベルギーに次ぐ2位の成績となっており、この2020年大会で “イタリア代表復活” の予感を感じさせています。
またグループステージ全3試合を自国ローマで開催できることから、イタリアの首位突破を予想。
2位以下の予想は非常に難しいグループですが、ラスト2戦を自国から地理的に近いバクー(アゼルバイジャン)で戦うことのできるトルコ代表を、2位と予想します。
トルコは予選でフランスと同組でしたが、ホームで2-0勝利、アウェイでも1-1のドローで終えており、強豪相手に勝ち点をもぎ取るのが得意なチームです。
前回大会で初出場ながらベスト4まで勝ち進んだウェールズ代表ですが、前回ほどの力はないと考え、今回は3位でグループ突破は他国次第になると予想。
そして、このグループAの中で唯一ロシアW杯に出場したのがスイス代表ですが、3試合で「バクー → ローマ → バクー」と、今大会の出場国の中で最もグループステージの移動距離が多いチームとなることも考慮し、最下位で敗退するという思い切った予想をしてみました。
グループB 予想
予想順位 | 国名 |
1位 | ![]() |
2位 | ![]() |
3位 | ![]() |
4位 | ![]() |
首位突破の予想はベルギー代表。
予選では10戦全勝・40得点3失点という圧倒的な強さで本大会一番乗りを決め、予選全チームの総合順位も1位、FIFAランクも現在1位です。
ロシアとは予選でも同組でしたが、ホーム&アウェイともに3-1&4-1と2点差以上をつけての勝利。
予選通じて3度目の対戦となる今回の対決にも勝利できると予想。
ただ、ホーム開催のチームがデンマーク&ロシアの2チーム存在するため、3試合中2試合がアウェイでの対戦になるという、ベルギーにとっては厄介なグループとなりましたが、それでも “赤い悪魔” の黄金時代はユーロ2020でも続くと予想します。
2位予想はデンマーク代表とロシア代表で迷いましたが、全3試合をホームで戦えるデンマークを2位と予想。
仮に両チームとも「ベルギーには敗戦、フィンランドには勝利」という状況で迎えた場合、最後は得失点差で決まる可能性もあります。
デンマークは予選2位通過でしたが、1試合も負けなし。
一方のロシアも予選2位通過で、ベルギーとの2戦には敗れましたが、それ以外はすべて勝利。
両者は拮抗した戦いとなりそうです。
また初出場のフィンランド代表ですが、予選ではホームでの試合で負けたのはイタリア戦のみですが、アウェイでの試合ではボスニアやギリシャに敗れるなど、負け越しています。
グループ突破を争うデンマーク&ロシアとの対戦が両試合ともアウェイ戦になるので、グループ突破は厳しいと予想。
グループC 予想
予想順位 | 国名 |
1位 | ![]() |
2位 | ![]() |
3位 | ![]() |
4位 | ![]() |
2016年ユーロ→2018年W杯と、国際大会の出場権を2大会連続で逃したオランダ代表ですが、ユーロ2020では出場権獲得に成功。
久々の大舞台登場ですが、復調した様子がうかがえるため、首位突破と予想します。
初戦でいきなりグループ最大の難敵ウクライナ代表と対戦しますが、ホーム開催となるため、最低でも引き分けられると予想。
その後残りの2戦では、予選で1試合あたり3得点をあげたオランダ攻撃陣のほうがウクライナを上回ると予想し、オランダを首位、ウクライナを2位に。
ただ、大会最初の波乱があるとすればこの試合で、ウクライナがオランダに勝つのではないかと思っています。
また、オーストリア代表は3位の予想。
ウクライナがオランダを上回った場合、オーストリアの2位以内は消滅すると予想。
そして初出場の北マケドニア代表ですが、波乱を起こせるほどの力はないと予想。
オーストリアとはユーロ予選でも同グループでしたが、ホームで1-4、アウェイで1-2で敗れており、3戦全敗が濃厚と考えます。
グループD 予想
予想順位 | 国名 |
1位 | ![]() |
2位 | ![]() |
3位 | ![]() |
4位 | ![]() |
トップ2の順位に迷いましたが、首位がイングランド代表、2位がクロアチア代表と予想。
イングランドとクロアチアは2018年W杯準決勝で対戦し、延長戦の末に2-1でクロアチアが勝利。
またその後のUEFAネーションズリーグ2018-19でも対戦し、そのときはクロアチアのホームで0-0ドロー、イングランドのホームで2-1イングランド勝利と、非常に拮抗した戦いを繰り広げています。
両者は今回がこの2年間で4度目の対戦となるわけですが、今回はイングランドのホーム開催ということで、イングランド勝利or引き分けになると予想。
イングランドは予選のホーム戦全試合で4得点以上を奪って勝利しており、ホームでの強さは圧倒的。
このことから、3試合すべてをウェンブリーで戦えるイングランドが最終順位で首位になると予想。
またイングランドとチェコは予選で同組でしたが、イングランドが唯一負けたのがアウェイでのチェコ戦(1-2)。
それでもホームでの対戦では5-0と大勝しています。
一方、チェコ代表はコソボ戦とブルガリア戦で敗戦を喫しており、目指すは3位通過になると予想。
そして6大会ぶりの出場となったスコットランド代表ですが、グループステージ敗退と予想。
予選初戦でカザフスタン相手に0-3敗戦という失態から持ち直し、プレーオフでは2戦連続PK戦勝利で本大会出場を決めましたが、同グループだったベルギーに0-3&0-4、ロシアにも1-2&0-4と力の差は明白だったため、3戦全敗を免れるかどうかといったところでしょうか。
グループE 予想
予想順位 | 国名 |
1位 | ![]() |
2位 | ![]() |
3位 | ![]() |
4位 | ![]() |
スペイン代表とスウェーデン代表は予選でも同組で、いきなりこの両者が初戦で激突。
予選ではスペインのホームで3-0、スウェーデンのホームでは1-1ドローでした。
今回スペインはスウェーデン戦をふくめ全3試合をホームで戦えるため、スペインを首位通過と予想。
前回ユーロで1勝もあげられずにグループステージ敗退となったスウェーデンですが、ロシアW杯ではベスト8入り。
予選で敗れたのもアウェイでのスペイン戦のみと安定しており、2位通過を予想。
一方、ポーランド代表はスペイン、スウェーデン両者との対戦成績ではともに過去7戦・約30年間にわたって勝利がないというデータが出ています。
また予選でも首位通過チームの中では下位の成績だったため、3位になると予想。
スロバキア代表はポーランドとの3位争いになると予想し、ポーランドを退けて3位となる可能性があります。
グループF 予想
予想順位 | 国名 |
1位 | ![]() |
2位 | ![]() |
3位 | ![]() |
4位 | ![]() |
最も予想の難しい “死の組” と言われるグループF。
フランス代表、ドイツ代表、ポルトガル代表、この3チーム内の結果がどのようになるのか、まったく予測できません。
ただこの3チームは過去に何度も対戦しており、データとしては表れています。
- ドイツはフランスに対して2014年W杯の準々決勝で勝利して以降、5戦勝利なし
- フランスはポルトガルに対して1975年以降40年間での対戦は10戦全勝と圧倒的な数字を残しているが、前回ついに敗れたのが、ユーロ2016の決勝だった
- ポルトガルはドイツに対して直近の国際大会での相性が悪く、2014年W杯、2012年&2008年ユーロ、2006年W杯と、過去4試合すべて大舞台で敗れており、勝利したのは2000年のユーロにまでさかのぼる
ポルトガルは現在も率いるフェルナンド・サントス監督の元、前回ユーロで優勝。
さらになんと言ってもクリスティアーノ・ロナウドがいます。
それでも総合力でいうとドイツやフランスよりはやや劣る印象で、万が一、予選全得点のうち半分を決めたロナウドが負傷などで出られなくなった場合、ポルトガルの2位以内確保は困難に思えます。
またフランスは予選においてミスからの失点&決定力不足が目立っていたため今大会は苦戦すると予想し、ドイツが首位、ポルトガルが2位、フランスが3位と予想してみました。
※2020年まではドイツの復活を予想していましたが、ネーションズリーグでスペインに0-6大敗を喫したことで、ドイツの立場が危うくなってきました。
ドイツは全3試合をホームで戦えるのが大きなアドバンテージですが、観客を入れて開催できるかが大きなポイントとなるかもしれません。
ポルトガルはグループステージでの出だしが良くない印象がありますが、今大会、プレーオフ勝者との初戦ではしっかり勝利を収めると予想。
ハンガリー代表にとっては3位確保が目標となりますが、強豪3チーム相手に1引き分けが精一杯になりそうです。
以上、グループステージでの順位を予想してみましたが、あまり波乱のない予想となってしまいました。
予想が当たるとうれしいですが、やはり予想がいくつか外れてこそ驚きもあり楽しめるのがサッカーです。
どの部分に波乱があるのか、本大会が楽しみです。
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ユーロ2020を予想!【決勝トーナメント編】
続いては決勝トーナメントでの予想です。
先に予想したグループステージでの順位をトーナメント表に割り当てると、以下のようになりました。
※3位突破できるグループはB、D、E、Fと予想しています
この場合、トーナメント表の左右の山に強豪国が分散される印象です。
ユーロ2020の優勝予想
続いて、上のトーナメント表から勝ち上がりを予想し、優勝予想もしてみました。
まず、近年低調気味だったイタリアとドイツはベスト4まで進むと予想。
一方、黄金世代のベルギーは今回も優勝できないと予想。
現在圧倒的強さを誇るベルギーですが、前回大会で敗れたイタリアを前に、今回も屈すると予想。
イングランドはグループを首位突破しても、トーナメント1回戦で対戦するのは「死の組グループFの2位」となることが確定しています。
いきなり大きな山場となる可能性がありますが、ここを勝ち抜けば決勝まで進出する可能性も十分あり。
またオランダはベスト8まで進むと予想しますが、トルコがそれを上回りベスト4まで勝ち上がるという大胆な予想をしてみました。
個人的な優勝予想はドイツ!(としましたが・・・)
そして決勝戦は「ドイツ対イングランド」と予想。
ホーム開催となるイングランドの優勝としたいところでしたが、ブックメーカーなどの予想と同じでは面白くないと思い、ドイツが2018年W杯の屈辱から復活しそのまま優勝すると予想。
“死の組”のグループでの戦いで力を使い果たしてしまいそうな気もしましたが、あえて「ドイツ代表の優勝」をあげてみました。
※ユーロが延期となり、またドイツの調子も良くないことから、上の予想は外れる可能性大かもしれません・・・
ユーロ2020のダークホース候補
予想の最後に、ユーロ2020におけるダークホース候補もあげてみます。
1.トルコ代表
トルコ代表は予選でフランスやアイスランドと同組でしたが、フランスとの対戦で勝ち越しています。
ホームでの試合には2-0で勝利し、アウェイでの試合でも終盤に先制されながらもその後同点に追いつき1-1のドローに持ち込んでいます。
フランス戦での3得点中2得点はセットプレーによるものでした。
トルコ代表は最終的に予選2位通過となりましたが、それでも現W杯王者フランス相手に1勝1分という出来。
また10試合を戦っての失点数も3と、守備の堅さも自信になっているはずです
2018年の試合では、ネーションズリーグはスウェーデン&ロシアと同組で最下位に終わりましたが、それ以外の親善試合では7戦すべて負けなし。
2019年の試合では、12戦行い9勝2分1敗という好成績を収めています。
グループステージではいきなり開幕戦アウェイの地でイタリア代表と対戦しますが、ここを最低でも引き分け、あるいは敗れたとしても、バクーで戦える残りの2戦で挽回することは十分可能です。
2.ウクライナ代表
ウクライナ代表は予選でロシアW杯出場国のポルトガル&セルビアと同組のややタフなグループでしたが、6勝2分という好成績で1敗もせずに首位通過を決めたチームです。
ポルトガルとの対戦ではホームで2-1、アウェイで0-0、セルビアとの対戦ではホームで5-0、アウェイで2-2とライバル相手にしっかり差をつけています。
また予選全8試合での失点数も4と少なめ。
前回のユーロ2016の惨敗後に監督に就任した “ウクライナの英雄「シェフチェンコ」” 率いるチームは、これまで33戦戦って19勝9分5敗の成績。
2019年にいたっては、7勝3分と無敗でした。
ヤレムチュク、ツィハンコフ、ジンチェンコなどタレントは揃っており、2006年W杯でベスト8入りを果たした時以来の躍進に期待が持てます。
2020年10月のネーションズリーグではスペインにも勝利しており、初戦でいきなりオランダに勝利する可能性も秘めています。
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ユーロ2020の優勝候補【各ブックメーカーのオッズまとめ】
続いて、各ブックメーカーの優勝候補のオッズを確認してみます。
※2021年1月更新
国名 | ウィリアムヒル | bet365 | NetBet |
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6.00 | 6.50 | 6.00 |
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6.00 | 6.50 | 6.00 |
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6.50 | 6.50 | 6.50 |
![]() |
8.50 | 7.50 | 8.00 |
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8.50 | 8.50 | 8.50 |
![]() |
9.00 | 8.00 | 8.00 |
![]() |
13.00 | 13.00 | 13.00 |
![]() |
13.00 | 13.00 | 13.00 |
![]() |
34.00 | 26.00 | 29.00 |
2020年中はどこも優勝候補1番手はイングランドの単独でしたが、2021年に入り、ベルギーがイングランドとまったく並ぶ形でトップとなっています。
そして3番手のフランスまでは2020年も一緒でしたが、2021年に入って4番手~6番手のオランダ、ドイツ、スペインの3チームに変動があり、それぞれ異なるオッズを出しています。
総合的に見てドイツとスペインがオッズで逆転した形ですが、これは2020年10月の「スペイン 6-0 ドイツ」という結果のインパクトが大きく影響したようにも思えます。
予想が外れるからそこ面白い!【番狂わせは起こるのか】
さて、ここまでユーロ2020の個人的な予想と各ブックメーカーのオッズなどを確認してみましたが、だいたい予想通りにいかないのがユーロでありサッカーです。
前回ユーロ2016では、大会前の優勝予想オッズでも7番手あたりだったポルトガル代表が優勝。
また、過去にはユーロ2004でギリシャ代表が優勝するという大番狂わせもありました。
今大会は大会史上初の分散開催となるため、開催国として出場するチームが9チーム存在します。
これら開催国のチームとそうでないチームとの結果に差が生まれるのかどうかにも注目となりそうです。
最後に、下にトーナメント表を掲載するので、ダウンロードなどしてみなさんも予想しつつ、大会を楽しんでみてください!
※各グループ表の参考は、以下の本大会ページで見られます