公開日 2020年6月23日 最終更新日 2020年12月3日
延期となった2021年に開催される、欧州代表チームのNo.1を決める大会「ユーロ2020」。
このユーロ2020の試合で使われる公式試合球のサッカーボールが、「ユニフォリア」(UNIFORIA)というボールです。
このユニフォリアがどんなボールなのか、どのような特徴があるのか気になる方も多いかと思います。
そこでこの記事では、ユーロ2020試合球のユニフォリアについて、このボールの「特徴」や「実際に蹴ったときの感覚」などについてまとめています。
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ユーロ2020試合球のボール「ユニフォリア」の特徴
ユーロ2020で使用されるサッカーボール「ユニフォリア」が、以下になります。
OFFICIAL: @adidasfootball unveil the “Uniforia” match ball for #EURO2020.
The ball is designed to “symbolise the blurring of boundaries and crossing of borders” in the new continent-wide tournament format. pic.twitter.com/KSf8TMdg4q
— Squawka News (@SquawkaNews) November 7, 2019
まず見た目ですが、一言で言えば「デザインがとてもかっこいい」という感じ。
カラーリングも好印象。
このボールのコンセプトは、ユーロ2020は「12ヵ国による分散開催」となるので、それらをこのボールのデザインが表しているとのこと。
確かに、ボールをよく見てみると、ユーロ2020が開催される12の都市名が印字されています。
以下、引用です。
名称のユニフォリアは「サッカーが生み出す一体感、幸福感」を意味しており、「大会がヨーロッパ全土に巻き起こす一体感」をコンセプトにデザイン。大会史上初となる12の開催都市における「様々なバックグラウンドを持つサポーターや選手達が橋を渡り、国境が交わっていく」姿を、黒い毛筆調のラインで表現している。
まさに、ヨーロッパ各地でユーロ2020の大会の試合が開催されるという、ワクワク感のつまったボールです。
そして見た目のデザインも重要ですが、より重要なのが、実際の使い心地。
【パネルは最小の6枚!】縫い目をなくし、より繊細で正確なパス・シュートが実現可能
このユニフォリアのボールの特徴は、以下のとおり。
- 熱によって各パネルを接合している
⇒ 縫い目がなくなり、ボールのどの部分を蹴っても、同じ反発力を維持
⇒ つまり、より繊細なタッチ、より正確なパスやシュートが実現可能 - 天然ゴムチューブを使用
⇒ 素材がやわらかく、ボールのバウンド力も高い - パネル数がサッカーボールの中で最小の6枚
⇒ 蹴り心地も向上し、よりハイレベルなシュートを打ちやすくなる - 各パネルの形も新しいものに進化?
⇒ アディダスのこだわり
このボールの特徴としてまずあげられるのが、「熱圧着」(サーマルボンディングと呼ばれている)であるということ。
普段わたしたちが練習や試合などで使用しているボールの多くが、「手縫い」のボールになるかと思います。
これらには当然「縫い目」が存在しますが、この熱圧着によって作られたボールには「縫い目」がなし。
つまり、この縫い目がない分、ボールのどこを蹴っても常に同じ蹴り心地を生み出します。
縫い目があると、実は蹴る部分によって細かいズレが生じていますが、ユニフォリアではこれをなくし、より正確にパスやシュートを打てるようになります。
またパネル数に関しても、前回大会と同じくサッカーボールの中で最小の6枚をキープ。
一般的なボール32枚よりはるかに少ないパネル数で構成されているため、蹴り心地がとても良いのも特徴。
そしてこのパネルの形状についても調べてみると、このユーロ2020試合球のためにアディダスが作り出したオリジナルのものとのこと。
ただ、形自体はロシアW杯の試合球「テルスター」に似ているか同じ?印象です。
ユニフォリアのボールを実際に蹴った動画はこちら
また実際の蹴り心地や感触も気になるかと思うので、ユーチューバー「AJ UNITED」さんが実際にユニフォリアのボールを使用した動画を、以下にアップします。
この動画内でも言っていますが、見た目で見る感じでは、「ユニフォリア」と「テルスター」、パネルの形は同じようです。
ユニフォリアの特徴として、
- 弾力が最強
- 蹴り心地はテルスターとほぼ一緒
があげられています。
テルスターを使用したことがある方には、イメージが湧きやすそうなボールです。
「蹴り心地がテルスターと一緒で、デザインがかっこよくなったのがユニフォリア」という印象のようです。
⇒ adidas(アディダス) 一般・大学・高校・中学生用 5号球 ユニフォリア 試合球 AF520
【まとめ】ユーロ2020のボールは見た目と蹴り心地が良い!
ユーロ2020の公式試合球「ユニフォリア」は、
- とにかくデザインがかっこいい
- 蹴り心地がバツグン
というのが一番の特徴。
テルスターとほぼ同じような(もしくは一緒?)形状なので、キッカーにとってはシュートの質が上がるなどメリットが多く、逆にキーパーにとっては読みづらいボールとなるかもしれません。
ユーロ2020ではこのボールによって、より繊細で正確なプレー、そしてミドルシュートなどにも期待ができます。
もちろん、人によって感じ方はそれぞれなので、蹴り心地については実際に使用してみないと好みに合うかわかりません。
ただ、見た目のかっこ良さに関してはかなりの好印象。
ちなみに、実際にユニフォリアを購入した人の口コミでは以下のようなものがありました。
- 「リフティングが非常にやりやすい」
- 「ボールが硬く、しっかりしている感じ」
- 「質感がよく、芝生の上でよく滑る感じ」
- 「ボール全体に小さいドットがあり、とらえたとおりの軌道を描くボール」
- 「デザインも質も良い!」
- 「息子の誕プレに買ってあげたら、デザインも気に入ってくれて大喜びでした^^」
ボールが少し硬いとの口コミもあり、通常のボールより多少空気を抜いた状態で使用すると良いかもしれません。
また、土グラウンドで利用するとバウンド力が高くなるため、この場合も空気圧は少し低めのほうが良さそうです。
ユニフォリアが使用されるユーロ2020の大会。
このボールによってどのような素晴らしいプレー、ドラマが生まれるのか。
開幕が待ちきれません。