公開日 2021年8月28日 最終更新日 2022年3月17日
2022年カタールW杯アジア最終予選は大詰めを迎えています。
7大会連続のワールドカップ出場を目指す日本代表は残り2戦、オーストラリア戦(アウェイ)とベトナム戦(ホーム)を残すのみです。
現在2位の日本代表ですが、次のアウェイでのオーストラリア戦に敗れてしまうと3位転落となり、一気にワールドカップ出場が危うくなります。
そんなオーストラリアとのアウェイ戦は地上波放送はなく、DAZNでのみの配信となることが確定しています。
この記事では、残り2節となったアジア最終予選の日本での放送予定・配信予定をまとめています。
目次
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カタールW杯アジア最終予選の放送まとめ
2022年カタールW杯アジア最終予選の放送予定・配信予定は以下のとおりです。
※キックオフ時間はすべて日本時間(24時間形式)
日にち | 日本時間 Kick-off |
国 | 国 | 放送・配信予定 | |
2022年
3/24 |
18:10 | ![]() |
VS | 日本![]() |
DAZN |
20:00 | ![]() |
VS | イラン![]() |
DAZN | |
21:00 | ![]() |
VS | シリア![]() |
DAZN | |
21:00 | ![]() |
VS | オマーン![]() |
DAZN | |
3/25 (金) |
00:00 | ![]() |
VS | サウジアラビア![]() |
DAZN |
02:00 | ![]() |
VS | UAE![]() |
DAZN | |
3/29 (火) |
19:35 | ![]() |
VS | ベトナム![]() |
地上波テレビ朝日 DAZN |
20:30 | ![]() |
VS | レバノン![]() |
DAZN | |
22:45 | ![]() |
VS | 韓国![]() |
DAZN | |
3/30 (水) |
01:00 | ![]() |
VS | イラク![]() |
DAZN |
01:00 | ![]() |
VS | 中国![]() |
DAZN | |
03:00 | ![]() |
VS | オーストラリア![]() |
DAZN |
※アジア最終予選の日本代表の試合は、ホーム戦の5試合のみテレビ朝日で放送
※アウェイでの5試合はすべてDAZN独占となり、視聴はDAZNでのみ可能
日本代表のアウェイ戦は全試合DAZNのみ
ついに、日本代表のワールドカップ予選の試合がDAZNでしか見られないという時代が来ました。
アジア最終予選の「日本代表戦のアウェイゲーム」は全試合DAZNでの独占配信で、テレビ放送は一切なしということが決定。
ワールドカップ出場のかかった最終予選の重要な試合ですが、アウェイ戦は地上波放送すらなしとなることが決定しました。
AFC(アジアサッカー連盟)が年々放映権を高く設定してきたことにより、今まで最終予選を放送してきたテレビ朝日がついに、ホーム戦ほど視聴率が期待できないアウェイ戦を手放すこととなりました。
資金力のあるDAZNがこれからの日本代表戦を次々と配信していく流れになりそうです。
いつの間にかJリーグが地上波から消えていったことを考えると、日本代表戦も地上波から消えていくことが懸念されます。
これからは「サッカーを見るなら有料」という時代にますますなっていきそうです。
DAZNは日本のライバル国や韓国代表の試合も配信
日本代表のアウェイ戦は地上波から消えてしまいましたが、今回のアジア最終予選をDAZNがとってくれたことにより、得られたものもあります。
それは、
- 日本代表と同じグループのライバル国の試合も見られること
- 韓国代表やイラン代表の試合も見られること
などがあげられます。
やはり日本代表と同じグループのほかの試合も気になる人は多いかと思います。
どのような戦い方をしてくるのかもそうですし、なにより予選最後のほうの試合では他グループの結果次第ということになるかもしれません。
日本代表の運命が決まるかもしれない試合をライブで見られるのはこれまでになかったことです。
また、日本でも注目度が高いのが韓国代表の試合ですが、韓国代表戦も全試合DAZNがライブ配信予定となっています。
ソン・フンミンのプレーが見たい人や韓国代表のゆくえが気になる人も、日本代表戦と合わせて視聴することができます。
DAZNがアジア最終予選を配信することによるメリット・デメリット
今回DAZNが初めてW杯アジア最終予選を配信するわけですが、これによるメリット・デメリットをここではご紹介します。
アジア最終予選をDAZNで見るか迷っている人は、こちらを一通り確認してみると良いかと思います。
DAZNなので、スマホやPCで家にいなくても見られる
DAZNが配信してくれることにより、視聴方法の幅は広がります。
スマホ、PC、タブレット端末など様々な方法で視聴することができますし、なにより家にいなくても外出中にいつでも見ることが可能となります。
地上波の場合は、テレビで見るためにキックオフ時間までに家に帰っておかないといけない人も多かったと思いますが、その必要もなくなります。
(ちなみに、アジア最終予選はすべて木曜日と火曜日の開催予定)
もちろん家でゆっくり見られれば一番ですが、仕事帰りで間に合わなくても帰宅途中などにスマホで見ることができるようになります。
(数少ないワンセグつきのスマホも必要なくなるかも…)
スマホやノートパソコンなど常に持ち運びしていれば、家で風呂に入りながら、会社にいながら、車の中で、など、様々なシチュエーションで見ることができそうです。
日本代表のアウェイ戦はお金を払わないと見られなくなる
ここがみなさんが考える一番のデメリットではないでしょうか。
そうです、もう日本代表のアウェイ戦はお金を払わないと見られなくなるのです。
これまで地上波で見ていた人も、お金がかかるならDAZNに入って見ようかどうか迷う人が多いはずです。
とくに日本代表ファンにとっては、月に2試合ほどしかない代表戦のためにDAZN入るのはもったいないと思うかもしれません。
ただその一方で、日本代表選手たちのクラブ(ラ・リーガ、プレミア、セリエA、Jリーグなど)でのプレーもDAZNでは多く見られるため、この機会に加入を決める人も多そうです。
日本代表と同じグループの他国の試合も見られる
これはかなり大きなメリットではないでしょうか。
DAZNでは日本代表戦だけでなく、アジア最終予選の他国の試合も視聴できるようになります。
これは今まで地上波でもほぼなかったことです。
日本と同グループでワールドカップ出場を争うライバル国の試合も全試合見ることができます。
日本と同じグループのオーストラリア、サウジアラビア、中国、オマーン、ベトナムの試合すべてがライブ配信され、好きな時間に見逃し配信でも見ることができます。
もしかしたら予選の最後、日本代表のワールドカップ出場が他会場の試合結果に左右される可能性もあり、そうなればその試合をライブで見られるのはかなり大きなことです。
韓国代表の試合が見られる
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これもかなりデカイのではないでしょうか。
日本人の注目度が非常に高い韓国代表の試合もすべてライブで見ることができます。
ここ最近のワールドカップ予選で苦戦しながらもギリギリで出場権を手にしている韓国代表。
オール中東勢と一緒になった今大会の韓国代表が予選を勝ち抜くことができるのか、リアルタイムでそのゆくえを見ることができます。
とくにプレミア好きやスパーズファンにとっては、ソン・フンミンの韓国代表でのプレーも見られるのはメリット大なはずです。
アウェイ戦の試合は深夜キックオフが増える可能性がある
これは日本のサッカーファンにとって大きな問題となるかもしれません。
アウェイ戦の試合をテレビ朝日がとらなかったことにより、これまである程度の融通が利いていたキックオフ時間の調整もできなくなるかもしれません。
時差のあるアウェイ戦でも、日本人が見やすい夜の時間帯に合わせるために対戦国との調整を今まで行ってきましたが、今後はここの調整ができず、日本時間だと深夜のキックオフになる試合も増えることが考えられます。
とくにサウジアラビアはホーム戦をよく夜8時~9時キックオフで行っており、日本戦もそうなると、日本時間で深夜2時~3時キックオフということになるかもしれません。
ついでにヨーロッパ予選も見られる
この投稿をInstagramで見る
実はDAZNではすでにW杯ヨーロッパ予選の配信が2021年3月より行われています。
2022年3月に行われるプレーオフの試合も全試合ライブ配信あり。
- ウェールズ vs オーストリア
- スコットランド vs ウクライナ
- ロシア vs ポーランド
- スウェーデン vs チェコ
- ポルトガル vs トルコ
- イタリア vs 北マケドニア
※上記はプレーオフ準決勝
※決勝戦も全試合配信あり
アジア最終予選だけでなく、注目度の高いヨーロッパ予選もおまけに見られてしまうという、ここはさすがのDAZNです。
イタリア代表とポルトガル代表、どちらかは必ずワールドカップに出られないという、一発勝負の厳しい戦いを制するのは…?
機器をそろえないと録画して残すことができない
DAZNには録画機能がありません。
もしどうしても録画したい場合は別の機器をそろえる必要があるため、お金と手間ひまがかかってしまいます。
ただ見逃し配信があるので、ライブで見られなくてもあとからいつでも視聴できます。
見逃し配信があるので、あとで好きなときに好きなシーンを何回でも見られる
上記のように、録画はできなくても見逃し配信がDAZNにはあります。
あとで時間のあるときにいつでも試合をフルでも、ゴールシーンだけでも、飛ばし飛ばしでも、好きなように見ることができます。
もちろん、キックオフまでに間に合わなくても試合の途中からでも見られますし、追っかけ再生も可能です。
気軽に地上波で見られなくなるから、新規サッカーファンが減る可能性がある
これは見る人のメリット・デメリットというよりも、サッカーファンにとって、また日本サッカー全体にとっての問題でもあります。
今後もサッカーの放送は、地上波から有料コンテンツでの配信に変わっていく流れになるとされており、そうなると新規サッカーファンの増加傾向がこれまでより減る可能性があります。
これまではサッカーを、
「地上波放送でやっていたから見る」といった人が、
「地上波でやらないならお金を払ってまでは見ない」という人が多くなると予想されます。
地上波のテレビで手軽にサッカーを見ることができなくなると、これからサッカー選手を目指す子どもたちが減る可能性も危惧されます。
ここまで人気が出てきた日本サッカーが、今後衰退しないことを祈るばかりです。
⇒ DAZN (公式サイト)