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フランス代表について
- ユーロ出場:8大会連続10回目
- ユーロ最高成績:優勝 2回 (1984・2000年大会)
- 最新FIFAランク:2位
フランス代表の直近5大会ユーロ成績
- 2000年大会:優勝
- 2004年大会:ベスト8
- 2008年大会:グループステージ敗退
- 2012年大会:ベスト8
- 2016年大会:準優勝
【ユーロ2020フランス代表】メンバー・日程・対戦成績・予選結果
ベンゼマがサプライズ復帰のフランス代表、W杯に続いてユーロも制覇なるか
2018年ロシアW杯で優勝し、世界王者に輝いたフランス代表。
フランス代表はユーロにおいて2000年大会で優勝して以降、2004年大会ベスト8 ⇒ 2008年大会グループステージ敗退 ⇒ 2012年大会ベスト8と、3大会連続で4強入りすら逃してきましたが、前回2016年大会では久々の決勝進出。
しかし決勝戦ではポルトガルに敗れ、母国での優勝のチャンスを逃してしまったフランス代表でした。
予選ではトルコ&アイスランドらと一緒のグループを首位突破。
10戦戦って「8勝1分1敗」の成績で、唯一勝てなかった「1分1敗」というのが、どちらもトルコ戦。
また、最下位となったモルドバ相手にも2試合とも失点を喫するなど、予選を通して決して世界王者らしい戦いぶりを見せていたわけではありませんでした。
そして、ユーロ2020本大会でフランス代表が組み込まれたのは、ドイツやポルトガルらと一緒の「死の組」とも言われているグループF。
3位でも決勝トーナメント進出の可能性があるとは言え、2位以内に入って確実に決勝トーナメント行きを決めたいのが、フランス代表。
このフランス&ドイツ&ポルトガルの中でも、フランスは確実に2位以内に食い込んでくるとの予想が大半です。
優勝を目指すフランス代表はどこと当たっても勝ち抜くのが使命ですが、首位突破以外だと決勝トーナメント1回戦でイングランドやベルギー、オランダといったチームといきなり当たる可能性が高まります。
また、フランス代表メンバー発表で大いに話題となったのが、デシャン監督から追放中だったFWベンゼマの代表サプライズ復帰。
ベンゼマが加わったフランス代表攻撃陣はさらに破壊力が増し、国際大会連覇へ向けてさらに期待値が上がっています。
ユーロ2020・フランス代表メンバー
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ベンゼマが約6年ぶりの代表サプライズ復帰!【クンデは初選出、ヌドンベレやマルシャルなどは落選】
※2021年5月18日、フランス代表のユーロ2020本大会メンバー26名が発表
ユーロ2020 フランス代表メンバー | |||
監督:ディディエ・デシャン (フランス国籍) | |||
Pos | 背番号 | 選手名 | 所属クラブ |
GK | 1 | ウーゴ・ロリス | トッテナム |
16 | スティーヴ・マンダンダ | マルセイユ | |
23 | マイク・メニャン | リール | |
DF | 2 | バンジャマン・パヴァール | バイエルン・ミュンヘン |
3 | プレスネル・キンペンベ | パリ・サンジェルマン | |
4 | ラファエル・ヴァラン | レアル・マドリード | |
5 | クレマン・ラングレ | バルセロナ | |
15 | クル・ズマ | チェルシー | |
18 | リュカ・ディニュ | エヴァートン | |
21 | リュカ・エルナンデス | バイエルン・ミュンヘン | |
24 | レオ・デュボワ | オリンピック・リヨン | |
25 | ジュール・クンデ | セヴィージャ | |
MF | 6 | ポール・ポグバ | マンチェスター・ユナイテッド |
8 | トマ・レマル | アトレティコ・マドリード | |
12 | コランタン・トリッソ | バイエルン・ミュンヘン | |
13 | エンゴロ・カンテ | チェルシー | |
14 | アドリアン・ラビオ | ユヴェントス | |
17 | ムサ・シソコ | トッテナム | |
20 | キングスレイ・コマン | バイエルン・ミュンヘン | |
FW | 7 | アントワーヌ・グリーズマン | バルセロナ |
9 | オリヴィエ・ジルー | チェルシー | |
10 | キリアン・ムバッペ | パリ・サンジェルマン | |
11 | ウスマン・デンベレ | バルセロナ | |
19 | カリム・ベンゼマ | レアル・マドリード | |
22 | ウィサム・ベン・イェデル | ASモナコ | |
26 | マルクス・テュラム | ボルシアMG |
※試合登録のメンバーは23名
ユーロ2020フランス代表の試合日程・対戦国・対戦成績
決勝トーナメント1回戦でイングランドなどとの対戦を避けるため、首位突破したいフランス代表
グループステージ (グループF) | ||
キックオフ (日本時間) |
対戦国 | 会場 (都市 / 国) |
6/16 (水) 4:00 |
![]() (FIFAランク12位) |
アリアンツ・アレーナ (ミュンヘン / ドイツ) |
※ドイツ代表との対戦成績:8勝4分4敗 | ||
6/19 (土) 22:00 |
![]() (FIFAランク37位) |
プスカシュ・アレーナ (ブダペスト / ハンガリー) |
※ハンガリー代表との対戦成績:8勝2分12敗 | ||
6/24 (木) 4:00 |
![]() (FIFAランク5位) |
プスカシュ・アレーナ (ブダペスト / ハンガリー) |
※ポルトガル代表との対戦成績:19勝2分6敗 |
フランス代表はユーロ2020開催国に選ばれていません。
グループステージ対戦国のドイツ&ハンガリーが開催国に選ばれているため、この2戦はアウェイ戦になります。
初戦の対戦国は、ドイツ代表。
過去の対戦成績で勝ち越しており直近5試合でも負けがなく、前回2018年ネーションズリーグでの対戦でも2-1と勝利しています。
前回敗れたのは2014年ブラジルW杯での対戦です。
そして今回はドイツホームでの対戦となるわけですが、ドイツホームで負けたのも80年以上前の試合という心強いデータがあります。
このように、過去の対戦成績ではフランス代表のほうに分があると言え、初戦のドイツ戦をものにできるかがグループを突破できるかどうか、あるいは首位突破できるかどうかも左右しそうです。
第2戦の対戦国はハンガリー代表ですが、実はグループステージ対戦国の中で唯一過去の対戦成績で負け越している相手です。
とは言え、フランス代表がハンガリーに負け続きだったのは遠い昔の話で、最後に負けたのは45年も前の試合。
直近5試合は全勝中であり、現在の実力から考えてもハンガリー戦で勝ち点3を逃すわけにいきません。
第3戦の対戦国はポルトガル代表で、こちらは過去の対戦成績で大きく勝ち越しています。
しかし前回ユーロでは決勝戦で対戦し、延長戦の末0-1で敗れてホームで優勝トロフィーを掲げられたという苦い記憶が残っています。
それでも、その前回ユーロ決勝で敗れるまでは “10戦全勝中” という圧倒的な数字を残していました。
そして去年2020年もネーションズリーグで2度対戦しており、1勝1分の成績。
まとめると、直近13試合で敗れたのは1回のみですが、その1回が前回ユーロでの対戦だったというわけです。
今回ユーロ2020ではこの5年間で4度目の対戦となるわけですが、5年間の成績は「1勝1分1敗」とまったくの五分で、どちらに転んでもおかしくない試合です。
フランス代表のグループステージ目標は首位突破で、最低でも2位以内に入ることが使命と言えます。
ドイツやポルトガルに順位で抜かれ3位となってもグループ突破のチャンスはありますが、この場合は他国次第となるので、確実に2位以内を目指す必要があります。
ただ、フランス代表が目指すはやはり首位突破。
2位や3位突破だと、決勝トーナメント1回戦でイングランドやベルギーやオランダと対戦することになる可能性が高くなります。
優勝が目標のフランス代表にとって、どこがきても頂点まで登りつめなければいけませんが、いきなりの優勝候補同士の対戦は避けたいはず。
ドイツやポルトガルらとの熾烈な争いを制して首位突破を果たすことができるのかどうかも、このグループFの見どころです。
フランス代表のユーロ2020予選結果
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フランス代表は予選首位突破も、トルコには1分1敗と負け越し【ミスでの失点も目立つ】
日にち (2019年) |
H/A | 勝敗 | 結果 | 対戦国 |
3/22 | A | 勝 | 4-1 | ![]() |
3/25 | H | 勝 | 4-0 | ![]() |
6/11 | A | 勝 | 4-0 | ![]() |
6/8 | A | 負 | 0-2 | ![]() |
9/7 | H | 勝 | 4-1 | ![]() |
9/10 | H | 勝 | 3-0 | ![]() |
10/11 | A | 勝 | 1-0 | ![]() |
10/14 | H | 分 | 1-1 | ![]() |
11/14 | H | 勝 | 2-1 | ![]() |
11/17 | A | 勝 | 2-0 | ![]() |
※10戦戦い、8勝1分1敗・25得点6失点 ※グループ1位で、ユーロ2020本大会の出場権を獲得 |
ユーロ2020予選、フランス代表はトルコやアイスランドと一緒の予選グループを首位突破。
ベルギー&イタリアのように予選全勝とはいかなかったものの、8勝1分1敗とまずまずの成績。
しかしトルコとの2戦にはどちらも勝利できず、アウェイで0-2完敗、ホームでも1-1ドローに終わっています。
トルコ戦での計3失点のうち、2失点がセットプレーによるもの、1失点はミスからでした。
また、グループで最下位となったモルドバ相手に2戦とも失点を喫しており、ホームでの対戦ではミスから先制点を献上し、その後なんとか逆転して2-1で辛勝したという試合でした。
このように予選では、W杯王者らしくないミスも露呈しました。
フランス代表の予選での得点王は、6ゴールをあげたFWオリヴィエ・ジルー。
次いで、ムバッペ&グリーズマン&コマンの3選手が3ゴールで続いています。
2021年4月現在リーグアン得点ランクトップ、そしてCLでもハットトリック達成のムバッペは、やはりフランス代表にとって欠かせない存在です。
フランス代表がアイスランドに4-0快勝!【ユーロ2020予選・フランスvsアイスランド】
【フランス代表】直近の試合結果
UNLではポルトガルやクロアチア相手に負けなし【親善試合ではウクライナに7ゴール大勝も、フィンランドには完敗】
※ユーロ2020予選終了後~本大会までに行った全試合 (随時更新)
日にち | H/A | 勝敗 | 結果 | 対戦国 | 種目 |
2020年 9/5 |
A | 勝 | 1-0 | ![]() |
UNL |
9/8 | H | 勝 | 4-2 | ![]() |
UNL |
10/7 | H | 勝 | 7-1 | ![]() |
親善試合 |
10/11 | H | 分 | 0-0 | ![]() |
UNL |
10/14 | A | 勝 | 2-1 | ![]() |
UNL |
11/11 | H | 負 | 0-2 | ![]() |
親善試合 |
11/14 | A | 勝 | 1-0 | ![]() |
UNL |
11/17 | H | 勝 | 4-2 | ![]() |
UNL |
2021年 3/24 |
H | 分 | 1-1 | ![]() |
W杯予選 |
3/28 | A | 勝 | 2-0 | ![]() |
W杯予選 |
3/31 | A | 勝 | 1-0 | ![]() |
W杯予選 |
6/2 | H | 勝 | 3-0 | ![]() |
親善試合 |
6/8 | H | 勝 | 3-0 | ![]() |
親善試合 |
※13試合を行い、10勝2分1敗の成績 |
※UNL=UEFAネーションズリーグ2020-21
フランス代表はユーロ2020予選終了後に13試合を戦い、うち10試合に勝利。
ネーションズリーグではポルトガル&クロアチア&スウェーデンと一緒のタフなグループに入りましたが、見事首位となり決勝ラウンドへ進出しました。
ユーロ2016決勝で敗れたポルトガルとの因縁対決には、1勝1分で勝ち越し。
さらに、2018年W杯決勝でも対戦したクロアチアには2戦2勝。
ホームでの対戦では、W杯決勝と同じ4-2というスコアで勝利を収めています。
このように、直近の国際大会決勝戦で対戦した強豪2チーム相手に3勝1分という成績を残し、手強い相手スウェーデンにも2戦2勝しています。
さらに親善試合では、現在力をつけてきているウクライナ相手に7-1という圧勝劇を見せました。
しかし、その大勝したウクライナ戦後の約1ヵ月後に行った親善試合フィンランド戦は、まさかの0-2敗戦。
2021年3月に開幕したW杯予選では、5ヵ月前に親善試合で大勝していたウクライナ相手に1-1ドローのスタート。
それでもその後の2戦ではしっかりと勝利を収め、グループ首位に立った状態でユーロ2020本大会を迎えます。