この投稿をInstagramで見る
ポーランド代表について
- ユーロ出場:4大会連続4回目
- ユーロ最高成績:ベスト8 (2016年大会)
- 最新FIFAランク:21位
ポーランド代表の直近5大会ユーロ成績
- 2000年大会:出場できず
- 2004年大会:出場できず
- 2008年大会:グループステージ敗退
- 2012年大会:グループステージ敗退
- 2016年大会:ベスト8
【ユーロ2020ポーランド代表】メンバー・日程・対戦成績・予選結果
ポーランド代表はグループステージでもっとも移動距離が多いチーム【FWレヴァンドフスキにかかる期待】
ポーランド代表は2004年大会まではユーロ出場が1度もありませんでしたが、2008年大会からは4大会連続で出場中。
最初の2大会はグループステージ敗退でしたが、前回ユーロ2016では初のベスト8進出となっており、今回ユーロ2020でもベスト8は目指したいところです。
ポーランド代表はユーロ予選、ライバルのオーストリアを抑えて首位突破。
世界的ストライカーのFWレヴァンドフスキが予選チーム最多の6ゴールを記録しており、ラトビア戦ではハットトリックを達成。
今年3月のW杯予選でもすでに2試合で3ゴールを奪っており、ユーロ2020本大会でもレヴァンドフスキの活躍がチームの結果を左右しそうです。
ユーロ2020本大会でポーランド代表はスペイン、スウェーデンらと一緒のグループとなり、スウェーデンと2位突破を争うとの見方が強め。
ただ、ポーランド代表はグループステージでもっとも移動を強いられるチームとなってしまったため、コンディション面での不安は大きくなります。
それでも、ロシアW杯に続いてグループステージ敗退は避けなければならず、32歳レヴァンドフスキがトップコンディションをキープしていられる今こそ、上位進出を果たしたいところです。
ポーランド代表としては移動面での負担が大きくなりますが、まずは前回大会に続き最低でも決勝トーナメント進出は果たさなければなりません。
ユーロ2020・ポーランド代表メンバー
この投稿をInstagramで見る
キャプテンのFWレヴァンドフスキ、GKシュチェスニー、MFジエリンスキなど選出【FWピョンテク&ミリクは負傷でメンバー外】
※2021年5月17日、ポーランド代表のユーロ2020本大会メンバー26名が発表
(FWミリクが離脱となり、25名を登録)
ユーロ2020 ポーランド代表メンバー | |||
監督:パウロ・ソウザ (ポルトガル国籍) | |||
Pos | 背番号 | 選手名 | 所属クラブ |
GK | 1 | ヴォイチェフ・シュチェスニー | ユヴェントス |
12 | ウカシュ・スコルプスキ | ボローニャ | |
22 | ウカシュ・ファビアンスキ | ウェストハム | |
DF | 2 | カミル・ピョントコフスキ | ラコフ・チェンストホヴァ |
4 | トマシュ・ケンジオラ | ディナモ・キエフ | |
5 | ヤン・ベドナレク | サウサンプトン | |
13 | マチェイ・リブス | ロコモティフ・モスクワ | |
15 | カミル・グリク | ベネヴェント | |
18 | バルトシュ・ベレシンスキ | サンプドリア | |
25 | ミハウ・ヘリク | バーンズリー | |
26 | ティモテウシュ・プハチ | レフ・ポズナン | |
MF | 3 | パヴェウ・ダヴィドヴィチ | ヴェローナ |
6 | カツペル・コズウォフスキ | ポゴニ・シュチェチン | |
8 | カロル・リネティ | トリノ | |
10 | グジェゴシュ・クリホヴィアク | ロコモティフ・モスクワ | |
14 | マテウシュ・クリヒ | リーズ・ユナイテッド | |
16 | ヤクブ・モデル | ブライトン | |
17 | プシェミスワフ・プワヘタ | ノリッジ・シティ | |
19 | プシェミスワフ・フランコフスキ | シカゴ・ファイアー | |
20 | ピオトル・ジエリンスキ | ナポリ | |
21 | カミル・ヨズヴィアク | ダービー・カウンティ | |
FW | 9 | ロベルト・レヴァンドフスキ | バイエルン・ミュンヘン |
11 | カロル・シヴィデルスキ | PAOK | |
23 | ダヴィド・コフナツキ | デュッセルドルフ | |
24 | ヤクブ・シュヴィルツォク | ピアスト・グリヴィツェ |
※試合登録のメンバーは23名
ユーロ2020・ポーランド代表の試合日程・対戦国・対戦成績
ラスト2戦は相性も悪く移動の負担もあるため、なんとしても初戦で勝ち点3がほしいポーランド代表
グループステージ (グループE) | ||
キックオフ (日本時間) |
対戦国 | 会場 (都市 / 国) |
6/15 (火) 1:00 |
![]() (FIFAランク36位) |
クレストフスキー・スタジアム (サンクトペテルブルク / ロシア) |
※スロバキア代表との対戦成績:3勝1分4敗 | ||
6/20 (日) 4:00 |
![]() (FIFAランク6位) |
エスタディオ・ラ・カルトゥーハ (セヴィージャ / スペイン) |
※スペイン代表との対戦成績:1勝1分8敗 | ||
6/24 (木) 1:00 |
![]() (FIFAランク18位) |
クレストフスキー・スタジアム (サンクトペテルブルク / ロシア) |
※スウェーデン代表との対戦成績:8勝4分14敗 |
ポーランド代表はユーロ2020の開催国に選ばれていません。
同グループのスペインが開催国に選ばれているため、第2戦スペイン戦はアウェイ戦となります。
初戦の対戦国はスロバキア代表。
過去の対戦成績ではわずかに負け越していますが、ほぼ五分の成績。
前回の対戦は0-2で敗れていますが8年前の試合なので、現チームではFIFAランク通りポーランドのほうが力で上回ります。
それでも、1点を争うような拮抗した戦いが予想されます。
ポーランド代表としてはこの試合で勝ち点3を取らないと、グループ突破への道のりが険しくなります。
第2戦の対戦国はスペイン代表。
これまで10試合戦って8敗もしている相性の悪い相手です。
しかもポーランドの1勝も40年以上前の試合で、直近は3連敗中で、なおかつ前回の対戦では0-6で大敗、前々回も0-3で敗れています。
それでもその前回の対戦は、スペインが黄金期を迎えており、ポーランドもまだ今ほどの強さがなかったころ。
現チームでは両チームの差は縮まっており、ポーランド代表としては勝ち点1獲得であれば十分に可能といった試合です。
第3戦の対戦国はスウェーデン代表。
過去の対戦成績で大きく負け越しており、さらに直近の対戦は5連敗中(うち4試合は2点差以上での敗戦)というかなり相性の悪い相手です。
とは言え、前回の対戦から17年以上たっており、現チームもお互いに拮抗しているため、十分に勝てる相手です。
ただ、スウェーデンは第2戦に続いてこのロシアで試合ができて中4日となりますが、ポーランドはスペインから長距離移動をしてきて中3日での試合。
移動面での負担では明らかにポーランド代表が不利となるため、厳しい戦いが予想されます。
この第3戦を前に勝ち点3をすでに獲得していた場合は、引き分けでも決勝トーナメント進出の可能性が高いことから、負けない戦い方が必要となるかもしれません。
ポーランド代表はこのグループ、FIFAランク通りスペイン、スウェーデンに次ぐグループ突破候補3番手との見方が強いです。
しかしスウェーデンとはほぼ差がなく、どちらが2位以内を確保するのか注目のグループとなっています。
ただ前述したとおり、ポーランド代表は不運にもグループステージ、ユーロ出場国の中で1番移動を強いられるチームとなってしまいました。
(アイルランドが開催国から外れたことにより、アイルランド開催がロシア開催へと変更)
これはポーランド代表としてはかなり痛く、とくにロシア→スペイン→ロシアと戻ってきた3戦目で、1番のライバルとなりそうなスウェーデンと対戦しなければなりません。
このことから、ポーランド代表としては初戦スロバキア戦ではなんとしても勝ち点3をつかみたいはず。
スペイン&スウェーデンは過去の対戦データでも相性の悪さが表れており、なおさら初戦では勝利必須です。
初戦で勝利できれば、「残り2戦で勝ち点1だけでもほぼ突破できる」という状況に持っていけます。
このグループでは2位以内で突破できれば、決勝トーナメント1回戦で当たるのは2位以下のチームとなるため、前回大会に続いてのベスト8進出も十分に可能です。
ポーランド代表のユーロ2020予選結果
この投稿をInstagramで見る
予選は危なげなく1位突破【レヴァンドフスキがチーム最多6ゴール】
日にち (2019年) |
H/A | 勝敗 | 結果 | 対戦国 |
3/21 | A | 勝 | 1-0 | ![]() |
3/24 | H | 勝 | 2-0 | ![]() |
6/7 | A | 勝 | 1-0 | ![]() |
6/10 | H | 勝 | 4-0 | ![]() |
9/6 | A | 負 | 0-2 | ![]() |
9/9 | H | 分 | 0-0 | ![]() |
10/10 | A | 勝 | 3-0 | ![]() |
10/13 | H | 勝 | 2-0 | ![]() |
11/16 | A | 勝 | 2-1 | ![]() |
11/18 | H | 勝 | 3-2 | ![]() |
※10戦戦い、8勝1分1敗・18得点5失点 ※グループ1位で、ユーロ2020本大会の出場権を獲得 |
ポーランド代表はユーロ予選を危なげなく1位突破しています。
この予選グループではポーランドがFIFAランクトップだったとは言え、ライバルのオーストリアには6ポイント差を、スロベニア&北マケドニアには11ポイント差をつけての出場権獲得でした。
そして予選でのポーランド代表トップスコアラーはやはり、FWレヴァンドフスキ。
アウェイでのラトビア戦では3-0で勝利したわけですが、その3得点すべてレヴァンドフスキが奪ったもので、ハットトリックを達成。
最終節スロベニア戦では見事な個人技からゴールを決めており、ポーランドのエースとしての存在感を見せつけています。
レヴァンドフスキが個人技からゴール!【ユーロ予選第10節・スロベニア戦ハイライト】
【ポーランド代表】直近の試合結果
ポーランド代表の4敗はすべて強豪相手のもの【親善試合ではユーロ2020出場国相手に負けなし】
※ユーロ2020予選終了後~本大会までに行った全試合 (随時更新)
日にち | H/A | 勝敗 | 結果 | 対戦国 | 種目 |
2020年 9/4 |
A | 負 | 0-1 | ![]() |
UNL |
9/7 | A | 勝 | 2-1 | ![]() |
UNL |
10/7 | H | 勝 | 5-1 | ![]() |
親善試合 |
10/11 | H | 分 | 0-0 | ![]() |
UNL |
10/14 | H | 勝 | 3-0 | ![]() |
UNL |
11/11 | H | 勝 | 2-0 | ![]() |
親善試合 |
11/15 | A | 負 | 0-2 | ![]() |
UNL |
11/18 | H | 負 | 1-2 | ![]() |
UNL |
2021年 3/25 |
A | 分 | 3-3 | ![]() |
W杯予選 |
3/28 | H | 勝 | 3-0 | ![]() |
W杯予選 |
3/31 | A | 負 | 1-2 | ![]() |
W杯予選 |
6/1 | H | 分 | 1-1 | ![]() |
親善試合 |
6/8 | H | – | ![]() |
親善試合 | |
※12試合を行い、5勝3分4敗の成績 |
※UNL=UEFAネーションズリーグ2020-21
ポーランド代表は2020年以降12試合行って4試合負けていますが、負けた試合はオランダ、イタリア、イングランドといういずれも強豪国でした。
親善試合ではユーロ2020に出場するフィンランド&ウクライナに勝利しており、トータルで見ると比較的良い成績と言えます。
2021年3月に開幕したW杯予選、ポーランド代表は初戦ハンガリー相手に0-2とリードされるもそこから追いつき、最終的には3-3ドローに持ち込んでいます。
第2戦で格下アンドラには快勝したものの、3戦目イングランド相手には敗れて勝ち点を奪えず。
ポーランド代表は現在4位に沈んでいる状態です。
ポーランド代表にはなんと言っても、世界的ストライカーのレヴァンドフスキがいます。
レヴァンドフスキがどれだけ得点を取れるかが、ユーロ2020でのポーランド代表の運命を大きく左右しそうです。