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ポルトガル代表について
- ユーロ出場:7大会連続8回目
- ユーロ最高成績:優勝 1回 (2016年大会)
- 最新FIFAランク:5位
ポルトガル代表の直近5大会ユーロ成績
- 2000年大会:ベスト4
- 2004年大会:準優勝
- 2008年大会:ベスト8
- 2012年大会:ベスト4
- 2016年大会:優勝
【ユーロ2020ポルトガル代表】メンバー・日程・対戦成績・予選結果
ユーロ連覇という難関に挑むポルトガル代表、予選でゴール量産のロナウドは今大会でも健在の予感
前回2016年大会のユーロで優勝したのが、このポルトガル代表。
前回大会開幕前の優勝予想オッズ、ポルトガル代表は7番手前後で優勝を予想する人は少なかったわけですが、下馬評を覆しての初優勝を成し遂げました。
そしてポルトガル代表は過去出場した7大会はいずれも決勝トーナメントに進出しており、グループステージ敗退は一度もありません。
さらにうち5大会ではベスト4入りを果たしており、前回大会ではついに初優勝を達成したというわけです。
今回ユーロ2020で目指すは連覇ですが、ポルトガル代表にとってはかなり難関と言えます。
現実的は目標はベスト4といったところでしょうか。
しかし、今大会は “死の組” とも言われるグループに入ったことと、グループステージを突破したとしても1位突破でなければ、決勝トーナメント1回戦でイングランドやベルギー、オランダといった強豪国と対戦することになる可能性が高いことから、上位進出は困難なミッションとなりそうです。
それでも、欧州の大会ではユーロ⇒UEFAネーションズリーグと現在連覇中で、今回ユーロ2020でも優勝の成し遂げられる可能性はあります。
予選ではウクライナ代表に首位突破の座を譲ったものの、2位で無事にユーロ2020本大会の出場権を獲得。
クリスティアーノ・ロナウドが予選8試合中6試合でゴールを記録しており、さらにうち2試合ではハットトリックを達成するという健在ぶり。
36歳となったロナウドですが、ユーロ2020本大会でもポルトガル代表チームを牽引する存在となりそうです。
初戦のハンガリー戦、第2戦のドイツ戦はアウェイでの戦いとなるポルトガル代表。
まず死の組を突破しなければいけないポルトガル代表にとって、初戦のハンガリー戦は是が非でも勝ち点3がほしい一戦です。
ユーロ2020・ポルトガル代表メンバー
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FW枠ではキャプテンのロナウド、FWジョタやジョアン・フェリックス&ベルナルド・シウヴァに加え、ポルトガル1部リーグ得点王のペドロ・ゴンサウヴェスもメンバー入り
※2021年5月20日、ポルトガル代表のユーロ2020本大会登録メンバー26名が発表
ユーロ2020 ポルトガル代表メンバー | |||
監督:フェルナンド・サントス (ポルトガル国籍) | |||
Pos | 背番号 | 選手名 | 所属クラブ |
GK | 1 | ルイ・パトリシオ | ウルヴァーハンプトン |
12 | アントニー・ロペス | リヨン | |
22 | ルイ・シルヴァ | グラナダ | |
DF | 2 | ネルソン・セメド | ウルヴァーハンプトン |
3 | ペペ | ポルト | |
4 | ルベン・ディアス | マンチェスター・シティ | |
5 | ラファエル・ゲレイロ | ドルトムント | |
6 | ジョゼ・フォンテ | リール | |
20 | ディオゴ・ダロト | ACミラン | |
25 | ヌーノ・メンデス | スポルティングCP | |
MF | 8 | ジョアン・モウティーニョ | ウルヴァーハンプトン |
10 | ベルナルド・シウヴァ | マンチェスター・シティ | |
11 | ブルーノ・フェルナンデス | マンチェスター・ユナイテッド | |
13 | ダニーロ・ペレイラ | パリ・サンジェルマン | |
14 | ウィリアム・カルヴァーリョ | ベティス | |
16 | レナト・サンチェス | リール | |
17 | ゴンサロ・ゲデス | バレンシア | |
18 | ルベン・ネヴェス | ウルヴァーハンプトン | |
19 | ペドロ・ゴンサウヴェス | スポルティングCP | |
24 | セルジオ・オリヴェイラ | ポルト | |
26 | ジョアン・パリーニャ | スポルティングCP | |
FW | 7 | クリスティアーノ・ロナウド | ユヴェントス |
9 | アンドレ・シウヴァ | フランクフルト | |
15 | ラファ・シウヴァ | ベンフィカ | |
21 | ディオゴ・ジョタ | リヴァプール | |
23 | ジョアン・フェリックス | アトレティコ・マドリード |
※試合登録のメンバーは23名
ユーロ2020・ポルトガル代表の試合日程・対戦国・対戦成績
ポルトガル代表、初戦ハンガリー戦で勝ち点3を獲得できないとグループステージ敗退も?
グループステージ (グループF) | ||
キックオフ (日本時間) |
対戦国 | 会場 (都市 / 国) |
6/16 (水) 1:00 |
![]() (FIFAランク37位) |
プスカシュ・アレーナ (ブダペスト / ハンガリー) |
※ハンガリー代表との対戦成績:9勝4分0敗 | ||
6/20 (日) 1:00 |
![]() (FIFAランク12位) |
アリアンツ・アレーナ (ミュンヘン / ドイツ) |
※ドイツ代表との対戦成績:1勝3分6敗 | ||
6/24 (木) 4:00 |
![]() (FIFAランク2位) |
プスカシュ・アレーナ (ブダペスト / ハンガリー) |
※フランス代表との対戦成績:6勝2分19敗 |
ポルトガル代表はユーロ2020開催国に選ばれいません。
グループステージ対戦国のハンガリー&ドイツが開催国に選ばれているため、この2戦はアウェイ戦になります。
初戦の対戦国ハンガリー代表とは前回ユーロのグループステージでも対戦しており、そのときは点の取り合いの末3-3のドロー決着でした。
その後ロシアW杯予選でも対戦があり、このときは2戦2勝とどちらも勝利。(ホーム3-0・アウェイ1-0)
ポルトガル代表はハンガリーとの相性は良く、過去の対戦13試合で一度も負けがありません。
アウェイ戦とはいえ、このハンガリー戦がグループの中では一番勝ち点3獲得を計算しやすい相手であることは間違いありません。
第2戦の対戦国ドイツ代表とは相性が悪く、過去に1度しか勝利したことがありません。
その1勝も20年以上前の試合で、直近の4試合はすべて公式戦での対戦でしたが、いずれも敗れています。
前回の対戦は2014年ブラジルW杯で、0-4の完敗。
現在本調子とは言えないドイツ相手ですが、アウェイ戦ということもあり、厳しい戦いが予想されます。
このドイツ戦では「最低でも勝ち点1」が求められます。
第3戦の対戦国フランス代表とは過去に27回対戦がありますが、19敗と大きく負け越しています。
ポルトガル代表は直近でもフランスとの対戦は多くあり、2014年以降5度も対戦しています。
その5度の中で勝利した試合というのが前回ユーロ2016の決勝戦(ポルトガルが延長戦で1-0勝利)であり、さらにさかのぼって言うならば、過去40年間で唯一勝利した試合というのが、この試合だったわけです。
前回ユーロで勝利するまでは、11戦にわたってフランス戦での勝利がありませんでした。
その後は去年2020年にも対戦して1分1敗と負け越しており、やはり対戦成績ではフランスのほうに分があります。
このフランス戦でも「最低でも勝ち点1」といった戦いになるでしょう。
上記のように、ポルトガル代表にとってドイツ&フランスは苦手な相手ということで、ハンガリー戦で勝利を逃してしまうようだと、ユーロ初のグループステージ敗退もあり得ます。
2位以内に入れれば無条件でグループ突破ですが、ポルトガル代表にとっては3位突破も考えなければいけないグループということで、仮に3位となった場合でも決勝トーナメントへ進むために「勝ち点4」はほしいところです。
そのためにはやはりハンガリー戦がとても重要で、仮にここで引き分け以下だった場合、ドイツ戦かフランス戦どちらかで勝利が必要となり、難しい状況に追い込まれます。
(前回ユーロではグループステージ3戦すべて引き分けで決勝トーナメントへ進出しその後王者まで登りつめましたが、これは非常にレアなケース)
しかしながら、ポルトガル代表のグループFは2位突破でも決勝トーナメント1回戦でグループD1位(イングランドの可能性が高い)との対戦となるので、2位or3位突破だといきなり厳しい相手との戦いとなる可能性が大。
ポルトガル代表は前回王者なので、今回ユーロ2020でも目標は優勝となってくるわけですが、連覇は困難と言えそうです。
ポルトガル代表のユーロ2020予選結果
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予選ではウクライナに首位突破の座を譲るも、ロナウドは2度のハットトリック
日にち (2019年) |
H/A | 勝敗 | 結果 | 対戦国 |
3/22 | H | 分 | 0-0 | ![]() |
3/25 | H | 分 | 1-1 | ![]() |
9/7 | A | 勝 | 4-2 | ![]() |
9/10 | A | 勝 | 5-1 | ![]() |
10/11 | H | 勝 | 3-0 | ![]() |
10/14 | H | 負 | 1-2 | ![]() |
11/14 | H | 勝 | 6-0 | ![]() |
11/17 | A | 勝 | 2-0 | ![]() |
※8戦戦い、5勝2分1敗・22得点6失点 ※グループ2位で、ユーロ2020本大会の出場権を獲得 |
ユーロ2020予選で2引き分けスタートとなったポルトガル代表ですが、その後3試合目以降は、敗れたウクライナ戦以外は全勝。
ウクライナ代表&セルビア代表との2枠を争う展開となった予選グループですが、ウクライナには負け越して首位突破の座を譲ったものの、セルビアには勝ち越して2位突破でユーロ2020出場権を獲得しました。
予選では、絶対的エースのFWクリスティアーノ・ロナウドが3節以降6試合連続ゴール。
うちリトアニア戦の2試合ではハットトリックも達成しており、アウェイでのリトアニア戦では4ゴールを奪っています。
予選で合計11ゴールをマークしたロナウドは、予選全選手の得点ランクで2位タイ。
まだまだ衰え知らずのロナウドはユーロ2020本大会での活躍も期待されており、タフなグループを突破するためには間違いなく欠かせない存在です。
C・ロナウドがポルトガル代表であげたゴール集
🇵🇹 Your favourite @Cristiano Ronaldo goal❓
He turns 36 today 🥳🎂#EURO2020 | @selecaoportugal pic.twitter.com/dn9U9kdED3
— UEFA EURO 2020 (@EURO2020) February 5, 2021
【ポルトガル代表】直近の試合結果
UNLのクロアチア&スウェーデン相手には2戦2勝、敗戦もフランス戦の1敗のみ
※ユーロ2020予選終了後~本大会までに行った全試合 (随時更新)
日にち | H/A | 勝敗 | 結果 | 対戦国 | 種目 |
2020年 9/5 |
H | 勝 | 4-1 | ![]() |
UNL |
9/8 | A | 勝 | 2-0 | ![]() |
UNL |
10/7 | H | 分 | 0-0 | ![]() |
親善試合 |
10/11 | A | 分 | 0-0 | ![]() |
UNL |
10/14 | H | 勝 | 3-0 | ![]() |
UNL |
11/11 | H | 勝 | 7-0 | ![]() |
親善試合 |
11/14 | H | 負 | 0-1 | ![]() |
UNL |
11/17 | A | 勝 | 3-2 | ![]() |
UNL |
2021年 3/24 |
H | 勝 | 1-0 | ![]() |
W杯予選 |
3/27 | A | 分 | 2-2 | ![]() |
W杯予選 |
3/30 | A | 勝 | 3-1 | ![]() |
W杯予選 |
6/3 | A | 分 | 0-0 | ![]() |
親善試合 |
6/9 | H | 勝 | 4-0 | ![]() |
親善試合 |
※13試合を行い、8勝4分1敗の成績 |
※UNL=UEFAネーションズリーグ2020-21
ポルトガル代表はここまで13試合のうち8勝と、まずまずの成績。
UEFAネーションズリーグでは、クロアチア代表&スウェーデン代表との対戦で4戦全勝。
あまり実力差もなくユーロ2020にも出場するチーム相手に、しっかり勝利を収めています。
しかし、ユーロ2020本大会でも対戦するフランス代表相手には1分1敗と勝てず、ネーションズリーグのベスト4進出もフランスに譲っています。
2021年3月に開幕したW杯予選、ポルトガル代表は格下アゼルバイジャン&ルクセンブルクには勝利。
ライバルとなるセルビア相手にはラストプレーでの得点がノーゴール判定となったものの、グループ首位の状態でユーロ2020本大会を迎えます。
直近の試合結果を見てみても、ユーロ2020でのポルトガル代表連覇に期待は持てる結果となっています。