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ロシア代表について
- ユーロ出場:5大会連続12回目
- ユーロ最高成績:優勝 1回 (1960年大会) ※ソビエト連邦時代
(ロシア代表としての最高成績:2008年大会ベスト4) - 最新FIFAランク:38位
ロシア代表の直近5大会ユーロ成績
- 2000年大会:出場できず
- 2004年大会:グループステージ敗退
- 2008年大会:ベスト4
- 2012年大会:グループステージ敗退
- 2016年大会:グループステージ敗退
【ユーロ2020ロシア代表】メンバー・日程・対戦成績・予選結果
ロシア代表出場51試合で29得点のFWジュバなど、ほぼ国内組の結束力でユーロ2008の再現を狙う
5大会連続の出場を果たしたロシア代表。
ソビエト時代において記念すべき第1回大会で優勝してますが、それも遠い昔のことで、“ロシア代表” になってからは2008年大会のベスト4が最高成績です。
その後は2大会連続でグループステージ敗退に終わっており、今回ユーロ2020では3大会ぶりにグループステージ突破を目指します。
予選ではベルギーとの2戦には惨敗したものの、その他の試合は全勝。
チームのエースでありキャプテンのFWジュバが予選で9ゴールを決め、ロシア代表の本大会出場に大きく貢献。
ユーロ2020本大会では予選に続いてベルギーと同組になって初戦で対戦することとなり、スタートは厳しいものになると予想されます。
ユーロ2008ではFWアルシャヴィンという世界的選手もいましたが、現ロシア代表にそのような選手はいません。
それでも、点取り屋のFWジュバは代表50試合で29ゴールをあげており、出場すれば半数以上の試合でゴールを決められる得点力の高さを持っています。
ジュバを含めたほとんどの選手が国内組メンバーですが、結束力を武器に、ユーロ2008の再現を狙います。
ユーロ2020・ロシア代表メンバー
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キャプテンの点取り屋FWジュバ(ゼニト)やMFチェリシェフ(バレンシア)など選出【海外組は4名のみ】
※2021年6月2日、ロシア代表のユーロ2020本大会登録メンバー26名が発表
ユーロ2020 ロシア代表メンバー | |||
監督:スタニスラフ・チェルチェソフ (ロシア国籍) | |||
Pos | 背番号 | 選手名 | 所属クラブ |
GK | 1 | アントン・シュニン | ディナモ・モスクワ |
12 | ユーリ・デュピン | ルビン・カザン | |
16 | マトヴェイ・サフォノフ | クラスノダール | |
DF | 2 | マリオ・フェルナンデス | CSKAモスクワ |
3 | イゴール・ディヴェイェフ | CSKAモスクワ | |
4 | ヴヤチェスラフ・カラヴァエフ | ゼニト・サンクトペテルブルク | |
5 | アンドレイ・セミョノフ | アフマト・グロズヌイ | |
13 | フョードル・クドリャショフ | アンタルヤスポル | |
14 | ゲオルギ・ジキヤ | スパルタク・モスクワ | |
24 | ロマン・エフゲニエフ | ディナモ・モスクワ | |
MF | 6 | デニス・チェリシェフ | バレンシア |
7 | マゴメド・オズドエフ | ゼニト・サンクトペテルブルク | |
8 | ドミトリ・バリノフ | ロコモティフ・モスクワ | |
11 | ロマン・ゾブニン | スパルタク・モスクワ | |
15 | アレクセイ・ミランチュク | アタランタ | |
17 | アレクサンドル・ゴロヴィン | ASモナコ | |
18 | ユーリ・ジルコフ | ゼニト・サンクトペテルブルク | |
19 | リファト・ジェマレトディノフ | ロコモティフ・モスクワ | |
20 | アレクセイ・イオノフ | クラスノダール | |
21 | ダニイル・フォミン | ディナモ・モスクワ | |
23 | ダレル・クジャエフ | ゼニト・サンクトペテルブルク | |
25 | デニス・マカロフ | ルビン・カザン | |
26 | マクシム・ムヒン | ロコモティフ・モスクワ | |
FW | 9 | アレクサンドル・ソボレフ | スパルタク・モスクワ |
10 | アントン・ザボロトニー | ソチ | |
22 | アルテム・ジュバ | ゼニト・サンクトペテルブルク |
※試合登録のメンバーは23名
ユーロ2020・ロシア代表の試合日程・対戦国・対戦成績
初戦ベルギー戦では引き分けも難しいとされるが、フィンランド戦に勝利できれば突破のチャンスは十分あり
グループステージ (グループB) | ||
キックオフ (日本時間) |
対戦国 | 会場 (都市 / 国) |
6/13 (日) 4:00 |
![]() (FIFAランク 1位) |
クレストフスキー・スタジアム (サンクトペテルブルク / ロシア) |
※ベルギー代表との対戦成績:0勝2分5敗 | ||
6/16 (水) 22:00 |
![]() (FIFAランク 54位) |
クレストフスキー・スタジアム (サンクトペテルブルク / ロシア) |
※フィンランド代表との対戦成績:4勝0分1敗 | ||
6/22 (火) 4:00 |
![]() (FIFAランク 10位) |
テリア・パルケン (コペンハーゲン / デンマーク) |
※デンマーク代表との対戦成績:1勝0分0敗 |
ロシア代表はユーロ2020の開催国の1つに選ばれており、初戦ベルギー戦と第2戦フィンランド戦をホームのサンクトペテルブルクにある「クレストフスキー・スタジアム」で開催することができます。
第3戦デンマーク戦は、逆にアウェイ戦となります。
初戦の対戦国はベルギー代表。
過去の対戦で1度も勝利したことがない相手で、直近でもユーロ予選で2度対戦し2度とも敗れています。
とくに、アウェイでは1-3、ホームでも1-4と点差をつけられて敗れており、今回ロシアホームでの対戦となるわけですが、厳しい戦いが予想されています。
ロシア代表としては勝ち点1を獲得できれば上出来で、負けたとしても予選のときのように点差をつけられないようにしなければなりません。
第2戦の対戦国はフィンランド代表。
過去に1度しか負けがなく、その負けも1912年の五輪でのこと。
直近2試合は2010年W杯予選での対戦で、2試合ともロシアが3-0で快勝しています。
今回10年以上ぶりの対戦となりますが、過去の対戦のように点差がつく可能性は低く、ロシアが苦戦する可能性があります。
とは言えFIFAランクではグループ最下位で初出場の相手ということで、グループ突破のためには勝ち点3以外は考えてないでしょう。
第3戦の対戦国はデンマーク代表。
過去の対戦は2012年に1度だけあり、そのときはアウェイでしたが2-0で勝利しています。
今回の対戦もデンマークホームとなりますが、9年前の対戦なのでまったくちがった展開も予想されます。
デンマークは現在好調の相手で、FIFAランクでもトップ10入りを果たしている強敵。
勝ち点1でも悪くない相手ですが、絶対に勝ち点3が必要な場合は厳しい戦いとなるでしょう。
ロシア代表の現実的な目標は、3大会ぶりにグループステージと突破すること。
しかしながら、ロシアはベルギー&デンマークに次いでグループ突破候補3番手とされており、まず2位以内に入るにはこれら2チームに割り込んでいかなくてはなりません。
ベルギーは優勝候補筆頭&FIFAランク1位でなおかつ予選でも対戦し惨敗した相手なので順位で上回るのはかなり厳しく、デンマークとの2位争いが現実的。
ロシアとデンマークともに「ベルギーに敗戦、フィンランドに勝利」といった状況で第3戦を迎えた場合、この試合の直接対決によってトーナメント行きが決まることになります。
もし、デンマーク戦に勝たないと2位以内は消滅する状況だとしても、すでに勝ち点3を獲得しているのであれば、引き分けでも3位で突破できる可能性は高まります。
トーナメントへ進出すれば、ユーロ2008のように飛躍を遂げることも可能なチームであります。
ロシア代表のユーロ2020予選結果
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ベルギー相手には2戦とも惨敗も、それ以外の試合は全勝を達成
日にち (2019年) |
H/A | 勝敗 | 結果 | 対戦国 |
3/21 | A | 負 | 1-3 | ![]() |
3/24 | A | 勝 | 4-0 | ![]() |
6/8 | H | 勝 | 9-0 | ![]() |
6/11 | H | 勝 | 1-0 | ![]() |
9/6 | A | 勝 | 2-1 | ![]() |
9/9 | H | 勝 | 1-0 | ![]() |
10/10 | H | 勝 | 4-0 | ![]() |
10/13 | A | 勝 | 5-0 | ![]() |
11/16 | H | 負 | 1-4 | ![]() |
11/19 | A | 勝 | 5-0 | ![]() |
※10戦戦い、8勝0分2敗・33得点8失点の予選成績 ※グループ2位でユーロ2020本大会の出場権を獲得 |
ロシア代表はベルギー&スコットランドと出場2枠を争うという予選グループでした。
ベルギーとの2戦には歯が立たずに完敗したものの、それ以外の試合には全勝。
2位争いをすると予想されていたスコットランド相手にも2戦2勝で、ホームでは4-0と大勝しました。
キプロスなどにも取りこぼすことはなく、ベルギー戦の2試合以外は順調な戦いぶり。
スコットランドの調子がイマイチだったのもありますが、最終的に9ポイント差もつけて余裕の予選突破となりました。
ロシア代表予選トップスコアラーはFWジュバの9ゴールで、予選7ゴールだったルカク(ベルギー代表)を抑えてグループトップの記録で、予選全選手の中でも4位の得点数です。
次いで、MFチェリシェフが5ゴールをあげていますが、クラブチームのバレンシアでは出番が少なく、本大会のメンバーに選ばれるかは不透明。
ロシア代表としては、点取り屋ジュバの活躍がチームの勝敗に大きく関わってくること間違いなしです。
ユーロ2020予選「ロシア 4-0 スコットランド」ハイライト動画【ジュバが2ゴール!】
【ロシア代表】直近の親善試合結果
ネーションズリーグでは2連勝スタートも、その後はなかなか勝利できず
※ユーロ2020予選終了後~本大会までに行った全試合 (随時更新)
日にち | H/A | 勝敗 | 結果 | 対戦国 | 種目 |
2020年 9/3 |
H | 勝 | 3-1 | ![]() |
UNL |
9/6 | A | 勝 | 3-2 | ![]() |
UNL |
10/8 | H | 負 | 1-2 | ![]() |
親善試合 |
10/11 | H | 分 | 1-1 | ![]() |
UNL |
10/14 | H | 分 | 0-0 | ![]() |
UNL |
11/12 | A | 分 | 0-0 | ![]() |
親善試合 |
11/15 | A | 負 | 2-3 | ![]() |
UNL |
11/18 | A | 負 | 0-5 | ![]() |
UNL |
2021年 3/24 |
A | 勝 | 3-1 | ![]() |
W杯予選 |
3/27 | H | 勝 | 2-1 | ![]() |
W杯予選 |
3/30 | A | 負 | 1-2 | ![]() |
W杯予選 |
6/1 | A | 1-1 | ![]() |
親善試合 | |
6/5 | H | – | ![]() |
親善試合 | |
※12試合を行い、4勝4分4敗 |
※UNL=UEFAネーションズリーグ2020-21
ロシア代表は2020年以降、ここまで勝利数&引き分け数&敗戦数が一緒です。
ネーションズリーグでは実力差があまり変わらないセルビア&ハンガリー相手に勝利し開幕2連勝と好スタートを切ったものの、その後は引き分けと負けのみとなってしまいました。
とりわけ、ホームで3-1と勝利していたセルビア相手にはアウェイで0-5と大敗するショッキングな試合もありました。
2021年3月に開幕したW杯予選、ロシア代表はマルタ&スロベニアとの格下2連戦には勝利したものの、ユーロ2020にも出場するスロバキアには敗戦。
ジュバがすでに3試合で3ゴールをあげるという相変わらずの活躍ぶりで、やはりユーロ2020本大会でも得点源として期待がかかっています。
好不調の波があるロシア代表ですが、ユーロ2008のようにサプライズを起こす可能性のある不気味なチームです。